理想と現実のギャップに苦しんだら 子どもと理想を”共有”してみよう

子どもに対して「もう7歳なのに…」「女の子(男の子)なのに…」といったイライラを感じてしまうこと、ありますよね。親は、どうしてもわが子を自分の人生経験と理想という眼鏡を通して見てしまいがちです。だからつい理想と現実とのギャップに落胆し、思い通りにならないふがいなさを感じてイライラしてしまうのだと思います。

理想をもつことは、いいことです。ただし、それは子どもとお母さんとで同じ理想像を共有できている場合にのみに言えること。習いごとに対して子どもは「楽しく通いたい」だけなのに、お母さんは「レギュラー入り」にこだわっていたり、仲良しのお友だちと一緒に「地元の中学校に行きたい」と思っているにも関わらず、お母さんが塾に行かせて難関校受験を決めたり……。このようにお母さん”だけ”が決めた理想に、子どもがついていくことはむずかしいのではないでしょうか。

理想を共有するためには、まずは話し合い。子どもがどう思っているのか、何を考えているのかを聞き出します。その上でお母さんの考えを伝え、子どもの意向を考慮しながら目指したいと思える在り方を一緒に探っていきましょう。それこそが理想の親子関係といえますね。

このとき少々意見がぶつかりそうになっても、子どもの意見を否定しないように気をつけて。「あなたはそう思うのね」「応援するよ」「こういう見方もあるかもしれないよ」と声をかけながら、お母さん自身も心のなかで「その理想は誰の理想?」と自分に問いかけてみましょう。子どもが小さく、まだ話し合いが難しい場合は夫婦間で理想像を共有しておくことをおすすめします。

また、習いごとを始める前、あるいは始めたばかりのタイミングで明確な目標をもてない子どもでも、続けるうちに「もっと上手くなりたい」「試合に出たい」「評価されたい」「プロになりたい」など、子どもながらに感じることは変化していきます。理想像をともに立てることも大切ですが、まずは見守るという姿勢も忘れずにいたいものですね。

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