セントーサ島のホテル2軒、安全管理措置の違反で1か月間新規予約停止
シンガポール観光庁(STB)は12月21日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための客同士の安全な距離を維持する措置に違反したとして、ビーチ・ヴィラ(Beach Villas)とエクアリウス・ホテル(Equarius Hotel)に新規予約を停止するよう命じました。期間は、12月22日から1月21日までの1か月間です。しかし、すでに予約済みの場合はそのまま宿泊できます。
STBによりますと、12月21日時点でホテルやホステル10軒がゲストの入退場や連絡先の詳細記録などの安全管理措置に違反したとして罰金が科されました。
2階建てのビーチ・ヴィラでは10月10日、4人の宿泊予約だったのにもかかわらず、部屋に15人以上が集まっていたことが発覚。現時点では、同じ家に住んでいる人でない限り、どの客室でも宿泊できる人数は5人以下に制限されています。同ホテルは、ゲストの体温チェックや濃厚接触者を追跡するための入退場記録システムを導入していなかったとのことです。
これとは別に、11月17日、エクアリウス・ホテルの客室に16人が集まっているのが発見されました。予約していたのは16人のうち3人のみでした。
新型コロナウイルス暫定措置法(Covid-19 (Temporary Measures))によりますと、初犯は最高10,000シンガポールドルの罰金もしくは最長6か月の禁固刑、またはその両方が科せられます。再犯の場合は、最高20,000シンガポールドルの罰金か最長12か月の禁固刑、またはその両方が科せられる場合があります。
STBは、安全管理措置の違反を極めて重く受け止めており、「違反者に対し執行措置をとることを躊躇しない」としています。
STBは12月1日、ホリデーシーズンを考慮して安全管理措置に次の項目を追加しました。ゲストは客室へ入る訪問者を到着前に登録すること、またホテルは訪問者パスの発行やロビーに配置されたスタッフなどを通じて客室へ入る訪問者を監視することなどです。
このホリデーシーズンにステイケーションを予定されている方は、ご注意ください。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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