来てっちゃ北九州!北九州市の多彩な魅力とグローバル挑戦都市への取り組み(北九州市×WingArc1st)
みなさんは「北九州市」をご存知でしょうか?
ものづくりや工業地帯として知られる北九州市は、大都市でありながら観光資源も豊富です。煌びやかな夜景スポットや長年にわたって愛されるご当地グルメ、豊かな自然や歴史ある文化遺産など、たくさんの見どころがあります。
2023年には北九州市政60周年を迎え、SDGsやカーボンニュートラルに向けた先進的な取組みをより一層高めています。令和6年度の新ビジョンとして、つながりと情熱と技術で、 「一歩先の価値観」を体現する グローバル挑戦都市・北九州市を策定しました。
北九州市ってどんなところ?
北九州市は、福岡県の北、九州地方最北端に位置する市で、北側は日本海の響灘、東側は瀬戸内海の周防灘に囲まれた九州の玄関口です。
北部九州地域の総称や、はたまた福岡市の一部と間違われることもありますが、全国に20ある政令指定都市の1つです。1963年に門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市の五市が合併し、九州初の政令指定都市として誕生しました。周囲を海・山・川に囲まれ、豊富な海の幸・山の幸に恵まれた、九州地方の中枢都市です。
2024年2月、世界160の国と地域のガイドブックを発行する「地球の歩き方」から、市としては全国初となる「地球の歩き方 北九州市版」が発行されました。本書は地球の歩き方国内版で史上最速の累計発行部数7万部を達成し、楽天ブックス2024年上半期ランキング部門で第1位を獲得するなど、大きな注目を集めています。「訪れるたびに新しい出会いがある唯一無二の場所」と地球の歩き方編集室を惚れ込ませた、北九州市の奥深い魅力が全400ページにわたって紹介されています。
北九州市では、新たな賑わいや成長に向けた動きが加速しています。
アクセス
シンガポールから北九州空港まで、残念ながら直行便ありませんが、シンガポールから福岡空港までは週に数本の直行便が運航されています。福岡空港から北九州市へは電車や新幹線、または高速バスで移動できます。地下鉄と新幹線を乗り継げば、最短20分です。
古くから交通の要衝として栄えた北九州市は、空港、新幹線、九州自動車道、フェリーなど交通網が発達しており、各方面からのアクセスに優れています。
北九州市の観光スポット
北九州市は、門司区・小倉北区・小倉南区・若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区の7つの行政区で構成されており、各地域に魅力的な観光スポットがあります。
●小倉北区 北九州都市圏の中核。リバーウォーク北九州、アミュプラザ小倉、チャチャタウンなどのショッピングエリアや、ギラヴァンツ北九州の本拠地ミクニワールドスタジアム北九州や小倉競馬場、小倉競輪場などでスポーツ観戦が楽しめます。新幹線の停車駅・小倉駅は九州の玄関口。 ●小倉南区 平尾台は日本三大カルストの一つで、石灰岩の独特な景観と四季折々の草花が咲き誇る草原が広がります。200を超える鍾乳洞でケイビング体験やキャンプ場でのアウトドアが楽しめる自然豊かなエリア。北九州空港は24時間利用可能で、国内線、国際線を運航しています。 ●門司区 関門海峡を一望できる展望台や、明治~昭和期のノスタルジックで趣のある建築が残る門司港レトロ地区があるエリア。対岸の下関地区との一円は観光地としてにぎわっています。 ●八幡西区 黒崎副都心地区や学園都市の折尾地区など、市全体の4分の1以上の人口が暮らすベッドタウン。大学、短期大学、高等学校等の多い学生の街。 ●八幡東区 ものづくりの街・北九州の礎を築き、ユネスコ世界文化遺産にも登録された官営八幡製鐵所の発祥の地。ライフエンターテイメント大型施設のTHE OUTLETS KITAKYUSHUでは、ショッピングやグルメが楽しめるほか、併設のスペースLABO(北九州市科学館)で科学が学べます。 ●若松区 環境学習および産業・エネルギー事業の拠点で、リサイクル産業や次世代エネルギー産業、最先端環境技術の研究開発の集積地。2025年には洋上風力発電所を開業予定。 ●戸畑区 市の中央部に位置し、若松区とは若戸大橋と若戸トンネルで結ばれています。国指定重要文化財の旧松本家住宅や北九州市立美術館などの歴史・文化施設がそろうエリア。 |
