フルーツの王様、ドリアンを徹底紹介!シンガポールで身近でお手頃なフルーツを美味しく味わうチャンス!

日本では食べる機会の少ないドリアンなので、その味をまだ知らない方も多いのではないでしょうか。フルーツ大国のシンガポールでは、ドリアンの専門店が数多くある程ポピュラーなフルーツです。今回は、せっかくのドリアンの季節なのでドリアンの種類、ドリアンの食べられるお店、マーケットをご紹介。ドリアンについて徹底的にご紹介します。



フルーツの王様、ドリアン!

ドリアンの旬は年2回、6月~8月と、12月~1月です。お店のドリアンは、はるばる“マレーシア”の畑から運ばれてきます。鮮度が命のドリアンを最高の状態で堪能したい場合は、輸送トラックが到着する夕方6時~7時にスタンバイするのが良いそうです。食のSNSを見ていると、夜に集まってドリアンを楽しんでいる投稿が上がってきますが、こういった理由あったからですね。

「スーパーのパックで売られているドリアンと、割りたての新鮮なドリアンは風味も味も違う。」と地元の人は言っており、購入する時間(鮮度)はとても重要です。新鮮なドリアンは、甘みと苦味のバランスの良さが特徴的と言われています。また、割りたての新鮮なドリアンは、あの独特な香りが少なく、高貴な味がするとか。

ドリアンは好き嫌いがハッキリ分かれるフルーツですが、好きな人には堪らない魅力があります。


シンガポールで食べられるドリアンの豊富な種類をご紹介

ドリアンは味わいや香り、大きさなどの違う品種が、500品種以上あると言われています。ドリアン=猫山王のイメージがありますが、シンガポールでは「Golden Phoenix」や「Red Prawn」「D24」などさまざまな品種が並んでおり、それぞれに美味しさが異なります。

猫山王
特別甘くてクリーミー。外皮のとげが太く短い。 S$19~/kg

Golden Phoenix
甘すぎずあっさりしている。種が小さめ。S$18~/kg

Red Prawn
あとを引く甘さ。若干オレンジ色の果肉。

Black Thorn
濃厚でクリーミー。明るいオレンジ色の果肉。収穫時期が早め。

D13
初心者でも食べやすいあっさりめ。

D24
薄い黄色でふんわりクリーミーな食感。よく流通しているので安価。



お店でドリアンを購入する時は

店頭で新鮮で食べ頃なドリアンを食べたい場合は、ドリアン選びをお店の人にお任せしその場で割ってもらいましょう。選ぶポイントは、形が良く、綺麗なベージュ色のドリアンだそう。自分の予算を伝えると、それに合う大きさのものを測って選んでくれます。手際よく、その場で割って、鮮度が落ちないようにパッキング(密封)してくれます。

お店によっては、オリジナルのアイスなどドリアン味のデザートも売られています。ドリアン味にハマったら一度買ってみても良さそうですね。


シンガポールでおすすめのドリアンのお店4選

211 House Of Durian

「211 House Of Durian」は、Toa Payoh駅からタクシーで10分ほどのHDB(公営住宅)が立ち並ぶエリアにあり、シンガポールで1番多くの賞を受賞しているドリアン専門店です。シンガポール内限定でネット販売も。最短60分で、新鮮なドリアンを届けてくれます

新鮮なドリアンをはじめ、冷凍ドリアンやドリアンを使ったスイーツなどもあります。公式WEBサイトのライブチャット機能(※英語のみ)は、タイムリーに質問ができて便利です。

211 House of Durian(211 ハウス オブ ドリアン)
住所: Block 211 Lor 8 Toa Payoh # 01 – 21, Toa Payoh, S310211
最寄り駅:Toa Payoh駅
営業時間: 11:00-22:00
定休日:無
電話番号: 8030 6606(WhatsApp)
WEBサイト



Ah Di Dempsey Durian

デンプシーにあるドリアン店。マレーシアで取れたドリアンが夜に入荷されるため新鮮だとドリアンファンにはよく知られる有名どころです。

駐車場からお店まで歩いていると、マーケットでよく嗅ぐ匂いがしてきました。ただマーケットと違って、甘い匂いの方が強くて、全然臭くありません!!

