浜松グルメ&伝統工芸を体験レポート!「HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE」シンガポールJCCで開催(8/23) PR

8月23日、オーチャードのJapan Creative Centre(JCC)で「HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE in Singapore」が開催されました。
静岡県浜松市の魅力をシンガポールに紹介するこのイベントには、日本文化ファンや現地在住の日本人に加え、政府関係者やメディア、インフルエンサーも集まり、会場は終始にぎやかな雰囲気でした。うなぎや餃子などのグルメ、伝統工芸、そして音楽の街ならではの演奏まで、まさに“浜松を五感で体験できる”ひとときとなりました。
HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE in Singaporeとは?

2025年8月23日、シンガポール・オーチャードのJapan Creative Centre(JCC)で開催された「HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE in Singapore」は、静岡県浜松市が主催し、浜松の観光・グルメ・伝統工芸・文化をシンガポールで紹介する体験型イベントです。
このイベントの大きな特徴は、参加者が五感を使って浜松を体験できること。会場では、浜松の特産品の試食、ヤマハによる演奏会、遠州織物の展示やワークショップなど、多彩なプログラムが用意されていました。会場は、シンガポール在住の日本文化ファンやメディア関係者が集まり終始賑わっていました。
開会の挨拶と浜松市長のスピーチ

イベントは、JCCの河邊 章子所長による開会の挨拶からスタート。その後、中野 祐介浜松市長が登壇し、参加者に向けてスピーチを行いました。
浜松の地理や気候をはじめ、食文化や伝統工芸、お祭り、ヤマハやスズキといった世界的企業など、地域ならではの魅力を次々と紹介。会場からは「浜松に行ってみたい!」という声も上がり、参加者にとって浜松を身近に感じるきっかけとなったようです。
浜松の魅力を体験してきました!
私たちが実際に体験した、浜松の食や音楽、伝統工芸の魅力をご紹介します。
浜松の食を体験


会場では浜松グルメのお弁当が振る舞われました。参加者は、香ばしい匂いが漂ううなぎの蒲焼きや、アツアツでジューシーな浜松餃子など、浜松ならではの食文化が詰まった豪華なお弁当を試食しました。

デザートには、浜松産のみかんを使ったシャーベットやジェラートが登場。濃厚な甘みと爽やかな酸味のバランスが好評で、シンガポールの暑い日にぴったりのさっぱりとした味わいでした。
さらに、みかんジュースや日本酒、抹茶もふるまわれ、来場者はイベントを通して浜松の豊かな食文化を存分に体験することができました。
ヤマハの音楽体験

浜松発の企業・ヤマハを紹介したのは佐々貴 良智マネージングディレクター。浜松で生まれたヤマハの歩みを語ったあと、イー・ホン・シャン氏がエレクトーンでオリジナル曲を披露しました。ジャズ風のアップテンポな演奏に会場は一気に盛り上がり、音楽の街・浜松を感じられるひとときとなりました。
遠州織物の展示

会場には浜松の伝統工芸「遠州織物」の展示もあり、シャツなどの製品を実際に手に取って確かめることができました。職人の技が生み出す豊かな色合いややさしい手触りに、参加者は興味深そうに見入っていました。
遠州織物のタッセルチャーム作り

浜松の伝統工芸「遠州織物」を体験できるワークショップも大人気。HUIS(ハウス)の飯田佳奈氏が遠州織物の歴史や特徴を紹介したあと、参加者は自分好みの布を選び、タッセルチャーム作りに挑戦しました。
布を折りたたんで金具に通し、ゴムで固定するだけで、わずか5分ほどで世界にひとつのオリジナルチャームが完成。手触りや色柄を楽しみながら、自分の手を動かして遠州織物を学べる貴重な機会となりました。
HUISのものづくりのこだわり

HUISの商品は、通常の20〜30倍の時間をかけて動く「シャトル織機」で織られた生地を使っています。低速で織ることで糸に負担をかけず、高密度で丈夫な布に仕上がるのが特徴。そのため長く愛用することができ、体にやさしく馴染んでいきます。

ブースには商品とともに、シャトルや糸の展示もあり、道具や素材を眺めながら、遠州織物ができあがる過程をイメージできるようになっていました。参加者も立ち止まり、実際の布に触れながら、ものづくりの魅力に親しんでいました。
浜松のお土産