見どころスポット
北九州市の数ある見どころスポットから、今回は「夜景の街」、「グルメ発祥の街」、「映画の街」の3つをピックアップします。
夜景の街 |
北九州市は「日本新三大夜景都市」の全国1位に選出されています。皿倉山、高塔山公園、足立公園、門司港レトロ展望室、小倉イルミネーション、戸畑祇園大山笠、和布刈公園第二展望台、若戸大橋、小倉城といったバリエーション豊かな9つの「日本夜景遺産」を有し、夜になると、全国屈指の工業地帯は黄色やオレンジなど、煌びやかで幻想的な光を放ちます。
なかでも皿倉山は北九州市を代表する夜景スポットです。地上からケーブルカーやスロープカーを乗り継いでたどり着く標高622mの山頂からは、北九州市内から関門海峡までの市街地と工場群が一望できます。「100億ドルの夜景」といわれるのも納得の景観です。
また、毎週土・日曜日には、小倉港や門司港から夜景観賞定期クルーズが運航され、多くの観光客でにぎわっています。製鉄所や化学プラントを始めとする工場群や、真っ赤な若戸大橋を間近に眺めることができます。
▶北九州市の夜景の魅力(外部サイト)
グルメ発祥の街 |
北九州市は数々のグルメ発祥の地でもあります。有名どころでは、熱々の鉄板の上で食べる「八幡の焼きぎょうざ」、もっちりとした触感が特徴の「小倉の焼きうどん」、カレーとグラタンを合わせたような「門司港の焼きカレー」などがあります。
数々のご当地グルメは、観光客だけでなく、多くの地元民にも長年にわたって愛されています。
ほかにも、玄界灘や周防灘で獲れる海産物や地元育ちの和牛、日本一豊富な竹林資源から生まれる旬のたけのこなど、四季折々の食材を楽しめます。北九州市はまさに食の宝庫といえるでしょう。
▶北九州ご当地グルメ(外部サイト)
映画の街 |
北九州市は、これまで通算700本以上の作品が撮影された「ロケ地のメッカ」としても知られています。大通りを封鎖してのカーチェイスや、ド派手な銃撃シーン、大量の火薬を使った爆破シーン、長年タブーとされてきた空港のハイジャックシーンなど、難易度が高いと言われる伝説のシーンの数々が北九州市で撮影されています。市民エキストラの登録数も9千人を超え、関係機関や企業などの協力を得ながら、街ぐるみで撮影に取り組んでいます。
2023年12月には第1回北九州国際映画祭を開催し、2024年は11月1日(金)・2日(土)・3日(日)に開催日が決定しました。さまざまなイベントが開催されますので最新情報をぜひチェックしてみてください。
▶︎【公式】北九州国際映画祭 KIFF2024
北九州市出身の俳優、光石研さんが主演を務めた「逃げきれた夢」は全編が北九州で撮影され、世界3大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭に出品されました。また、本作品で光石研さんは第33回日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞を受賞されました。
いつもと一味違う旅として、北九州市のロケ地を巡るのもおもしろいかもしれません。
▶北九州フィルムコミッション(外部サイト)
武内北九州市長からのメッセージ
武内和久 北九州市長
挑戦するまち:北九州市
北九州市は、古くは城下町や宿場町、約120年前からは工業のまちとして発展、現在は、新しいチャレンジを応援する「スタートアップに優しいまち」として成長しようとしています。
工業都市のイメージが強い北九州市ですが、都市としての利便性と山や海など豊かな自然を身近に感じることができるまちです。
見どころは、日本の近代化を身近に感じることができる門司港レトロ地区や「日本新夜景三大都市」にも選定された夜景スポットの数々です。また、豊かな自然が育む新鮮な食材を使った寿司や焼うどん、焼カレー、焼ぎょうざなど、豊富で美味しいご当地グルメをご賞味いただけます。
北九州市の山、海、夜景、美食と四季折々の魅力を存分に味わってみてください。
武内北九州市長がシンガポールでトップセールス!
