プレイデートその後〜意識低めのわたしが、娘をインターに入れてみたら #10〜

前回の記事ではシンガポールのインターナショナルスクールに通う小一の娘のホリデー期間中に、中国人のクラスメイトと初めてのプレイデート(ママやパパは来ずクラスメイトのみ我が家でドロップオフする形)の約束を取り付けた様子についてお届けしました。

今回はプレイデートの実際の様子と、プレイデート後に発覚したおどろきの事実についてお話いたします

大盛り上がりの初プレイデート

お友達の到着予定は13時頃。娘は待ちきれず、その日は朝から「まだかなー」と繰り返すばかり。
しかし、掃除やお菓子の準備をしている間に気づけば到着予定時間に!お友達のママから連絡があり、車寄せまで迎えにいきました。

私自身、そのときが初めてのお友達ママとの対面だったのでドッキドキ。「何て挨拶しよう?」「ママも様子見がてら、我が家の前まで見に来るかな?」など考えながら、対面の時を迎えます…!しかし、そのママは手土産(※)と娘さんを私に託したあと、挨拶もそこそこに足早に去ってしまいました
(※前回の記事で海外の文化における手土産は失礼か否か、ということについて言及しましたが、今回先方からモロゾフのチョコレートをいただいたことから、私も基本的にプレイデートの際は手土産を準備するようにしました)

ママときちんと挨拶ができなかったことが少し気になりつつも、クラスメイトに会えた娘は大興奮!お友達も嬉しそうで、子どもたちは早速遊びはじめました。

具体的には、娘からクラスで流行っていると聞いたため事前に用意したジェンガや、ビーズでのアクセサリーづくり、また娘が自分の部屋を紹介したりなどして遊んでいました。でも、やはり子どもは思いっきり体を動かすのが好きなよう。一番盛り上がったのは、プールと風船あそびでした。

私にとって初プレイデートかつ、お友達にとってはママパパ抜きでのプレイデートだったため、ちゃんと楽しんでもらえるだろうか?不便な思いをしないだろうか?と心配したものの杞憂に。お友達がしっかりした性格で英語が上手なこともあり、なにかリクエストがあれば私に臆さず話してくれて、大盛り上がりでプレイデートは進行しあっという間にピックアップ時間になりました

お迎え時に判明したおどろきの事実

ピックアップ時間の17時半ごろ、お友達のママから到着のメッセージが届き、車寄せまでお友達を送りに行きました。

ママに今日のプレイデート中の写真を見せながら、「今日は二人ともとても楽しそうで、私まで幸せな気持ちになったよ!来てくれて本当にありがとう!ところであなたたちはどこに住んでいるの?」と私が英語で質問したところ、笑みを浮かべながらも口ごもるママ。

そして住んでいる場所について答えたのは娘のクラスメイトでした。また、それとともにおどろきの事実が告げられたのです。

ママは全く英語が話せないの

何ということでしょう。前回の記事にも書いたとおり、これまでのメッセージのやりとりもこなれた英語表現かつ即レスだったため、英語が本当に堪能なんだと思っていたのですが、それもすべて翻訳アプリを使っていたそう。中国人の方は翻訳の際にタイピングをせず、中国語を音声入力したうえで英語に訳すため、スピードが早いようです。(中国人に限らないかもしれませんが…)

ただ、だから初めてのプレイデートにも関わらず子どもだけをドロップオフする形にしたり、引き渡し時の挨拶もそこそこに去っていったのだな〜というのには納得。会話でのコミュニケーションはできなかったものの、お互いに今日来てくれたこと(私)&子どもをもてなしてくれたこと(お友達ママ)への感謝は笑顔で伝わったので、幸せな気持ちでお別れしました

そして解散後すぐに、そのママからメッセージが届きました。「英語が話せないので、コミュニケーションに臆してしまってごめんなさい!でも娘がとても楽しめたようで私も嬉しいです。次回よかったら我が家に来てください。夕食をごちそうします」というありがたいお声がけが!

お友達のお兄ちゃん(中学生)は英語が堪能なのできっと中国語⇔英語の通訳になれること、また筆者の夫も中国語を勉強中で初級会話くらいなら大丈夫ということで、早速日程を調整し、家族総出で2週間後にお宅におじゃますることに。また「英語が全く話せない」とはいえど、日本人によくある謙遜のような感じで、ちょっとした会話はきっとできるのだろうと思っていたのです。

…しかし、お宅に訪問後判明したのは、先方の「全く英語が話せない」というのはマジだった、ということでした。

自分も英語が苦手なくせに(いや、得意であったとしても)、人様の英語に対して云々言うのはお門違いであることは百も承知なのですが、”winter””parents”といった中学生1年生レベルの単語も通じないくらい(”mother””father”は通じました…ホッ)

しかし、お兄ちゃんの通訳や夫の初級中国語、文明の利器・Google翻訳や最後にはアルコールの力を借りてとても楽しい会になり、海外の方のお宅に訪問したのは初めてということもあり一家大興奮で家路についたのでした。

さらにありがたいことに、それ以来お互いの家を1ヶ月に一度くらいの頻度で行き来するようになり、旧正月の際には本場中国のお祝い料理を振る舞ってもらったり、娘の誕生日には我が家で寿司パーティーをしたりなど家族ぐるみの付き合いをするようになったのです。

初めてメッセージを送ったときは今でもリアルに思い出せるくらい心臓が飛び出しそうでしたが、今となっては「あのとき勇気を出してよかった」と、ありがちな言葉ですが心からそう思います

海外での人間付き合いは「他の国の文化がわからない…」「語学力に自信がない…」と不安要素もたくさんあることでしょう。しかし、だからこそ相手も同じように不安に思って二の足を踏んでいる可能性も高いもの。自分から思い切って一歩踏み出すことが大切なんだ―今回の経験をふまえて、そう実感できました。

プレイデートの連絡をしようか迷っているママ・パパのみなさん、そして気になる子にLINEを送ろうか迷っているすべてのティーンエイジャーのみなさんにとって、このエピソードが一歩踏み出すきっかけのきっかけくらいになれますように。…あれ、この連載ってこんなにスケールが大きいものだったかな…?

▲旧正月のお祝いには手作り火鍋をいただきました。辛いけどお店で食べる火鍋より油すくなめでとてもおいしかった〜!

この記事を書いた人

risako taira

2020年8月に来星したWebライター歴4年の一児の母です。初めての海外生活。シンガポールの好きなところは、夜景と辛いものが充実していること。