シンガポール政府2021年1月1日より、1,000ドル札を発行停止に

シンガポール通貨庁(MAS)は11月3日、2021年1月1日より1000シンガポールドル紙幣の発行を中止する、と発表しました。高額紙幣を悪用したマネーロンダリングやテロ資金調達のリスクを軽減するための先制措置ということです。また、この動きは国際的な規範に沿ったものであり、世界の多くの国ではすでにこのような高額紙幣の発行を停止しています。

ヨーロッパでは、2016年に500ユーロ紙幣の発行をやめ、現在最も高額な紙幣は200ユーロ札に。アメリカでは、5000ドル紙幣を1969年に廃止し、カナダでは2000年に1000ドル紙幣を廃止に。両国では現在、紙幣の最高額は100ドルとなっています。

MASによると、発行停止後もこの紙幣は法定通貨として認められ、引き続き支払い手段としても使用できるようです。また、銀行は預託された既存の1,000ドル紙幣の再流通も継続します。

シンガポールは2014年に1万シンガポールドル紙幣の発行を中止しており、2020年12月までは、1,000シンガポールドル紙幣は、制限をかけながらも発行を続けます。

1000ドル札はカジノでは良く見かけるようです。流通が少なくなる前に手に入れたいですね!

この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

  • 帰国生のミカタ
  • SingalifeBiz