武内北九州市長がシンガポールに来星し、アジア最大級イベントの壇上から北九州市の魅力を存分にアピールしました。北九州市の活性化に向けた数々の活動も紹介します。
アジア最大規模のスタートアップイベントに登壇
さかのぼること2023年11月、アジア最大級のスタートアップイベント「SWITCH」の会場内において、北九州市はプロモーションイベント「Japan Entry to KKJ(Kitakyushu, Japan)」を開催しました。武内北九州市長が登壇し、北九州市の投資環境やポテンシャル、北九州市の強みである「ものづくり企業や理工系人材の集積」をアピールしたほか、スタートアップ支援の取り組みを紹介し、北九州市への進出を呼びかけました。
今回のシンガポールでの誘致プロモーションは、北九州市としては初めての試みで、ジェトロ・北九州、ジェトロ・シンガポール、シンガポール企業庁とウイングアーク1stが共同で開催しました。
北九州市×WingArc1stの取り組み
2023年7月、北九州市とデータ・エンパワーメント事業を手がけるウイングアーク1stは包括連携協定を締結しました。北九州市のものづくり産業・デジタル技術・環境への取り組みと、ウイングアーク1stのデータ活用・エコシステムの強みを活かし、地域の活性化や企業活動の活発化・ビジネス変革につなげることを目標としています。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)・GX(グリーン・トランスフォーメーション)の推進 |
北九州市は、2022年度「第1回日経自治体DX アワード」大賞、「夏のdigi田甲子園」内閣総理大臣賞を受賞し、国から「SDGs未来都市」に選定されるなど、DX、GXの取り組みを推進しています。2023年12月には「北九州GX推進コンソーシアム」を発足。カーボンニュートラルを成長の機会とする新しい産業の創出に取り組んでいます。
ウイングアーク1stはCO2排出量の算定ツール「EcoNiPass(エコニパス)」を市内の企業最大2,000社に無償提供します。
また、行政手続きデジタル化推進の一貫として、北九州市におけるデジタルインボイス標準規格「Peppol(ペポル)」の請求書受領の実証実験を開始しています。
▶北九州GX推進コンソーシアムでEcoNiPassがCO2排出量算定ツールとして2,000社に無償提供へ
▶北九州市でデジタルインボイスの実証実験を開始デジタル庁と共にPeppolによる請求書受領を2月よりスタート
スタートアップの育成支援 |
北九州市は、2020年に内閣府から「スタート アップ・エコシステム推進拠点都市」に認定され、スタートアップの支援に力を入れています。
現在、ウイングアーク1stはシンガポールのスタートアップ企業Azendianとともに北九州市で実証実験を行っています。AIを活用したデータ分析・予測により、空調設備の消費エネルギーの最適化とその実用化を目指しています。
地域密着型の地域創生モデルの確立と展開 |
「企業に選ばれる街」を目指す北九州市において、ウイングアーク1stは「地域創生ラボ」を開設し、2024年8月竣工のオフィスビル、BIZIA小倉に本格進出しました。
▶︎地域創生ラボを北九州に開設
産官学の共創による20個以上のプロジェクトで地域のDX・GXを推進する「ザ・北九州モデル」を創出
ウイングアーク1stは地域密着型で地方の ニーズや課題の掘り起こしを進めています。実証を通じて地域創生モデルを確立し、そのモデルを地方に事業展開していく方針です。
<北九州市>
Kitakyushu City(北九州市) カテゴリー:自治体 北九州市公式ホームページ 北九州市観光情報サイト |
<WingArc1st>
WingArc1st Inc.(ウイングアーク1st株式会社) カテゴリー:IT 住所:〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー 電話番号:03 5962 7400(大代表)/03 5962 7300(営業代表) ウイングアーク1st |
伝統と革新が融合する北九州市
北九州市は、環境保護や持続可能性、産業振興、都市開発などにおいて様々な先進的な取り組みを行っていますが、今回は、北九州市の基本情報や観光情報と一緒に、国際協力やグローバル展開の取り組みをご紹介しました。今後も洗練されたデジタル都市や環境都市、ひいては未来都市として大きく発展する可能性を秘めています。
そして、北九州市には元来、自然、歴史、文化、食、産業など多岐にわたる魅力があります。訪れる際は、北九州市でしか味わえない特別な時間をぜひ、体験してください。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!