シンガポールのアットホームな日系ヘアサロン「toriko」女性2人のベテラン美容師がどんな髪のお悩みも解決♪

一年中湿度の高いシンガポール。生活していると、日本では気にならなかった髪のクセやうねりが気になる…といった方も多いのではないでしょうか?
実は筆者もそんな一人。日本ではしっかり乾かせば気にならない程度のクセ毛だったのが、シンガポールに来てからはどうにも髪が広がってしまい、扱いづらいのが悩みの種でした。
「縮毛矯正」という選択肢が気になりつつも、インナーカラーのためにブリーチを2回ほど繰り返していた筆者の髪では施術できないだろうと諦めていたところ…こんな私でもできる縮毛矯正があるというではありませんか!
それが、2020年10月にホーランドビレッジにて女性二人でオープンした日系ヘアサロン「toriko」のオーダーメード縮毛矯正です。

一人ひとりの髪質やクセの強度のほか、これまでのカラーの施術履歴などを丁寧にカウンセリングしたあと、それをもとに最適な縮毛矯正を提案いただけるtorikoのオーダーメード縮毛矯正。
メニューはカラーの履歴がなく、クセもそこまで気にならないけどボリュームを抑えたい方向けのアルガンオイル配合「オイルリッチリボンディング」($250)、カラーやブリーチの履歴があり、クセが気になる方向けの7つのトリートメントを配合した「TOKIOリボンティング」($420)の2種類です。
今回筆者は「TOKIOリボンディング」を施術いただきましたので、その様子をレポートします!そのほか、白髪が少し気になってきた…という方向けのハイライトや、抜け毛対策&男性にもおすすめのヘッドスパなど技術力の高いtorikoならではのおすすめメニューについても合わせてご紹介します。

オーダーメード縮毛矯正、実録レポート!
まず、筆者の施術前のBefore写真がこちらです。


表面は一見ストレートであるものの、内側のうねりがひどく髪が広がっています…さらにインナーカラーのためのブリーチを2回しているため、毛先のダメージもひどくパッサパサ。
美容師さん泣かせのかなり扱いづらい髪ですが、果たしてうまくいくのでしょうか?

今回筆者が施術いただいた「TOKIOリボンディング」は、7種類ものトリートメントを配合した髪に贅沢な縮毛矯正。スタイリストのKanakoさんによると「手触りバツグン」な縮毛矯正を実現できるということです。
それではいよいよ施術を開始!まずシャンプーを行い、そのまま1回目のトリートメントを行います。縮毛矯正の薬を塗る前に、スチームあてながらしっかりトリートメントを浸透させます。

ただ、トリートメントを入れすぎると縮毛矯正の薬の効果が弱くなるため、絶妙なバランスで浸透させることが重要だそう。美容師歴20年以上で高い技術力を持つtorikoのお二人だからこそ、信頼してお任せできます。
とても丁寧なトリートメントかつ、良い匂いとスチームのあたたかさに包まれて、まだ施術が始まったばかりだというのについウトウトしてしまいそうになる筆者。
トリートメント後、ブリーチの箇所を保護し、お薬を塗っていきます。最初のお薬は髪の芯を柔らかくし、クセの要因となる髪内部のタンパク質の結びつきを切断する働きをするそう。

Hiroeさん「薬を一度に頭のてっぺんから毛先まで塗ってしまうと、毛先までピシッとした不自然なストレートヘアになってしまいます。また、一般的に毛先の方がダメージが大きいので、髪が元気な頭頂部〜中程までをまず塗っていきます。」
たしかに「縮毛矯正」というと学生時代に流行っていた、毛先までピシっとしたストレートのイメージがありましたが、薬の塗り方を工夫することで自然な仕上がりになるようです。
薬を毛先まで塗ったあとはトリートメントを塗布して一旦流した後、さらにミスト状のトリートメントを浸透させ、ドライヤーで乾かします。
続いて、薬で髪の芯を柔らかくした後はストレートアイロンで髪をまっすぐに整え、形状記憶させていきます。

Kanakoさん「このアイロンの温度や髪の取り幅のさじ加減で、ストレートの具合も変わります。」
さらにKanakoさんによると、縮毛矯正を行っても、一週間後にはコテで巻いたりなどのアレンジもOKだそう。Kanakoさんご自身も2週間前に同じ縮毛矯正の施術をされたそうですが、毛先はキレイな巻き髪でした。
Kanakoさん「ご自身で巻くのが大変な場合は、髪のダメージにもよりますが、縮毛矯正と同じ日に毛先にだけパーマをあてる同時施術も可能です」
私自身、ふんわりとした前髪に憧れながらも前髪は直毛のためうまく巻けない&シンガポールに来てからは汗や湿気で巻いてもすぐ取れてしまうといった悩みをお話したところ、前髪にはワンカールのパーマをあてていただくことになりました。
これまで美容院でそういった提案をしてもらったことのなかった私は目からウロコ。「お客さんを第一に、お客さん一人ひとりに向き合うためにサロンをオープンした」というtorikoオープンの経緯通り、徹底的にお客さん目線でのスタイル提案に感動したのでした(後日談:施術後しばらく経っても前髪いいね!と褒められる機会が多く、嬉しい限りです♪)


