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カワウソもシンガポールで「都会暮らし」、コロナ禍のオフィス街13匹で悠々歩く

1月11日、ペナンロードの人びとは「予期せぬ来客」に驚きました。13匹の「ビロードカワウソ」がビル街を行進するのが目撃されたのです。体が大きめの「大人カワウソ」を先頭に、カワウソ家族はフォート・カニング・パークに悠々と向かいました。周囲の人からは笑みがこぼれました。

ストレーツ・タイムズ社のYouTubeチャンネルにはその時の動画がアップされています。

実は、シンガポール国内ではカワウソはしばしば目撃されています。ムスタファ・センターの周辺、ニュートンのコンドミニアム庭先のプール、病院―などです。カワウソは東南アジア地域に分布します。「コンクリートジャングル」とも言われるシンガポールにも、街中をよく見れば川や緑はあり、ここにカワウソとの「共生」がみられるのです。

2018年、シンガポールのカワウソとの共生について、カワウソの専門家ニコラ・デュプレ博士は「模範的な形」とたたえました。デュプレ博士は「都市でこれほど多くのカワウソが住み着いているのは世界で類を見ない」と話しています。

最近は、新型コロナウイルス対策の外出制限策「サーキットブレーカー」などの影響もあり、コロナの感染拡大以前と比べると、シンガポールの街中から人や車が減っています。このことで、街中に出没するカワウソが増えたとの指摘もあります。

日本でも、カワウソは愛くるしい見た目や仕草から根強い人気があります。動物園や水族館で見ることができるほか、触れ合える「カワウソカフェ」もあるほどです。しかし、この人気ゆえに一部では1匹100万円とも言われるほど高値で取引されることもあり、スーツケースに入れて海外から日本に持ち込もうとした人が密輸で摘発された例もあります

日本アジアカワウソ保全協会のHPの報告によると、シンガポールのカワウソは人に慣れている一方で、糞の臭いなどで苦情も寄せられているようです。SNS上では、高級魚のアロワナがカワウソに食べられてしまったという悲痛な投稿もありました。

新型コロナウイルスの影響で外出はしにくい状況ですが、外に出られたとき、運がよければかわいいカワウソと会えるかも。


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