オーチャードに程近く、欧米系に人気<タングリンエリア>

シンガライフのスタッフが住むシンガポールの街を紹介するこのシリーズ。第一弾のクレメンティに続き、第二弾はタングリン。オーチャードロードに近く、利便性抜群。その上、ボタニックガーデンもあり、散歩するにはぴったり。

お洒落なレストラン、豪華な邸宅、住みやすいコンドミニアムが立ち並び、居住環境良好なのが、タングリンです。

オーチャードのすぐ北西側に位置し、オーチャード通りまでバスで10分圏内のところも多く便利なエリア。日本∙英国∙アメリカも含め、多くの大使館が点在し、欧米人の駐在員が多く居住しているエリアでもあります。

その為、西洋系の商品の品揃えが良いスーパーがあり、セレクトショップ系のお洒落なお店も多いのが特徴。閑静な高級住宅街も隣接しています。エリア中心に、ユネスコ世界遺産にも指定されているボタニックガーデンもあり、散歩やジョギングを日々楽しむ人たちが多く見かけられます。

本数の多いバスを使いこなすと便利

MRTの最寄り駅は、Orchard駅かBotanic Garden駅なりますが、オーチャード通りに近いため、バス路線が多く、こちらを駆使すると便利です。

欧米色が濃いショッピングモール

それでは、ショッピングモールを紹介して行きましょう。

フォーラム∙ザ∙ショッピングモール
フォーラム∙ザ∙ショッピングモール

オーチャード通りの北端に位置していますが、ちょうどタングリンエリアの入り口ともいえる場所にあります。こちらでは、ベビー、子ども用品から習い事まで、子どもに関連したお店がたくさん集まっています

2階にある知育玩具を販売しているPlayhao (#02-15) は、日本でも人気のキュボロを取り扱っているお店。プラスチックのおもちゃが主流の今、木で作られ、遊び方によっては成長に沿って何年も楽しめるおもちゃは子どもの創造力を育みます。

赤ちゃん用品から子ども部屋アイテムの数々が揃っているnobodinoz (#02-22)。フランスとスペインのデザインがとても可愛く素敵すぎて、あれもこれも欲しくなってしまいそうです。

その他、北欧の子ども部屋用家具屋さんや、フランスの高級子供服ボンポアンのお店なども入っています。

ウインドウショッピング? 本気のショッピング?につかれたら、
ヴィーガンアイスクリームで休憩

KIND KONES (#B1-27) は、ヘルスコンシャスの方にも、そうでない方にもおすすめです。ヴィーガンなので、動物性脂肪は使われていませんが、驚くほど滑らかな口当たりのミルク系のアイスクリームから、がっつりフルーツの、筆者が大好きなパッションフルーツアイスまで種類も豊富です。

フォーラムショッピングモールには、日本酒のセレクトが豊富な、エレガントに落ち着いた雰囲気のレストランYoshiがあります。その隣には、『隠れ家的バー』のHorse Mouth。こんな大人空間があるのも見逃せません

住所: 583 Orchard Road, S238884
Website: https://forumtheshoppingmall.com.sg/

ヨーロッパ的な雰囲気を醸し出しているタングリンモール


中央の吹き抜けの感じと程よい照明の明るさがお洒落で、ついついお茶をしたくなってしまうモール。

チェーンのお店というよりは、ここ一軒だけでお店を構えているところも多く個性的な雰囲気があり、ウインドウショッピングが楽しくなります。ディテールにこだわった服を探したい方は必見です。

タングリンモール地下1階にあるマーケットプレイスは、欧米系の食材が充実。同じ地下にあるフードコートは、お店の当たりはずれが少なく、レベルも高し!
環境にやさしい生活用品や食品を扱っている人気のScoop Wholefoods (#02-17/18)も入っています。

たまにはいつもよりちょっと高級なインド料理もいいよね

有名人も通うワンランク上のインド料理店Yantra(#01-28/33)で、人気のチキンティカバターマサラを楽しむのもおつなもの。

Mettaのカクテルは斬新でカッコイイ。冒険心をそそる大人のバー。

モールの向かい側にあるタングリンポストオフィスが入っている建物内には、人気のレディースデーメニューもある、Nassim Hill Bakeryがあります。

住所: 163 Tanglin Road, S247933
Website: https://www.tanglinmall.com.sg/

タングリンモールに隣接している
チューダーコートショッピングギャラリー

白黒の木組み風の建物がイギリス統治時代の名残を彷彿させます。

ライターこぼれ話
ボタニックガーデン東側の大通りを一本中に入ると豪邸が立ち並ぶエリアになります。豪邸の外観を拝見しながら、そして一体豪邸の中はどうなっているのだろうと妄想しつつ、ウォーキングを楽しむのもなかなかのものです。
クラニーコート(ボタニックガーデンMRT駅前)

クラニーコートは、ボタニックガーデン駅前にあるとってもこじんまりしたモールですが、フランス大使館の横にあるだけあり、お洒落なフランス系の服や小物が手に入る一押しのモールです

クラニーコートに入っている、スーパーのコールドストーレージでは、チーズの種類が豊富。今夜は、ワインとチーズでと思ったときは、ボタニックガーデン散策の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

クラニーコートの外側、ブキティマロード沿いには、ちっちゃなショップハウスが立ち並んでいます。エコを重視した食料品店、カフェ、ジュース専門店、高級食材店。ちょっと覗いてみるだけでも楽しくなるお店ばかりです。