アイロンでまっすぐにした後、この時点でかなりサラサラに!「ここで終了です」と言われても満足するレベルではありますが、ここからもう一つのお薬でストレートに形状記憶した髪を固定していきます。このお薬にも、トリートメントがふんだんに配合されているとのこと。

少し時間を置いて薬を洗い流したあとは、最後の工程でヘアマスクを。最後の最後まで髪に贅沢な時間です。

仕上げに、再度ミスト状のトリートメントを浸透させてヘアドライ!さらに、カットで毛先を整えます。

カットが終わり、前髪にもいい感じのパーマがかかったところで全ての工程が終わり、ついに完成です!ドキドキ…

じゃじゃーん!仕上がりのアフター画像がこちらです。

自分で言うのもなんですが、シャンプーのCMでも使えそうななめらかなストレートヘアが実現!さわってみた手触りもバツグンです。
わかりやすいようにBefore/Afterを並べてみます。


一目瞭然の、この激変ぶり!カットしたはずなのに、髪が長くなっているのはそれだけクセが伸びた証拠ですね。
後ろはこんな感じです。


私自身もこの記事を書きながら初めて自分のBefore/Afterを客観視しているのですが…「驚愕」の一言。Before画像でよく今までシンガポールの街を歩いていたな…という気持ちになってしまいます。今回はカラーは行っていないのですが、髪にツヤがでたことで自然とまとまっています。
Kanakoさんからは「縮毛矯正を行うと、半年は楽になりますよ」という嬉しいお言葉が!髪を洗ったまま何もしなくても出かけられる「ウォッシュアンドゴー」ももはや現実になりました。

今回筆者が行ったメニューは下記の通りです。
●前髪パーマ:$65
●カット:$75
カラーもおすすめ!白髪染めでもデザインが広がるハイライト
今回、筆者は施術していないのですが、torikoではカラーのメニューもイチオシです。南国シンガポールの明るい国の雰囲気に合わせて、日本で施術していたカラーよりワントーン明るくしてみる、なども素敵ですね。
特にオススメなのが「ハイライト」です。白髪が目立つようになってきてしまった、という方もハイライトを入れることで立体感のあるデザインに仕上がります。
実際のBefore/After写真はこちら!


Hiroeさん「数本の白髪が目立つようになっても、まだまだ諦めないでほしいです!またハイライトは地肌に薬を塗る必要がないので、薬に抵抗があるけどカラーに挑戦してみたいという方にもオススメです。」
男性にもおすすめ!ヘッドスパで頭皮ケア&抜け毛対策

torikoのもう一つのおすすめメニューは「ヘッドスパ」。「シンガポールに来てから、抜け毛が気になりませんか?」というKanakoさんの言葉に、「そうなんです!!!」と食いつく筆者ともう一名のSingalifeスタッフ。
Kanakoさんによると、シンガポールの水は日本の水よりフッ素を多く含んでいることから毛穴につまりやすく、抜け毛の原因となるようです。
ヘッドスパはそんな抜け毛対策としてもおすすめだそう。クレンジングジェルで毛穴の汚れを落とし、血流を促進するため、抜け毛対策につながります。また頭皮と顔は一枚の皮膚となっているため、頭皮をマッサージすることでリフトアップにも!男性にも女性にもうれしい効果です。
Kanakoさん「ヘッドスパの所要時間は約1時間です。ブローも行うため、お出かけ予定の前に1時間ほど時間を取って来店いただくのもおすすめです。ヘッドスパだけでのご予約も大歓迎です!」
シンガポールでの美容室難民を卒業して行きつけにしたいヘアサロン
美容師歴20年以上のKanakoさんとHiroeさんが、カウンセリングからトリートメント、カットやカラーなどすべての施術をマンツーマンで行ってくださるシンガポールの日系ヘアサロン「toriko」。
髪のお悩みをじっくり解決したい方にも、短い時間でささっと髪をメンテナンスしたい方にもぜひ足を運んでみてほしいヘアサロンです。
toriko hair
3 lorong liput, Holland Piazza B1-02, S277725
営業時間:10:00〜20:00
ご予約はWhatsAppで8938-1980(日本語可)
Instagram:@torikohair
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この記事を書いた人
risako taira
2020年8月に来星したWebライター歴4年の一児の母です。初めての海外生活。シンガポールの好きなところは、夜景と辛いものが充実していること。