店員への人種差別的な暴言で シンガポール人の男に4千Sドルの罰金刑

店員に卑猥で人種差別的な暴言を吐く様子を動画に取られたシンガポール人のモハメド・アリ・ラムリー被告(53)に12月9日、4千Sドルの罰金刑が下されました。ラムリー被告は店員に対する嫌がらせ行為の訴因1件と民族感情を傷つけた行為の訴因1件でそれぞれ有罪を認めています。

裁判文書によると、ラムリー被告は4月17日、豆乳を買いに出掛けたがマスク未着用を理由に自宅近辺の商店3軒で入店を断られた後、午後6時頃にBlock651 61Jurong West Streetの『リリ・チェン・ミニマート』を訪れました。同店で会計をしようとしたところ、中国人店員のワンさんにより、被告がマスクをしていないことに気付かれ、接客することを拒否。これに激怒した被告は接客拒否の理由を問い詰め、恐怖を感じたワンさんは被告の行為を携帯電話で撮影し始めました。

すると、被告は複数回に渡り卑猥な言葉を叫び、人種差別的な暴言や侮蔑的なジェスチャーを繰り返して行ったということです。

この動画がオンライン上で出回り、翌18日に警察へ通報が寄せられました。

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SingaLife編集部

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