シンガポールに先端AI活用の無人コンビニオープン

シンガポールのコンビニエンスストア“チアース”は12月12日、東部タンピネスに位置する複合施設“アワー・タンピネス・ハブ(Our Tampines Hub)”内に、先端人工知能(AI)システムを活用した無人店舗をオープンしました。

この店舗は、利用客が初めて来店するのに先立ち、予めスマートフォンに専用アプリをダウンロードして支払い方法を登録します。入店時には、アプリ内の顔認証技術を使うか、またはQRコードをスキャン。

アプリは店内のAIシステムとリンクしており、買い物客が陳列棚から商品を手にすると、その商品が、自動的にバーチャル・ショッピングカートに追加され、
商品の代金は登録済みのクレジットカードに退店時に自動的に請求されます。そのため、支払いに際して、クレジットカードやスマートフォン、現金を取り出す必要がありません

チアースは、すでに無人キャッシュレス店舗をナンヤン・ポリテクニックとシンガポール国立大学(NUS)に開設していますが、精算時にクレジットカードやスマートフォンが不要な無人店舗は、アワー・タンピネス・ハブ店が初めてとのことです。

アプリには、複数の利用者を登録可能で、スマートフォンやクレジットカードを持っていない子どもや高齢者が、家族のアプリに顔データを記録し、アプリに登録した家族のクレジットカードを使って買い物をすることもできます。

向こう2~3カ月間は、アプリに登録できるのは、Visaカードのみですが、今後は決済アプリ“DBS PayLah!”や他のクレジットカードも追加される予定です。

なお、同店が扱っている商品は、食品・飲料295品目に上り、たばこ・アルコール類は販売していません

チアースを運営する小売り大手フェアプライス・グループは、今回採用した技術・アプリが成功を収めれば、将来的に他の系列店にも展開する可能性を示しており、夜勤シフトを中心に小売業の労働力確保が困難になるなか、無人店舗は新たな小売りソリューションとして脚光を集めそうです。

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SingaLife編集部

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