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「モノ」売りから 「コト」売りへ 機械メーカーSodick Singapore Techno Centre

お客様のニーズを正確に満たすには?一歩先の提案を考える!!

「モノ」売りから「コト」売りへ
機械メーカー、Sodick Singapore Techno Centreのダイレクター、上村将財さんに話を聞いた。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
はじめに上村さんの経歴や会社の歴史などを教えてください

1996年に(株)ソディックに入社致しました。当時の弊社は開発、生産、販売のグローバル化を推進しており、販売としましては主要な国に販売会社を設立し、グローバルネットワークを着実に築いていた頃です。

入社理由は、提案型営業になる生産財のメーカーを希望していた事と、当時から海外志望だった事です。生産財の営業は例えば機械(製品)がお客様の生産に何をもたらすのか、つまりエンド・ベネフィットは何か?という事や、新製品の場合は競合になる同列製品との優劣など製品の特徴を説明するソリューション型の営業になります。父の仕事の関係で小中高校と海外生活だったことも、入社当時から海外勤務希望をしていました。

2001年からソディックシンガポールに出向になり、当時は3~5年と思っていましたが、駐在もそろそろ18年になります。

SingaLife編集部
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業界内での御社の強みは何でしょうか?

弊社は、創業以来一貫してお客様に貢献することを理念とし、最高水準の加工精度、加工速度そしてお客様が求める多様な機能の拡充を追及して日々研究開発を進めています。

また創業時よりお客様のご要望にお応えする、課題を解決する為に「世の中にないものは自分たちで創る」という企業精神がある会社です。研究開発力が強みであり、これまで様々な新しい機械を製品化してきました。

ソディックは社名の由来である、「創造」、「実行」、「苦労・克服」を社是としています。 新しいことを「創造」し、それらを「実行」によって形にし、その過程の「苦労」を「克服」してお客様の課題解決に貢献したいと考えています。

SingaLife編集部
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今後の新しい取り組みについて教えてください

今年2月にSSTC(ソディックシンガポール・テクノセンター)を新設致しました。オープニング式典には、在シンガポール日本国山崎大使をはじめ多くのお客様にご来場いただきました。ここでは3D金属プリンタを使用した最先端の金型をアセアンで普及していきます

Sodick Singapore Techno Centre

最新加工技術のノウハウを蓄え、お客様に対して課題解決やご提案を行うなど、最先端ものづくり技術の提供に努めてまいります。具体的には金型設計のコンサルティング、金型製作の受託加工、機械メンテナンス業務を行っています。 これによりお客様のリードタイムや製造コストの削減のサポートを行っています。

3D金属プリンタを使用した最先端の金型

SingaLife編集部
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今後、業界はどのように変化していくのでしょうか?

loT/AI、5Gなど最先端技術を活用したものづくりの高度化が始まります。インダストリー4・0(第4次産業革命)と言われるものです。日本政府が掲げるコネクテッド・インダストリーズとして、製造業のloT、自動化に向けた5Gの活用方法が議論されています。

まず工場におけるIoTとは、センサーやモーター、ロボット、産業機械などがインターネットに接続されること指します。5Gになれば工場の中の機械をすべて無線で繋ぎ、ロボットの動作制御や加工プログラムの転送が可能になります。

現状の通信状態では加工の失敗やロボットがぶつかる事故等の生産トラブルが起こりえますが、2時間の映画を3秒でダウンロード出来ると言われている高速大容量、タイムラグが無くなる超低遅延、多端末接続の5Gに通信技術が置き換われば、極めて高度化した製造業への変革が可能です。

弊社日本では、去年loTを積極的に活用した加賀マルチファクトリーを稼働開始致しました。5Gを使ったスマート工場を普及させるためには、製造業を下支えしている我々が最も先に進んでいないと実現する事ができません。お客様とその利便性を一緒に検討する事も必要であると考えています。

SingaLife編集部
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今後の更なる挑戦について教えてください

今後ソディックIoTとして、以下の事を行っていく予定です。
1.機械、消耗品の状況の確認。
2.工場の稼働状況の管理。
3.最新加工条件やソフトの遠隔バージョンアップ。
4.両面遠隔操作。例えば、クレーム発生時にサービスマンがユーザーから送られてきた写真やビデオで状況を確認しながら遠隔で変更、修理を行ったり、チャットでユーザーと次の対応を協議。

近年のアジアにおける金型製作のレベルアップは目覚ましく、(前出の)SSTCの設立経緯は、デジタルで付加価値を生み出す「製造業のサービス化」を推進する為でした。

弊社ソディックは、率先した設備投資を行い、最新技術を用いた製品をご提案していきます。

製品とサービスの両面で、お客様と一緒になって、製品を開発、製造して販売する「モノ」売りと、受託加工やお客様の最新の金型づくりを提案する「コト」売りを進め、積極的に前進することで、ニッポン製造業が世界をリードし続けることに寄与したいと考えています。


《Sodick Singapore Techno Centre お問い合わせ》
Tel: 6331-0168
Address: #01-03, Cleantech Loop
S637144


上村 将財 Kamimura Masataka
Director
1996年、(株)ソディック入社。2001年からソディックシンガポール出向中。シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン地区の営業活動、周辺国の現地法人設立に携わる。
週末のゴルフと息子たちとのスポーツが楽しみ。

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