オンライン診療&お薬デリバリーができるクリニックが開業!LINEで予約や問い合わせ可能な年中無休で診療している「ことびあクリニック」が持つ想いとは?

日本人にとって、言葉も文化も違うシンガポールでの生活。自分のちょっとした体調不良や子どもの発熱などのときにも、「外国語で説明できるか不安」「こんなに遅い時間に相談できない」「何科に行ったらいいのかよくわからない」などと思うと、病院で受診するのをためらってしまいませんか?

そんな時の強い味方、24時間LINEで日本語での問い合わせができ、受診も日本語で対応してもらえる総合診療科、ことびあクリニックが今年1月にオープンしました!シンガポールに住む日本人の生活を、どんなふうにサポートしてくれるのか、さっそくおうかがいして来ました。




ほっこりした雰囲気のことびあクリニック

入口を入ると、日本の小児科や婦人科のような、柔らかな内装のことびあクリニック。受付には、「ご自由にどうぞ」というマスクやキャンディーと共に、見慣れた日本のキャラクターが並び、日本に帰って来たかと錯覚してしまうような雰囲気です。

キャンディーのかごには成分表示まで貼られていて、ご自身やお子さんがアレルギーをもたれている患者様への、行き届いた配慮を感じます。

出迎えてくださったのは、Directorの霜田翼さん。ご自身も駐在員としての経験があり、海外在住者の頑張りや大変さ、不安な気持ちもよくわかるとおっしゃいます。いったいどのような経緯で今回の開業に至ったのかお伺いしました。

「もともと海外で歯科医院などの立ち上げや運営をサポートする会社に勤めており、上海、北京などで駐在員として仕事をしてきました。
 
そこで得た経験や知識を基に、皆さんに貢献するためのビジョンを実現するべく、マレーシアやフィリピンにて日系クリニックを複数、設立及び運営をしてきまして、2023年1月、ここシンガポールで新たにことびあクリニックを開業しました」

そう語る霜田さんのビジョンが、どんなふうにクリニックに反映されているのでしょうか。


ことびあクリニックの大きな特徴

誰でもかかりやすい総合診療科

ことびあクリニックは、内科、小児科、婦人科、皮膚科、心療内科等の症状に対応できる、総合診療科です。それぞれの科を独立させることなく、あえて総合診療科とうたっているのは、患者自身が何科を受診すればよいのかと頭を悩ませることなく、気軽に受診できるクリニックでありたいという配慮からでした。

「患者様がご自身の症状から、かかる科を自己判断することで、複数の病院や科をたらい回しにされてしまうことは往々にしてあります。そもそも体調不良の際、ご自身で何科にかかるべきなのか判断しなくてはいけないというのも、時には患者様のご負担が大きいものです。

その点、総合診療科は、あらゆる可能性から症状を診て、幅広く対応することができるので、患者様が自己判断する前に、『とりあえず診てもらおう』という気軽さで受診していただけるのです。

また、お子さんの小児科的な診療も、お母様の婦人科的な診療も、ひとつのクリニックでまとめてできることで、ホームドクターのようにご家族皆さまを支えることもできます。」

霜田さんのお話をうかがうと、日本にいた頃、家族まとめてかかりつけのお医者様に診てもらっていたような楽な気持ちで、「何かあったらまずはおうかがいすればよさそうだ」と思えてきます。


医療通訳者が付き添い、いつでも日本語で受診ができる

ことびあクリニックには、できるだけ患者様の不安を取り除くため、日本人の医療通訳者が常駐しています。ですからいつでも通訳者の付き添いのもと、安心して日本語で受診していただくことができます。ことびあクリニックでは言葉の壁によるストレスを心配する必要はなさそうですね。


年中無休で日曜日でも受診可能

ことびあクリニックはお子さまの急な発熱にも対応できるように年中無休でオープンしています。

怪我や病気は、曜日を問わずいつでも起こり得ることですから。子育て中の方で、週末や祝日の、お子様の急な発熱などで慌てられた経験のある方も多いと思うのですが、そんな方たちにも、営業日を気にすることなくご利用いただけるようにしています。」

これはなんともうれしい情報。急な疾病に限らず、普段忙しく通勤や通学をされている方で、日曜日しかクリニックに行く時間がとれないという方にとっても大助かりですね。病院内全体がそのような考えでいてくれると、利用する側も快く診察をお願いすることができます。


