【2023年10月最新!】パスポート不要でシンガポールへの入出国審査が可能に?2024年からの入国管理法変更点を詳しく解説!PRの方必見!

「スマートネイション」を掲げ、画期的で効率的なシステムを構築しているシンガポール。2024年からは入出国時にパスポート不要を可能に。訪問客に「手間なし、訪問なし、待ち時間なし」の体験を提供することを実現。その内容を詳しく見ていきましょう。


2024年からパスポートなし入出国審査が可能に!その経緯や理由は?

2023年に20周年を迎えたシンガポール入国管理局(ICA=Immigration and Checkpoints Authority Singapore)。  出入国管理、貨物通関、国境警備を行うと共に、シンガポール国民へのパスポートや身分証明書(IC)の発行、外国人への出入国パスや許可証の発行などを行っています。

過去20年間、年々旅行者や貨物の量が増加する中、スムーズな移動と同時に国の安全の確保を両立させてきた功績は計り知れません。今後も増えるであろう旅行者や貨物、そしてテロやパンデミックの脅威、加えてシンガポールの高齢化社会という問題を考えると、国境整備の人員確保の限界は容易に予測できます。

そうしたシンガポール国内と世界の流れに合わせて、IT技術の力も取り入れ、限られた人的資源でスピーディーかつセキュリティ万全の通関処理能力を可能とするのが2024年より施行予定の「パスポート不要入出国審査」です。入出国審査が緩くなる措置ではないことは念頭に置いておきましょう!


2023年9月に可決された入国管理法改正、知っておくべきことは?

バイオメトリクス(生体認証)により入国審査をデジタル・自動化

今回の法改正により内務大臣が空港運営会社に対し乗客、乗員の情報を開示する権限を与えることとなりました。まず乗客ID、フライト情報はバックエンドで処理され、乗客ごとのデジタルトークンが生成されます。その後、チェックイン、手荷物の預け入れ、出国審査や搭乗の際には、自動化されたタッチポイントで生体認証を使って身元や旅行の詳細の情報を提供します。

乗客としてのメリットは、生体認証で各チェックポイントを通過でき、搭乗手続き中に何度もパスポート、航空券や搭乗券を提示する必要がなくなります。

なお、このデータは空港運営会社によって短期間保存され、その後適切に消去されるとのことです。

国外にいるPR保持者の資格を明確化

新法案では、シンガポール国外におり、さらに再入国許可証を持たないPRは所定の期間内に再入国許可証の申請をすることが義務付けらます。(内務省は所定の期間を6か月とする意向です)。

所定の期間を過ぎても再入国許可の申請を行わない場合、PR資格は失われることとなるので要注意です。意図としては、入国許可証保持者でPRである人の立場を、長期パスや市民権の申請者の立場と一致させるところにあります。

現行では許可証の有効期限が切れてから、1カ月間は資格回復を申請する猶予期間がありますが、新法案ではこの猶予期間は設けられないため、要注意です。

出入国管理局(ICA)の権限拡大

出入国管理局(ICA)は空路、陸路、航路、すべての入国方法において旅客、乗組員の事前情報を収集する権限を持てるようになりました。出入国管理局(ICA)は今後、航空会社やその他の交通事業者に対してシンガポールへの出発時点で「好ましくない人物」の搭乗禁止指令を出す権限をもつこととなります。



パスポート不要入国審査のメリット

 

旅行者の負担軽減

今後も増加が見込まれる、シンガポールへの旅行者が入国審査時に長い列を並ぶことなくスムーズに入国審査を行うことができ、入国時の負担が軽減されます。

陸路の渋滞緩和

陸路においては入国審査を自動化することにより、渋滞緩和が見込まれます。

人的ミスのリスク軽減

これまで入国管理局の職員が行ってきた作業をIT化することにより人的ミスのリスクを下げることが可能となります。


リスクへの対応策は?

入国審査の自動化によるリスクへの対応についてもシンガポール政府はぬかりなく行っています。

人工知能の利用

潜在的な脅威をより的確に検知し、シンガポールへの入国を阻止するため、貨物、小包、手荷物のスキャン画像の異常を追跡する人工知能の利用を試験的に導入しています。

ICA職員の教育

ICA職員の仕事も入国審査カウンターでの仕事だけではなく、プロファイリングや調査など、より高度な知識を身につけることができるよう教育しています。

データプライバシー保護とサイバーセキュリティの徹底

このICAに関連するITプロジェクトに参加が可能なのはシンガポール企業のみ。また、その企業の従業員はプロジェクトに従事する前にセキュリティ スクリーニングを受ける必要があり、徹底した秘密保持契約を結ぶことになります。


シンガポール入国時はパスポート不要に

コロナ禍も終わり、これまで以上にシンガポールを訪れる人は多くなると予想されています。その中で入国審査がパスポート不要、自動ゲート化とストレスなく効率的に行われるのは嬉しい情報です。しかし、決して審査自体が緩和されたわけではないので常に最新の情報をチェックして渡航しましょう。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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