シンガポール、アジア太平洋地域で数少ない手頃な住宅市場:報告書

都市土地研究所(ULI)が7月9日に発表した報告書によると、シンガポールはアジア太平洋地域において、住宅価格が手頃とされる数少ない主要都市の一つであるとされた。
住宅価格の中央値と世帯年収の中央値の比率(価格対所得比率)が5未満である都市は、2024年時点で3都市のみで、シンガポールの公営住宅(HDB)、オーストラリアのメルボルン、マレーシアのクアラルンプールが該当した。
シンガポールのHDBの価格対所得比率は2024年に4.3で、価格は約US$44万(S$56万)。世帯年収の中央値は約US$10万2,000と地域で最も高かった。一方、民間住宅の価格対所得比率は16.9で、3年連続で地域最高額(平均US$170万)であった。
HDB賃貸住宅の家賃は月収の29%とULIの定義する「手頃な水準」を満たしており、民間住宅の賃料(43%)と比べても割安である。政府は供給拡大を図っており、今後3年間で5万戸を販売する予定だという。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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