「中学3年生へ」早稲アカオーチャード校 校長 塩澤先生

入江 さくら 
入江 さくら 
中学3年の受験生、夏休みの過ごし方について教えてください。

夏を制する者が受験を制する。よきライバルと一緒に悔いがない夏を送りましょう。
中学3年生の夏はどこまで自分を追い込めるか、どれだけライバルたちに差をつけられるかがポイントとなります。朝から晩まで友人たちと塾で勉強をする時間も大切ですが、本当に差がつくのが、「自学自習の時間」です。一日24時間はみんな一緒ですが、成績に大きな差が生まれるのは、「集中している時間」をどれだけ作れるかによります。朝15分早く起きて勉強したり、バスの中で単語を覚えたり、時間を見つけては「集中している時間」を作ることに注力しましょう。

入江さくら
入江さくら
最後に勝つ子の特徴は何ですか?

・明確な目標を持っている生徒
→この学校に行きたい!ではなく、この学校で何をしたいか、どんなことをしたいか具体的なイメージがある

・良きライバルがいる生徒
→誘惑に負けそうになる時や高い壁に立ち向かうときに、良きライバル関係の友人がいる生徒は強いです。また、初めての受験勉強は長く、孤独を感じることが多いそうです。

・本人、家庭、塾の連携が取れている生徒
→勉強するのは本人ですが、現在の受験事情では周りのバックアップは必須。また、塾で我々が生徒と接する時間は週2日4時間だとすると、1週間4.8%しか接する時間はないです。家庭での様子などをぜひお伝えいただければ幸いです。

・粘り強く体力がある生徒
→部活動に向けていた時間や体力を、受験勉強に向けて猛烈に追い上げてくる生徒が毎年います。運動で鍛えた集中力、粘り強さは受験でも素晴らしい効果を発揮します!

・物事の優先順位を決められる生徒
→中学生ならばスケジュール管理は自分でやっていると思いますが、気の向くままに勉強をするよりも、今の自分に何が必要か考えて優先順位を立てましょう。特に苦手分野と克服には膨大な時間を取られますが、ここから逃げるわけにはいきません。

中学3年生では、自分で優先順位を決めて自分には何が必要かを客観的に見る力が求められ、周りに支えられながら自分の気力と体力で夏休みを乗り切るという力強いお言葉で強くなれる気がしました。
入江さくら
入江さくら

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この記事を書いた人

writer_irie

シンガポールで中学生の娘と小学生の息子を子育て中。子どもたちは日本で、自閉症の子どもたちと一緒に学ぶ混合教育の小学校に通わせて、それぞれ個性があること、人と違いがあることはいいことだということを感じてもらいました。モンテッソーリ教育、フォニックスも勉強し、シンガポールならではの教育事情にフォーカスして書いています。

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