enaシンガポール校 校長 中内先生


「目標・計画・達成が自分でどこまでできるか」


入江 さくら 
入江 さくら 
中学3年生の受験生、夏休みの過ごし方について教えてください。

日本の中学3年生の受験と大きく変わらないですね。夏休み部活をやりながらの受験勉強をするという大変なことを日本で長く見てきました。そういうことは大変なのだけれども、だからこそ、時間管理をしてスイッチの切り替えが鍛えられて勉強に集中できるといういい面があったのかなと思います。こちらは部活がなく勉強できる時間があるように思えますが、ついダラダラしてしまうというのがあります。だからこそ、目標、計画、達成、ができているか確認していく。それを塾がやるか自分でやるかだと思います。目標、計画を立てて難しいことがあれば塾の先生に相談して、解決手段を考えるということをやらなければいけません。

日本人中学校で夏休みの宿題が出ますが、塾は塾でやらなくてはいけないことを課題として与えています。中3の受験学年ではその学校と塾の課題に対する取り組みがどちらかに偏ると良くなく、どちらも疎かにしてはダメなのだと思います。それをきちんとやっていくのは大変なことだと思うので、計画を立ててそれを実行して行くこと。それがある程度自分でできないと中学生の場合は上手くいかないと思います。

入江さくら
入江さくら
最後に勝つ子の特徴は何ですか?

・良い日常生活が送れている子(親子関係・友人関係が落ち着いていると勉強に集中できます)
・自分で目標・計画・達成ができる子(上手く行かない子に対しては、誘導、助け舟を出し、アドバイスします)
・女の子→素直に聞く子(先生の言うことをよく聞いてやっていく子)
・男の子→馬力があり、やる時はやる子(エネルギッシュな感じな子)

*中学生の子を持つ親としても、思春期の子どもに勉強させるのは難しいですが、今の過程を含めて自分の人生となって行くのだと感じました。受験は第一志望に合格することが目標ですが、最後のゴールは、自分でできるようになること、という中内先生のお言葉、中学3年生の受験は自立が左右するということが発見でした。
入江さくら
入江さくら

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この記事を書いた人

writer_irie

シンガポールで中学生の娘と小学生の息子を子育て中。子どもたちは日本で、自閉症の子どもたちと一緒に学ぶ混合教育の小学校に通わせて、それぞれ個性があること、人と違いがあることはいいことだということを感じてもらいました。モンテッソーリ教育、フォニックスも勉強し、シンガポールならではの教育事情にフォーカスして書いています。

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