シンガポール、政府直営の新マンダイ ノース火葬場と散骨庭園を開設

シンガポール政府は、死後施設の需要増加に対応するため、新マンダイ ノース火葬場および散骨庭園「セレニティ ガーデン」を8月15日に開設する。既存のマンダイ火葬場が全体の90%以上の火葬を担っている状況下、年間死亡者数の増加を見越した対応である。

政府予測では、同国死亡者数は2024年の約2万6千人から2040年には約4万人に増加する見込み。新施設は、政府直営としては2施設目、国内全体では4施設目の火葬場となる。

散骨庭園は、遺灰の散骨需要の高まりに対応するもので、利用料金はS$320。宗教的儀式は禁止されているが、隣接する祈祷所で簡易な儀式は可能である。新火葬場には6つの式場と18基の火葬炉が設置され、棺の搬送には自動車両が導入される。また、遺灰収集はセルフサービス方式が採用される。

政府は今後、タナメラやマンダイに新たな葬祭施設を検討中であり、尊厳ある葬送を支える体制の整備を継続していく方針である。


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SingaLife編集部

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