シンガポールの引越し、何から始める?<帰国退去を決めてから引越し完了まで>

シンガポールのコンドミニアムの契約は基本的に2年。そのため2年経つと、契約日の2ヵ月前には部屋のオーナーから契約を更新するかどうか、確認されることになります。

最初に日本から引越しして来た時から家族が増えたり、子どもの進学などで状況が変わり、部屋を引越しすると決断した場合に、何から手をつけて準備したらいいのか、シンガポールでの島内引越しの手続きや引越しまでの流れを紹介します。

シンガポールでの引越しを決めたら・・・

契約日の2ヵ月前※に、エージェントに意向を伝える
 
オーナーが次の入居者を探す準備期間として契約日の2ヵ月前には引越しの意向を伝えます。返事を先延ばしにすると契約日に引越しできない等トラブルの素になりかねません。また次の入居希望者のViewing(内覧)もお願いされると思います。自分の都合にあわせて曜日や時間を決めて対応しましょう。 
日本ではイメージしづらいですが、シンガポールでは退去する前、まだ住んでいるうちに入居希望者による内見が行われます。
※1年契約やひと月前に引越し意向を伝える契約になっている場合もあります。

オーナー都合で、契約満了前に退去を求められた場合

2年で契約を結んでいても、オーナーの都合で契約満了より前に退去を求められる場合も少なくありません。その場合は、基本的に住んでいる側に権利があるので、交渉をするか、違約金やその他のリクエストができる場合もあります。エージェントに相談するといいでしょう。

退去に当たってすること

◼️カーテンクリーニングとレシート保管

シンガポールでは、退去する部屋のカーテンをクリーニングしなければなりません。クリーニングをして、その際のレシートを保管すること。カーテンクリーニングには通常1週間ほどかかるため、新居と並行して契約期間を設けるのがいい。

◼️エアコン掃除のレシート保管 

四半期ごとにエアコンクリーニング業者に掃除をお願いしたレシートを提出する。シンガポールでは、150Sドルを超える修理が必要な場合は、オーナー負担になるのが一般的なので、その場合は事前に請求しておくこと。

◼️設備の修繕 

電球の入れ替え、壁や床の汚れや傷など修復できそうなものはしておくといい。退去時のチェックで切れている電球や汚れがあると、高額な修理費を請求される場合も。電球は、冷蔵庫の中・換気扇、オーブン、レンジの中もチェック。

◼️布地ソファの場合 

退去時に業者のシーツクリーニングが必須の場合もあるので注意。事前に確認しておく。

上記以外で退去時に指摘されやすい点
・クリーニングで取れないカーテン汚れ、穴など
・洗濯機の経年変色
・壁、床のカビやキズ
・水圧、水漏れ
・ドア・棚の開閉チェック
・備付家具・家電のチェック(キズ・汚れ・破れ、リモコンボタン、オンオフの動作確認)
※新居に入る時も同様の点をチェックし、あれば指摘しておく

注意点
・引越しと立ち合い確認の日は別日がベター。荷物のない状態でチェックするため。
・シンガポールでは、コンドミニアムは基本的に休祝日の引越作業はできないので、平日に実施。

シンガポールの引越しで必要な手続き

■住所変更届
勤務先、銀行、保険会社、携帯電話、インターネット関連、各種会員制サービス・団体などオンラインや窓口など、それぞれに連絡する。
■銀行
シンガポールの大手銀行(DBS、UOB、OCBCなど)のオンラインバンキング(Internet Bankingとも)でプロファイル登録、住所変更が可能。 オンラインバンキングに加入していない場合は、パスポートのコピー、現住所を証明するもののコピー(水道、ガス、電気などの料金明細)、申請フォームを銀行に郵送、または銀行に持参する。
■郵便局
転送届を出せば、20ドル/月で対応可能。
■SP Service(ガス)
前住居の方を閉め、新住居側を開設。電話やオンラインで可能。料金は日割りで指定できる。
■EP・DP・Spassの住所変更
EP、DP、Spassは就労許可保持者の居住状況と連動しているため、現住所の登録が必要。
MOMサイト:https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/employ-ment-pass/notify-mom-of-changes

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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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