シンガポールでも孤独死。一人暮らしの高齢女性の遺体発見、最後の目撃から1年以上経過

11月23日、シンガポール東部のアンバーロードにあるコンドミニアム、ショアレジデンスで、80代の女性の遺体があるのを訪れた警察官が発見しました。遺体は、この家に住むリリー・ローさんと思われ、ローさんの最後の目撃情報は、昨年1月だといいます。

同じコンドミニアムの住民は取材に対し、ローさんはペットの犬と共に一人で生活しており、訪問する家族はいないようだった、と述べました。昨年1月、海外旅行から帰国した住民はその頃からローさんをぱったり見なくなったといいます。

2月のある時、共有エリアの廊下で「異臭」がしたものの、その異臭も数週間後には消えたといいます。また、ローさんの自宅玄関ドアの外に裁判所からの文書を含む手紙が山積みになり始めたといいます。ローさんの姿が見えなくなったことについて、コンドミニアムの管理者に報告されましたが、何も行われていないようだったとのことです。

この状況は、今年10月に、アンバーロード地区が地元の国会議員Lim Biow Chuan氏に伝えられたのちに、Lim氏が警察に通報したということです。
警察は「予備調査段階では他殺の可能性はない」と述べています。

コンドミニアムの管理者は、「今週初めに住民の1人の安否状況が危惧された為、すぐに警察に警告した」と述べました。

なぜ早く行動しなかったのかと尋ねられましたが、それ以上の詳しいことは述べられておらず、調査はまだ進行中ということです。

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SingaLife編集部

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