「マスク配布機」から不正入手疑い 3事件で10人摘発、取締強化へ

シンガポール政府は、新型コロナウイルス感染防止対策で、繰り返し使用できるマスクを、自動販売機に似た「マスク配布機」を導入して住民向けに無料配布しています。身分証をかざすとマスクが出てくる仕組みです。この配布機からマスクの不正引き出しがあり、若者などの摘発が相次いでいます。警察は摘発を強化する方針です。

不正引き出し、3件10人摘発

12歳の少年を含む10代の若者8人が、テマセク財団がシンガポール国内に設置したマスク配布機から、マスク90枚を不正に取り出したとして警察の捜査を受けています。警察はこの他に2件問題を把握しそれぞれ1人ずつ捜査しています。12月11日、シンガポールの警察当局が明らかにしました。

47歳の女は不正に入手した個人情報を使って、マスク460枚をイェオ・チュ・カンコミュニティセンターに設置された自販機から取り出したとして逮捕されました。

33歳の別の女も捜査を受けています。こちらの女性はタンジョン・パガーに設置された自販機からマスク2枚を不正入手した疑いが持たれています。

警察は「現段階では3件に関連性はないと思われる。配布機に設置された防犯カメラ映像が容疑者の特定につながった」と話しています。別の居住区からも似たような被害の報告があり、警察は容疑者逮捕に向けて取締を強化するとしています。

取締強化へ

マスク自販機のあたりをうろつく怪しい人物を見かけたらすぐに連絡を」と警察は呼び掛けます。自分の分のマスクを配布機からうまく入手できない場合は、機械を設置したテマセク財団に連絡してください。

不正にマスクを入手した場合、10年以下の禁錮刑または罰金、またはその両方を科されます。個人情報を不正入手した場合は、3年以下の禁錮刑または10000シンガポールドル以下の罰金、またはその両方が科されます。

「低所得者向けクーポン」窃盗も

別の住民支援策でも不正があり、摘発が相次いでいます。先月、集合住宅の郵便受けからクーポン券を盗んだとして計55人が逮捕されたことが明らかになりました。クーポン券はシンガポールの低所得層の家計を支援するためのもので、特定のスーパーで利用することができます。

10月に150シンガポールドルのクーポン券15万セットが、対象となるシンガポール人に送られました。このうち229セットの盗難に遭っています

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SingaLife編集部

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