遅い時間でも安心、オンライン診療は夜10時まで

ことびあクリニックではオンラインでの受診もでき、その際の診療時間は夜10時までというのも、ひとつの特徴です。

お腹をこわしているとき、発熱で外出の準備をするのもつらいとき、お子さんが外出するのをぐずるときなど、通院するのはかなりのご負担だと思うんです。また、いつも遅くまで仕事をしていて、なかなか通院の時間が確保できない方もいらっしゃる。

その点こちらのオンライン診療は、夜10時まで受診していただけるので、仕事のあとでも余裕をもって受診していただくことができます」

お話をうかがい、夜10時まで受診可能だということに驚きました。確かに通院不要で便利に感じるオンライン診療。けれど、まだまだオンラインでの診療に馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。

「オンライン診療と聞いて、何か難しいもののように感じる方もいらっしゃるようですが、実はすでに皆さんがやっている、オンライン会議やビデオ通話のような身近なものなんですよ。

患部を見せたり、症状について話したり、医者の指示に従って体に触れてみて、痛むかどうかを伝えたりと、どなたにも簡単にご利用いただけます。もちろんオンラインでも医療通訳者がご一緒しますから、ご安心ください」

霜田さんのお言葉を聞いて、ビデオ通話のようなオンラインでのやりとりを、私たちはすでに日常的にしていることに気がつきました。それを思うと、オンライン診療が一気に身近なものに感じられますね。自宅から一歩も出ることなく、夜10時まで受診ができるのは、本当に便利です。


当日中にお届け!お薬デリバリー

ことびあクリニックでは、オンライン診療を受けた患者の方に、お薬をデリバリーで、ほぼ当日中にお届けしているそうです。「シンガポールのほとんどの地域について、診察から数時間後にはお届けできます」とのこと。

遅めの時間の受診でも、薬が当日デリバリーで受け取れるというのは驚きですが、どうしてそのようなことが可能なのでしょう。

「具合が悪い時に、今日はまだ薬がないから薬が飲めない、というのでは、患者様を長い時間不安なままにさせてしまいます。

確かに時には遠い薬局でしかその薬が手に入らない、たまたまその時間にデリバリーの人員が確保できない、といった問題も起きますが、それでも、自分なら自転車でお届けに行ける、今なら間に合う、と思ったときには、自分で直接お届けに向かったりもしてきました。

そうすることで、苦しんでいらっしゃる方に少しでも早く安心していただけるのなら、できる限りのことをしたいという気持ちです」

そう熱く語る霜田さん。患者の方たちをホッとさせることにかけては妥協のない霜田さんとクリニックの皆さんに感服しました。


24時間、LINEで日本語での問い合わせに対応

ことびあクリニックは、お薬の飲み合わせや、ご自分やご家族の症状に関することなど、気になったときには24時間いつでもLINEを通して日本語でご相談ができる体制になっています。

時にはLINEでのアドバイスで、診療未満でご相談が解決する場合もあるそうです。受診されるかわからない方のご相談まで受けるのは、負担が大きくはないのでしょうか。

「それでもいいんです。患者様が安心できる、そのお手伝いができたのですから。私たちは、何かあったとき、『こんなに遅い時間にどうしよう。まだ連絡できるだろうか』と患者様が気を患うことなく、いつでも相談できるクリニックでありたい。

日本にもあったと思うんです、急な時にとにかく駆け込めばなんとかなる近所のお医者様というものが。そんな存在でありたいんですよ」とにこやかに語る霜田さん。

一時帰国の際や、家族が後追いでシンガポールに来る場合など、何かあれば日本からでも気軽にLINEでお問い合わせくださいとのことです。どちらの国にいても、変わらぬ安心を得られるのがうれしいですね。


LINEひとつで予約から支払いまで

クリニックの予約や、予約の変更、キャッシュレスでのお支払いまで、すべてがLINEで可能です。日本の皆さんが使い慣れたLINEで、すべてを済ませられるのは助かりますよね。

そのほかクレジットカード各種(VISA、MASTER、JCB)でのお支払いにも対応。詳しくは下記WEBサイトでご確認いただくか、受診の際にクリニックまでお問い合わせください。


ことびあクリニックの強い想い

 

キーワードは、寄り添う、安心、ぽかぽか

霜田さんは、寄り添う、安心、ぽかぽか、この3つが、ご自身がこの仕事をする上でのキーワードだと言います。それを実現するためには、共に働くチーム全体について、強いこだわりがありました。

