シンガポール、ハラール認証書にQRコード導入 デジタル化で透明性向上へ

シンガポールでは、10月1日よりQRコード付きの新デザインのハラール認証書が飲食店に掲示された。この認証書をスキャンすることで、消費者は店舗の認証状況や有効期限を即時に確認できるほか、不正使用が疑われる場合には通報が可能となるリンクも表示される。

これにより、認証更新のたびに事業者が紙の証明書を交換する必要がなくなり、運用の効率化が図られる。対象は飲食店にとどまらず、家禽処理場や中央厨房施設などの他のハラール認証施設でも完全デジタル化が進められ、物理的認証書の掲示は段階的に廃止される予定である。

また、同日より外国のハラール認証機関向けに新たなオンラインポータルも開設され、これまで数か月を要していた申請手続きの迅速化が期待されている。

シンガポール イスラム宗教評議会(Muis)は、本制度の導入により国内外のハラール食品供給の信頼性と透明性が高まるとし、今後も厳格な基準の維持に取り組む姿勢を示している。

 


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SingaLife編集部

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