最後には「うなぎパイ」と伝統柄の手ぬぐいが参加者にプレゼントされました。日常使いできる手ぬぐいと、サクサクのうなぎパイに、参加者は笑顔で会場を後にしました。
売り切れ商品続出?伊勢丹催事でも浜松グルメが大人気

伊勢丹で開催された催事では、浜松の名産品がシンガポールでも大きな注目を集めました。中野市長も応援に駆けつけ、来場者と直接言葉を交わしながら地元や商品の魅力を紹介しました。
会場にはシンガポール在住の日本人だけでなく、多くのローカルのお客さまが訪れ、浜松ならではの味や工芸品に興味津々の様子で、午前中のうちに売り切れてしまう商品もありました。その中でも特に人気だった浜松の名産品をいくつかご紹介します。
浜松といえばコレ!定番土産のうなぎパイ

浜松といえばやっぱり「うなぎパイ」。サクサクの軽やかな食感とほどよい甘さで、昔から多くの人に愛されている定番のお菓子です。うなぎのエキスを練りこんだパイ生地を使っているため、独特の香ばしさが楽しめます。まとめ買いをする姿も多く見られ、シンガポールでも大人気でした。
おやつにもおつまみにもぴったりのうなぎいもチップス

ユニークな名前に惹かれて多くの人が足を止めていたのが、長坂養蜂場のはちみつを使った「うなぎいもチップス」。うなぎの養殖から生まれた肥料で育った「うなぎいも」を使った、浜松ならではのお菓子です。
パリッと軽い食感に、ほんのり広がるはちみつのやさしい甘さが絶妙で、おやつにもおつまみにもぴったり。手軽に持ち帰れるサイズ感も好評で、友人や家族へのお土産としても喜ばれるアイテムです。
暑いシンガポールにもぴったりの爽やかみかんゼリー

静岡の名産・三ヶ日みかんや、香り豊かなブラッドオレンジを使った「飲むゼリー」は、果実そのものを味わっているようなフレッシュさが魅力。甘みと酸味のバランスが絶妙で、子どもから大人まで幅広い世代に好評でした。冷やしていただくとさらに爽やかさが引き立ち、シンガポールの暑い気候にもぴったりの一品です。
普段使いにもギフトにも!遠州織物のハンカチや小物

浜松は、繊維産業も盛んな街として知られています。今回の催事でも、地域に根付く伝統工芸「遠州織物」を使った綿100%の雑貨が大人気でした。

ブースにはやわらかな風合いのハンカチや、食卓を華やかにしてくれるランチマットやコースターが並び、多くのお客さまが足を止めていました。中でも刺繍入りのハンカチは特に好評で、「友達や家族にも」とまとめ買いする方が目立ちました。普段使いはもちろん、ちょっとした贈り物にもぴったりのアイテムです。
浜松をもっと知りたくなる体験

「HAMAMATSU JAPAN EXPERIENCE in Singapore」は、浜松の食、音楽、伝統工芸を五感で味わえる特別なイベントでした。
会場を訪れた人々は、普段なかなか出会えない本場のうなぎや餃子の味わいに舌鼓を打ち、遠州織物に実際に触れることでその温もりや職人技の繊細さを体感。さらにヤマハの演奏を通じて“音楽の街・浜松”ならではの文化的背景を感じ取れたことと思います。
こうした多彩なプログラムを通じ、浜松を単なる観光地としてではなく、歴史・文化・産業が息づく街として深く理解するきっかけになったのではないでしょうか。イベント終了後には「実際に浜松を訪れてみたい」「本場の浜松餃子を食べてみたい」「遠州織物の工房を見学したい」といった声も聞かれました。
次の帰省や旅行の際には、ぜひ浜松を訪れ、現地でしか味わえない本物の魅力に触れてみてください。シンガポールでの体験が、その第一歩となるはずです。
施設情報
Japan Creative Centre(JCC)(ジャパン クリエイティブ センター) 住所:4 Nassim Rd, S258372 最寄り駅:Orchard駅 営業時間:通常/月〜金 09:00-16:30、展示期間中/火〜土 10:00-8:00 定休日:日祝、大使館休業日 電話番号:6737 0434 E-mail:jcc@sn.mofa.go.jp WEBサイト 浜松市 浜松市公式サイト 浜松市公式Instagram |
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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