シンガポールで飲食店のレジ横に掲げられていたLGBTのレインボーフラッグに男が激昂、店員に投げつける

シンガポールのラッフルズプレイスにあるホーカー「ラオパサ」で1月18日ホーカーのレジ横に掲げられていたレインボーフラッグに男が激昂し、店員に投げつけるという騒動がおきました。

店に設置していたカメラや店のオーナー・ローさんの話によりますと、ローさんは店を訪れた男にレイボーフラッグの意味を聞かれ「LGBT+ (レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの性的マイノリティ)に対する支持を示すものだ」と説明。それを聞いた男が「公共のフードコートだと理解しているのか。誰もがLGBTを支持しているわけではない。よくも旗を置けるものだ」と言い放ちました。

さらに男は、ローさんと店員に向かって「シンガポールを破壊している」「くたばれ」と暴言を吐き、店をあとにしたそうです。

ローさんは、働くスタッフの安全について懸念したものの、この出来事を「同性愛嫌悪の虐待」と呼び、「ラウパサットとPLQモールにある2つの店舗に、レインボーフラグを置くことをやめない」と述べました。

また、この事件は「シンガポールでは、LGBTQの人々に対する差別が今も健在することを思わせるものである」と付け加えました。

店内の監視カメラが捉えていた映像を、SMOLシンガポールがFacebookとInstagramに投稿したところ、コメント欄には、衝撃の声と、男の行動を非難するコメントが寄せられました。

SMOLシンガポールのFacebookページに投稿された動画は、以下よりご覧いただけます。

ローさんは、シンガポールの中小企業に、LGBTQコミュニティへの支援を示すように呼びかけました。「LGBTQコミュニティへの理解、愛、寛容の促進のために、すべきことはまだまだたくさんある」と。

シンガポールでは、同性婚が法的に認められていないほか、男性間の性行為には最長2年の禁錮形が科せられるなど、依然として同性愛には寛容ではありません。しかし、性的マイノリティへの差別解消に向けて、シンガポールのLGBTQ運動は拡大しています。

2009年には、LGBTQの権利や差別解消に向けた法制化を訴えるために、ピンクドット(PINK DOT)イベントが発足されました。このイベントは、ピンク色のものを身につけた人たちが集い、包括性、多様性、自由に人を愛する権利を主張するというものです。イベントは毎年開催されており、2019年には2万人が参加しました。2020年は、新型コロナウイルスを考慮し、オンライン上でイベントが開催されました。

世界と同様にシンガポールでも、とくに若者が性的マイノリティに対して寛容になっている傾向がうかがえます。LGBTを含め多様性を尊重する社会を築くために、今後のさらなる進展が期待されています。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部