<インスタ投稿で発覚>シンガポールでの人数制限に違反して12人で集まったイギリス人らに罰金

8月、新型コロナウイルスが感染拡大する中、シンガポール政府が設定した屋外で集まれる人数規制に違反し、シンガポール海峡にあるラザルス島で集まった12人のうち7人に3,000シンガポールドルの罰金が科され、残りの5人にも同様の罰金刑が科される見込みです。

シンガポール政府が定めた新型コロナの規制は、異なる住居に住む人が5人以上で集まることを禁じていましたが、12人でラザルス島を訪問したようです。参加のうちの1人が、その時の写真をインスタグラムに投稿したことで発覚しました。12人のうち今一部の人には、すでに10月14日に3,000ドルの罰金が決定されていました。

今回の6人のうちシンガポール人は1人。あとの5人はイギリス人でした。6人とも年齢は30歳前後です。

裁判所の記録によると、12人の一行は8月8日午前11時、シンガポール本島からセントジョンズ島までのフェリーに乗り込みました。セントジョンズ島に着くと、橋でつながったラザルス島に行きビーチを歩きました。午後6時にシンガポール本島に帰ってくるまで様々なレジャーを漫喫したということです。

6人のうち一人がこの時の写真をインスタグラムに投稿。この写真がSNSで拡散し、多くの人々に不安を与えたと検察は主張します。

また、検察は過去にカランで12人で集まった人たちに、3,000ドルの罰金が科された事案と同様だと指摘しました。
一方の弁護側は、今回の集まりは4月から2ヶ月間続いた外出制限期間=サーキットブレーカー中ではなく、規制が緩和されたフェーズ2の中で行われたことであって、罰金はせいぜい2,500ドルだろうと主張しました。

今回の決定で、12人のうち7人に3,000ドルの罰金が科されたことになります。のこり5人は現在決定待ちです。

新型コロナ規制に違反すると、初犯の場合6カ月以下の禁錮または10,000ドル以下の罰金またはその両方が科せられます。複数回違反した場合、1年以下の禁錮または20,000ドル以下の罰金またはその両方が科せられます。

規制中に集まっただけでなく、その様子をインスタグラムに投稿してしまったことで大きくなった今回の騒動。SNSに投稿しなきゃバレなかっただろうに、という意識ではなく、規制に違反することはさけた方がいいですね。

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SingaLife編集部

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