ドリアンの種類が何種類かあったようですが、今回は2種類食べ比べすることができました。

左が猫山王、右がGolden Phoenix

Golden Phoenixは、身はすこしドロッとしていて、手で簡単にちぎることができました。実際に食べてみると甘い!クリーミー!コーヒーフレッシュを甘くした感じでした。そして有名な猫山王ですが、食べてみると想像以上に甘く感じました。Golden Phoenixよりも甘く、そして濃厚でした。

個人的な感想ですが、Golden Phoenixの方が(猫山王よりあっさりしている)甘すぎず、種が小さかったので食べやすい印象でした。

Ah Di Dempsey Durian
住所:7 Dempsey Road, Dempsey Hill off Holland Road, S249671
最寄駅:Napier駅
営業時間:15:00-24:00(※7月の時間です。月によって異なります)
定休日:無
電話番号:9018 2853
Instagram
Facebook



Pang Zi Durian Dessert & Ice Cream House

引用:Pang Zi Durian

一年中ジェラートやムースなどのドリアンデザートを提供しているお店で、シーズン中は猫山王、D24、GoldenPhonixなどいくつかの種類を並べています。

マーケットやホーカーと違い、涼しくて清潔感溢れる店内で味わえるのもお店で提供してくれる魅力の一つ。kg単位の価格表をみて、予算に合った大きさ、種類をオーダー可能です。事前予約もできるのでインスタをチェック!

引用:Pang Zi Durian

Pang Zi Durian Dessert & Ice Cream House
住所:492 Jurong West Street 41, #01-18 Beside Giant, S640492
最寄駅:Lakeside駅
営業時間:8193 9559
定休日:無
電話番号:月~木 12:00-22:30、金土曜 12:00-24:30
Instagram
Facebook



99 Old Trees Durian

引用:99 Old Trees Durian

猫山王、D24、Tekkaだけでなく多種類のドリアンを新鮮な状態で提供してくれる99 Old Trees Durian。マレーシアのドリアン農場と契約しているため、安価なのが嬉しいポイント。OutramPark駅近くに店舗を構え、デリバリー、セルフピックアップなども選択でき、シンガポールのどこでも運んでくれます。

自社デザートのドリアンアイスクリーム、チェンドル、ムース風のクリーミーなスティンキーボールはD24ドリアンを使用した看板デザートです。創業者仲間と頻繁に更新されているインスタグラムにも注目を。

99 Old Trees Durian
住所:1 Teo Hong Rd, S088321
最寄駅:OutramPark駅
営業時間:12:00-21:00
定休日:無
電話番号: 9822 2495
WEBサイト
Instagram



匂いが気になる方におすすめ「Fairy Port」

強烈な匂いを持っているドリアン。シンガポールでドリアンを楽しみたくても、またはドリアンが好きでも、匂いでためらいがちという方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが「Fairy Port」。Fairy Portのオンライン購入なら、ドリアン持ち込み厳禁の公共交通機関を使用せずに、ドリアンを手に入れることができます。

ドリアンのパッキングに非常にこだわっており、美味しさと匂いをバッチリ閉じ込めているため、匂い漏れを気にすることなく保管することができるのも魅力です。

また、ドリアンの風味を楽しむことができるデザートなども取り揃えているので、ドリアンの挑戦には勇気が出ない方も気軽にドリアン風味をお試しいただけます。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。




ドリアンの持ち運びには注意が必要

シンガポール在住の方はご存知のように、ドリアンは強い香りを放つため、持ち込むとルール違反となってしまう場所が結構あります。ホテルやレストラン、MRT(地下鉄)では禁止の表示をよく見かけます。罰則にひっかからないように、持ち込みは控えるようにしましょう。


旬のドリアンを美味しく食べよう!

あんなに臭いが気になって食べられないと思っていたドリアンも、採れたてのドリアンは上品なクリーム感、パンチの効いた果実味、その奥に広がる焦がしカラメルのような苦味までもが癖になってしまう味わいだと気づいた筆者。

食べられないかも、と思っている方も一度鮮度の高いドリアンを食べれば、ドリアンの美味しさに目覚めるかもしれません!

筆者とドリアン仲間のとっておきの食べ方としては、チキンライスとドリアンを一緒に味わうという方法。ドリアンの奥底にある玉ねぎのような風味が惣菜感を出してくれ、ドリアンとチキンライスの相乗効果で食べるハードルが低くなります。ぜひドリアンを一度食べたいと思っている方、違う食べ方で味わいたい方はお試しあれ!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!

この記事を書いた人

Natalie

駐在4ヵ国目、2児の母。 日本で旅行情報誌の制作・編集を経て、在住国の海外邦人向け情報誌のライターへ。 お値打ちで美味しいもの、安く手に入る雑貨などを好むプチプラ・ラバー。激辛激甘に目がない。推しのKPOPを聴くこと、ドラマや映画を観ること、ゴミ拾いが趣味。

  • 帰国生のミカタ
  • SingalifeBiz