シンガポール人がびっくりした日本の文化や習慣の特徴10選!

同じアジア圏で親日国ということもあり、日本との共通点も多いシンガポール。
しかし国によって文化や習慣、常識は異なり、日本人にとってはごくごくあたりまえでも、シンガポール人にとっては風変わりに感じる習慣があります。
そのなかでも、SingaLife編集部がシンガポール人に聞いた「日本の文化や習慣のなかで驚いたこと」をいくつかご紹介します!
【食事編】シンガポール人が驚いた日本の習慣
納豆を食べる

外国人が驚く日本食のひとつ「納豆」。見た目や臭いを理由に、納豆を絶対にトライしたくないと答える外国人は多いです。
シンガポール人に納豆を食べてもらったところ、「コーヒーの味に近い」「チョコレートに似たような味がする」などの意見が!日頃から納豆を口にする日本人からは出ない感想で興味深いですよね。
好き嫌いが分かれ外国人からは賛否両論な納豆ですが、日本人からは健康食として愛されているということもあり、海外のアジアンマーケットなどで売っているのをよく見かけます。
シンガポールでも、ドンドンドンキや明治屋などで納豆をゲットできますよ!
生卵を食べる

日本人にとって、生卵は納豆と並ぶ朝食の定番メニューのひとつ。ご飯に卵をかけるだけで食べられる「卵かけご飯」は、朝食や小腹が空いたときなどにぴったりです。
しかしシンガポールでは、生卵を食べる食習慣はありません。理由はいくつかありそうですが、食中毒を気にする反応が多いようです。
麺類を食べるときに音を立てながらすする

日本では食事は音を立てて食べないのがマナーですが、麺類は別で「ズズーッ」と音を立てながらすするのが一般的ですよね。
シンガポール人はこの習慣に驚くのだそう。シンガポールでは麺を音を立てながらすすって食べる文化がないため、どうしてわざわざ音を立てて麺類を食べるのか不思議なのだとか。
日本人が麺類を音を立てながらすすって食べるのは、歴史が関係しているのと、麺をすすってタレと空気を口に含ませることで、風味を感じることができるからなのかもしれません。
大皿料理を取り皿に移して食べる

日本では、大皿料理から直接とって口に運ぶことはNG。一度取り皿に移してから、取り皿を手に持って食べるのがマナーです。しかしシンガポールの中華系の家庭では、大皿料理からそのままとって食べることが珍しくないのだそう。
【恋愛編】シンガポール人が驚いた日本の習慣
バレンタインデーでは女性が男性にプレゼントする

日本のバレンタインデーは女性が男性にチョコレートをプレゼントするのが定番。
でもこの風習、実は日本独自のものなのです!シンガポールでは、バレンタインデーには男性が女性にプレゼントを贈るのが一般的です。
欧米もシンガポールと同じく、バレンタインデーには男性が女性にプレゼントを贈りますよね。お隣韓国は、日本と同様で女性が男性にチョコレートをプレゼントするのだそう。国によってバレンタイン事情が違うのは興味深いですよね!
ちなみに、シンガポールにはホワイトデーはありません。日本人にとっては、プレゼントを贈った側がそのお返しをもらえないのは、少し寂しいと感じるかもしれませんね。
クリスマスを恋人と過ごす

日本ではクリスマスは恋人と過ごすイメージが強いですが、シンガポールではクリスマスに家族全員が揃ってゆっくり過ごすのが一般的!
また、日本ではクリスマスにはケンタッキーフライドチキン(KFC)を食べることが定番となっていますが、これは日本独自のもの。シンガポールではターキーやローストハム、ワインなどでクリスマスをお祝いします。
【ビジネス編】シンガポール人が驚いた日本の習慣
「お疲れさま」の言葉

SingaLifeのシンガポール人スタッフに聞いたところ、職場などでよく使われるフレーズ「お疲れさまです」に少し違和感を感じたのだそう。
初めはお疲れさまの意味を「頑張ってくれてありがとう」と思っていたところ、別のニュアンスでも使われることに気づいたのだとか。
確かにお疲れさまという言葉には、ねぎらい「ごくろうさま」の意味もあれば、「また明日ね」や「おはようござます」「こんにちは」「こんばんは」といったあいさつの意味でも使われますよね。
これだけいろんなニュアンスを持つ「お疲れさま」。海外にいて、この言葉がどれだけ万能なフレーズなのかと感じる日本人も多いはず!
【その他】シンガポール人が驚いた日本の習慣
玄関で靴をそろえる

シンガポールでは日本と同様に、家の中では靴を脱ぐ家庭が多い傾向にあります。日本では玄関に上がる際に、脱いだ靴を180度回転させ、家を出る直前に靴を履きやすい方向(つま先を玄関扉)に向けるのがマナーですよね。
この光景に、SingaLifeのシンガポール人スタッフは驚いたそう。
そもそもシンガポールの住まいには、基本的に日本のような外界と室内を区切る玄関はありません。そのため、靴を脱ぐ場所は家庭によってさまざま。脱いだ靴のつま先を玄関扉のほうに向けることもなければ、靴をそろえるという習慣もないのです。
電車内の通話はNG

日本では電車内で通話をすることは失礼にあたりますよね。シンガポールでは、電車内の電話はOK!イヤホンなしで動画を視聴している人も見かけます。
ちなみに、日本の公共交通機関ではOKでもシンガポールで禁止されていることのひとつが、電車やバス内での飲食。「ついうっかり」では許されないため、気をつけたいものです。
家事労働者を雇うのが一般的ではない

共働き世帯の多いシンガポールでは、家事労働者を雇うことが一般的となっていますが、日本ではそうではありません。
シンガポールの家事労働者の多くは、インドネシアやミャンマー、フィリピンといった近隣のアジアの国々から働きに訪れています。
文化の違いを発見して人生をより豊かに!
同じアジア圏で親日国ということもあり、日本との共通点も多いシンガポールですが、さまざまな場面で文化の違いも見られます。
私たち日本人が当たり前に思っていることも、シンガポール人には珍しく映ることがたくさんあります。
習慣や文化の違いを知ることで、相手の国を知るだけでなく、自分自身や自国への理解もより深められます。違いを発見することで世界観が広がり、人生がより豊かになるではないでしょうか。
ぜひみなさんも、シンガポールやほかの国の文化・習慣の特徴について考えてみてくださいね!

この記事を書いた人
Reika
国際コミュニケーション学部在学中よりライター活動開始。オーストラリア留学中にアジア太平洋地域の国際関係学とジェンダーについて学び、シンガポールに関心を持つ。