シンガポール初の国産電動バイク誕生
※写真はイメージです
シンガポール初の国産電動バイク“Ion Mobius”が12月2日、報道関係者らに公開されました。
この電動バイクを生産したのは、2年前に創業したシンガポールのテクノロジー・スタートアップ企業Ion Mobilityです。
部品の大部分を中国から調達し、動力源にはリチウムイオン電池パックを採用しています。発電力は12.5kWに及び、最高時速は110km。
充電完了時の走行可能距離は、バッテリーのサイズに応じて、120~200kmに達し、家庭用電源を利用した場合の充電所要時間は、3時間となっています。
シンガポール西部アヤ・ラジャ・クレッセントにある国内工場とインドネシアにあるより大規模な工場と合わせて、来年までに月間1,500台を生産する計画です。
シンガポール国内における発売開始時期および正確な販売価格は、明らかにされていませんが、価格については、155ccガソリンモデル(シンガポール国内販売価格約5,000 Sドル(車両購入権(COE)別))と同水準になる見通しだとのことです。
インドネシア、マレーシア、タイなどの国内世帯の8割以上がオートバイを保有する東南アジアは、オートバイの巨大市場となっており、炭化水素の排出量が乗用車の16倍に上るオートバイの電動化推進により、域内の大気の質の改善につながると期待されています。
2022年末には他メーカーも、シンガポールでの生産を開始するという電動バイク。自動車に続き、オートバイも今後、電動化が加速しそうです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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