ライターこぼれ話
チーズは、ヨーロッパで売られている値段の2倍から3倍なので、悩みながら購入する日も多々ありますが、スーパーではよく半額になっている時があります。恐れることなかれ!そういう時は、ちょうど食べ頃ですので、迷わず購入してみてください。知人のフランス人もその時を狙っていると言っています。

住所: 501 Bukit Timah Road, S259760
Website: https://www.clunycourt.com/

デンプシーヒルエリア

デンプシーヒルは、シンガポールでは言わずと知れた高級エリア。散歩しながら一軒一軒ゆっくり時間をかけて家具のお店なんかも見て回るのがおすすめです。緑の中にあるPS. cafe at Hardingは、森にいるような気分でとっても心地良い。ビストロが併設されている高級食材店のCOMO Cuisineでは、素敵な商品を見て回るのも楽しいですよ。

Huber’sはお肉屋さんとして有名ですが、お肉だけでなく、チーズやハムのカウンターも充実。良質の食材がほぼなんでも揃う優良店。BBQパーティーの具材が全て揃い、ゲストも満足間違いなしです。

虫の鳴き声が、夜のデンプシーをさらに演出

ペラナカン料理で一つ星を獲得しているCandlenutで、洗練されたシンガポールの伝統食文化を味わってみるのも良いですね。大切な記念日のお祝いに行ってみたいレストランの一つ。

その他、まるで韓国にいるような気分でBBQが頂ける正統派の韓国料理レストラン、チャングレストラン(Chang restaurant@Dempsey)や、自家醸造のビールが売りのRedDot Brewhouseで生演奏を楽しみながら大胆にがっつりバーガーを食するのもいける。開放的な雰囲気で、ビールが更に美味しく感じるはずです。
*現在、生演奏を行っているかは要確認。

休日はボタニックガーデンへ

シンガポールで唯一、2014年にユネスコ世界遺産に指定されたのが、ボタニックガーデンです。公園の楽しみ方は色々!

エクササイズしたい方は、ジョギングやウォーキングで公園を1周したり、太極拳、マットを広げてヨガ。ブートキャンプ的エクササイズもありですね。

頭をスッキリさせたい派は、フォレストウォークで森林浴をしてリフレッシュして下さい。しっかり見学したい方は、オーキッドガーデンやいくつかあるミュージアム巡りもおすすめです。

子ども達をがっつり遊ばせるなら、ジェコブ・バラスガーデンへ!

その日の気分で満喫できるボタニックガーデンはとても優秀です。
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のんびり派はカフェ直行

休日ゆ~ったり過ごしたい方は、各ゲート近くにあるカフェでブランチっていうのもありです。鳥のさえずりを聞きながら、昼間からワイングラス片手になんて最高ですね。因みに、コーナーハウスという、ミシュランの星付きレストランもあります。大切なお祝いの日のディナーにぴったり

住所: 1 Cluny Road Road, S259569
Website: https://www.nparks.gov.sg/sbg

タングリンエリアちょっとした穴場紹介!

それは、シャングリラホテルの1階にあるショップハウス。気取らなくても、気軽に美味しいサンドウィッチ、ケーキ、パンとコーヒーをテイクアウトし、併設されているテーブルエリアでゆっくりと楽しむことができますよ。値段も手ごろ!帰りには翌日の朝食用のパンも購入してみては?

学校事情 塾や習い事スクールが多い

エリア内には、インターナショナルスクールは殆どありませんが、各学校のスクールバスのサービスが充実しているので、特に困る事はないでしょう。反対に、幼児から高校生までをサポートする、塾や習い事スクールが、フォーラム、タングリンモール、ファーイーストショッピングセンターに多く入っているので、ある意味便利といえるかもしれません。
*日本人学校のスクールバスルートはご確認下さい。

低層階∙中層階のコンドミニアムが主流

30階建ての高層階のコンドミニアムは少なく、低層階6階建てから中層階15階建てくらいのコンドミニアムが多く、HDBは殆どない印象です。欧米人の割合が高いコンドも多くあります。

タングリンモール∙ナッシムヒル∙ボタニックガーデン周辺のコンドミニアムの例
Nassim Park Residences, The Nassim, 8 Napier, Nassim Regency, Cluny Park Residence

オレンジグローブロード∙スティーブンスロード周辺のコンドミニアムの例
The Orion, Shangri-La Residences, The Orange Grove, Orange Grove Residences, Nouvel 18, ARDOMORE Ⅱ, One Balmoral, The Oliv,

筆者は、低層階の戸数が少ないコンドに住みたかったので、1階でバルコニーが広く、直接プールへのアクセスができる便利な物件を選びました。当時、シンガポールに引っ越してきたばっかりだったので地理感があまりなく、中心地のオーチャードへのアクセスが簡単だったのも決め手に。

戸数が少ないことで、セキュリティーの人と顔見知りになり、何かと便宜を図ってくれる利点がありました。
建物は50mのスイミングプールを囲むコの字型、その他施設は、ジムとBBQピット2つがありました。

タングリンエリアを総合的に見ると?

〇良い点
・閑静な住宅街の近くにあることが多いので、比較的静かで環境が良い。
・学齢期の子どもを持つファミリーが多い。
・とてもインターナショナルな環境。
・散歩にとっておきのボタニックガーデンが近い。
・オーチャードまで近く何かと便利。

✕イマイチな点
・徒歩圏内にスーパーがないこともあるので、ちょこっと買い物したい時には不便。
・フードコートやレストランが徒歩圏内に少ない。
・MRT駅が隣接していない場所が多い。
・日本人コミュニティー圏内に住みたい方にはやや不向き。
・中心地なので物価が高い。

この記事を書いた人

SingaLife編集部

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