シンガポールで日系の整形外科に行くなら「エコー検査」で的確な治療を

「転んで怪我をしてしまった」「スポーツで捻挫をしてしまった」「腰痛や肩こりがひどい」

そんな時、シンガポールにいながら信頼できる日本人医師に相談することが出来るのが二ホンプレミアムクリニックです。今回は、整形外科医の赤井敬紀医師にお話を伺いました。

怪我や、腰痛などで骨は大丈夫そうだけど「骨以外の筋肉や靭帯はどうなっているんだろう」と思うことはないでしょうか?そんなとき、とても有用なのがエコーを使った診断です。整形外科のエコー検査についてお知らせします!



整形外科・手外科担当医
赤井敬紀医師

富山大学 医学部卒 
日本整形外科学会認定 整形外科専門医 
日本手外科学会認定 手外科専門医



小児から大人までの怪我、救急外傷、スポーツ外傷の治療やリハビリの指導、腰痛、肩こり、膝痛、しびれなどの慢性疾患の治療など幅広く対応いたします。侵襲のない超音波検査を用いて診断、痛みをとる治療を行っていきます。スポーツや日常生活での痛みに対する治療、運動療法などお気軽にご相談ください。

シンガポールにはどんな症状で来院する人が多い?

—— シンガポールでは整形外科でどのような患者さんが受診されることが多いですか?

赤井先生:デスクワークや小さいお子さんのお世話に伴う首、腰の痛みの患者さんが多いのと、もう一つは年齢を問わずスポーツによるケガや痛みの患者さんが多いのが特徴ですね。そして、最近はいわゆる四十肩など肩の痛みで来院される方がとても多いです。

—— そのような患者さんにどのような診療を行っていますか?

赤井先生:当クリニックの整形外科では、エコー(超音波)を駆使した診断、治療を積極的に行っています。日本プレミアムクリニックには、整形外科の診察室に専用のエコーが常備されており、問診、触診の後、すぐにその場で患者さんの症状を聞きながらエコーによる診断治療を行います

患部にジェルを塗り、エコーによる診察をする赤井先生。エコーの画面を見ながら患者も自分の患部を一緒に確認することができます。。筋を損傷した場合や、関節に水が溜まった場合なども視覚的に発見することが可能です。

※普段の診察では、医師はマスクを着用しています。


整形外科でエコーを取り入れたことで、様々な病態が明確になった

—— 整形外科でエコー検査をされるとは、新鮮です。レントゲンではないのですね。

赤井先生:それは患者さんからもよく言われます。整形外科ならレントゲン(X線)というイメージが強いと思います。

レントゲン検査が整形外科に重要な検査であることには違いないですが、レントゲンで得られる情報は「骨が大丈夫か?」ということを確認することがほとんどです。しかし、レントゲンで「骨に異常がないから大丈夫」とは言えません

—— レントゲンではわからない情報をエコーでは得られるのでしょうか。

赤井先生:そうですね。実は、スポーツ外傷などでは骨に異常があることはあまり多くなく、むしろレントゲンに映らない靭帯や、筋肉、腱に問題があることのほうが多いです。

また、レントゲン写真では見つけることが難しい剥離骨折などもエコーで診断できます。それらを診断するためには、エコー検査が必須の検査といえます。



実際にエコーをあててもらい、画像を確認

—— 画期的ですね!(エコーで自分の腕の筋肉の画像を見ながら)体の内部をこんなに鮮明に見ることができるなんて驚きです。筋肉や腱の断面が見えるんですね。

赤井先生:そうですね。ここが骨です。指を動かしてみてください。動いているのが筋肉ですね。患部を動かしながらリアルタイム画像を患者さんと共有しながら診察、診断を行うことができるので、病状をわかりやすく伝えることができますね。患者さんも自分の状態を直接見ることができてわかりやすいと思います。

—— 外側から的確に判断ができるとは、安心ですね。これは治療の世界では新しい流れなのでしょうか?

赤井先生:エコーを使用した整形外科診断、治療は日本でも最近かなり注目されています。当院では、かなり前からエコーを取り入れて診断治療に役立てています。腰痛でもご高齢の方以外は骨などよりむしろ筋肉や筋膜由来の腰痛が多く、それにもエコーを活用した診断、治療を行っております。


エコー検査は痛みがなく、全く無害。お子様にも安心

——整形外科でのエコー検査にはどのような利点があるのですか?

赤井先生:まず、エコーの長所はX線被曝も怖さも痛みもなく、その場ですぐできるため子供さんも含め患者さんに安心して受けていただくことができます。エコー検査は子供達にも大人気で、「今日はエコーしないの?」とよく聞かれます(笑)

あとは、経過を観察する時にも繰り返し行うことができるのが利点です。

—— エコーは治療にも使用するのですか?

赤井先生:エコーそのもので治療するわけではなく、治療の補助器具としてとても有用です。


注射治療はエコーで病変部位をしっかり確認してから。的確な治療が可能に

赤井先生:整形外科では注射治療を行うことも多いですが、腱周囲や関節に注射を行う場合などにもエコーで病変部位を確認しながら注射を打つことが可能なので、正確な位置に最小限の薬の量で注射することが可能です。



—— エコーは様々な形で、無駄なく的確に治療を行うことに役立っているのですね。

赤井先生:もちろんエコーだけではなくレントゲン、MRIなども含めて総合的に診断しますが、最も重要視しているのは患者さんの症状です。画像に異常がなくてもリハビリや運動療法も駆使しながら患者さんに痛みのない元の生活、スポーツに戻っていただくことを目標としています。

日本プレミアムクリニック(整形外科)
住所:#11–12,13,30 Medical Center,10 Sinaran Drive, S307506
最寄り駅:Novena駅
受付時間:月・火・水・金 9:00- 12:30、14:00-17:30
     木 9:00-12:30、14:00-17:30 、菊地医師・黒川医師・赤井医師のみ19時まで診療
     (尚17:30以降は時間外料金となります。)
     土 9:00-12:30
休診日:日・祝日
電話番号:6397 2002
WEBサイト

 ●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

YUKI KAMIO

singaporeが好きすぎ、散歩ばかりしているライター。趣味は建築見学。一番好きなローカルフードはローミー。ボタニックガーデンで深呼吸。

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