シンガポール、公務員にAIリテラシー研修を義務化 ガン副首相「リーダーが率先して活用を」

シンガポール政府は9月19日、全公務員に対しAIリテラシー研修の受講を義務化することを発表した。
ガン・キムヨン副首相兼通商産業大臣は、AI主導の時代において公共サービスが遅れを取らぬよう、AI活用に前向きな姿勢を示す必要があると述べ、公務員のリーダー自らが模範となり、部下にも積極的な取り組みを促すよう求めた。
現在、約15万人の公務員のうち3分の1が、内部開発されたAIアシスタント「Pair」を業務に活用しており、1万6千以上のカスタムAIボットも導入されている。ガン副首相はAIの意義ある活用と、成果向上に向けたソリューションの追求をリーダーに促し、「公務員には技術力と共に、共感と包摂性も求められる。変化の激しい時代においても信頼される統治を実現しよう」と呼びかけた。
併せて、AIとデータ分析の活用は、詐欺の早期検出やサイバー脅威への対応、オンライン有害情報への対処にも貢献すると指摘した。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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