「役割を果たすのに十分な専門知識や技術があることはもちろんですが、人に寄り添い安心を与えるクリニックであることが何より大切だという理念を、心から理解し共感してくれる人たちであってほしい、思いやりのあるコミュニケーションができる人であってほしいというのは譲れませんでした。

それだけに、厳選されたメンバーの、このチームを心から愛しています。私ひとりでは何もできませんから」

謙虚にチームの方々への愛情を語る霜田さん。この愛情と尊敬が、チームから患者の皆さんに伝わる安心と思いやりになっているのかもしれません。


与えたいのは、心地よさ

霜田さんがことびあクリニックにかけるこの情熱は、いったいどこから来るのでしょうか。

「私自身、駐在員時代に、異国で暮らすとはどういうことかを身をもって経験してきました。そもそも日常から言語や文化の壁があり、日本にいるときにはなかった苦労もいろいろとするものです。

そんなとき、もし自分や家族の体調不良があって、それに外国語で対処しないといけないとしたら、皆さんどんなに不安だろうか、受診する科もわからない、日曜で診察してもらえるかもわからない、その心細さといったらないと思います。

日本にいるときであれば、皆さんかかりつけのお医者様や、何でも相談できるご近所の馴染みのお医者様がいたはずです。ですから私たちが提供したいのは、単なる診療やお薬だけでなく、日本で慣れた環境にいたときの、あの心地よさなんです。」

確かに日本語で受診でき、オンラインでなら遅い時間に診てもらうことも可能、お薬を届けてもらえて、曜日も気にしなくてすむのなら、これはもはや日本にいたときと変わらない心地よさです。


心に寄り添う声かけを大切に

ことびあクリニックの皆さんは、受診された症状に関わること以外でも、患者さんの気持ちが少しでも楽になるような声かけをすることを何よりも大切にされているそうです。

「その日の顔色やご様子を見てお声がけさせていただくと、患者様がご自分の抱える悩みや辛さを口にされることもあります。また、お子様の症状でいらしたお母様がだいぶお疲れのときなど、少しの声かけで気持ちをほぐし、お話をうかがう助けになれることもあります。

慣れない土地で、皆さんたくさんの孤独や不安もありつつ、日々懸命に仕事や子育てに励んでいらっしゃるのですから、時には辛い思いを抱えるのも当然です。そんな方たちがホッとして深く呼吸ができる、安心感に包まれて心を開ける場所でありたいと思っています」

そんな霜田さんの言葉どおり、ことびあクリニックには、日本の町医者のようであり、駆け込み寺でもあるようなあたたかさがありました。


シンガポールでの暮らしに安心をくれるクリニック

Cotoviaという語は、同じくポルトガル語の「心地よく」「みんな」「安心して」「幸せ」という各単語からのアルファベットで構成されているそうです。

「海外で暮らす日本人全員が、そんなふうに暮らせる世界にしていきたい。自分の人生を通しての使命だと感じています。」

そう語る霜田さんの強い願いと意志が名前にもこもったことびあクリニックは、その名のとおり皆が安心して心地よく暮らせるよう、年中無休で寄り添ってくれるクリニックでした。

「ありがたいことに、クリニックをご利用された方がとても喜ばれ、ご丁寧にお礼のお手紙やメッセージなど寄せてくださることがあります。そんなとき、皆さまのお役に立てたのだと思うと、何よりもうれしいです。

どなたにも、身近に安心できるクリニックをもっていていただきたい。そのため、近々シンガポールでもう1カ所オープンさせたいと考えています」

シンガポールでの日本人の暮らしをより快適で安心なものにするため、ことびあクリニックはこれからも邁進していってくれるようです。体調がすぐれない際は是非一度ことびあクリニックで診察を受けてみてください。

ことびあクリニック



UEスクエア
住所:81 Clemenceau Ave, #03-11 UESquare Shopping Mall, S239917 
最寄り駅:Fort Canning駅  Clarke Quay駅
外来診療:日~金 9:30-13:00(最終受付12:30)、14:00-17:30(最終受付17:00)
定休日:無
電話番号:6517 9570

ウェストコーストプラザ
住所:154 West Coast Rd #01-79 West Coast Plaza, S127371
最寄り駅:Clementi 駅
外来診療:9:00-12:30(最終受付12:00)、13:30-17:00(最終受付16:30)
定休日:無
電話番号: 6518 4553

オンライン診療:9:30-13:00(最終受付時間12:30)、14:00-22:00(最終受付時間21:30)

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この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

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