【2023年8月9日】シンガポール ナショナルデー 最新イベント情報!建国の日のお祝いを楽しもう!

シンガポール建国の日、8月9日は祝日となりシンガポール国民が盛大にお祝いをします。この国をあげての一大イベント、2023年はどのようなテーマでどんなイベントがあるのでしょうか?


ナショナルデーとは?シンガポール独立までの道のり

今では一人当たりのGDPが世界第5位とトップ5入りしている先進国の一つのシンガポール。ここに至るまでには人々の計り知れない苦悩と苦労がありました。


独立までの道のり

19世紀、かの有名なラッフルズ卿が上陸。当時、島を支配していたジョホール王国より割譲され、ここから長きに渡るイギリスの植民地時代が始まります。三角貿易の中継地点としての役割だけではなく、天然ゴムやすずの港としても発展し、さまざまな人種が住み始め、現在の他民族国家が起源します。

その後、第二次世界大戦中は日本軍による軍政がひかれ、終戦後にまたイギリスの植民地支配が復活します。しかし、マレー半島では長年イギリスに搾取されてきた地元民の反発が強まり、イギリスは植民地支配を続けることを断念。1959年にはイギリスの自治領を経て1963年にはマレーシア連邦を結成します。

せっかく植民地支配から抜け出したのにもかかわらずまだまだ苦悩は続きます。マレー人優遇政策をするマレーシア中央政府と、それに反対しマレー人と華人の平等政策を進めるシンガポール人民行動党が対立。暴動にまで発展します。

その後、両者の歩み寄りは見られず、1965年8月9日、遂にマレーシア連邦から追放される形でシンガポールは都市国家として独立したのです。


初代首相リー・クアンユーとは?

そんなシンガポールを導く使命を与えられたのが初代首相リー・クアンユー。土地も資源もない国を今のように発展させた初代首相は今や「建国の父」「シンガポールの哲人」などと呼ばれています。

住民の生活の安定の供給。民族間の争いをなくし公用語も4つの言語を公認。教育政策にも着手。国民こそが資源という考えのもと、国内情勢を安定させます。更にアジアの拠点としての好立地である強みを活かし手厚いインフラ設備で外資を誘致。シンガポールのその後の快進撃は見てのとおりです。


パレード開催!

2023年のテーマは?

2023年のテーマは「Onward As One」。「Onward 」は、共通の未来に向かって前を向き、どんな困難にも立ち向かえる国であること。そして「As One」は団結を表しています。

出典:The Official NDP website

前を向いたライオンヘッドが特徴のロゴは未来の決意を表しています。5つの星は平和、進歩、正義、平等という民主主義の理想を表現。

また、こちらのロゴのマーク、少し上向きになっているのにお気づきでしょうか?これは「どんな困難が待ち受けようとも更に高みに向かっていくシンガポール」という意味がこめられているそうです。そしてライオンヘッドの中に見える「58」の数字は「建国からの58年に思いを馳せよう」という意味です。


テーマソング「Shine Your Light」

去年に引き続き、シンガポールの作曲家であるドン・リッチモンド(Don Richmond)氏が手がけています。2023年のテーマにそって「一つになろう」という、アップテンポで爽やかな曲です。


見応えたっぷりの開催イベント

出典:The Official NDP website

ナショナルデーを盛り上げよう!デジタルイベント開催中!

⚫️5月〜8月23日

その1:
Game On Nila(NDPのトレイルを歩き、商品をゲットするイベント)などのアクティビティに参加しましょう!また、RobloxやNDP Digital Play Appでナショナルデーパレードを体感しよう!

その2:
ハッシュタグ #PledgeSGをつけてさまざまな活動を支援し、シンガポールへの感謝、希望や願いを伝えよう!

その3:
テーマソング「Shine Your Light」を踊り、#DanceOfTheNationをつけてTikTokなどに投稿しよう。



ナショナルデーパレード(NDP)@ハートランド

以下の日程でフェスティバル開催予定(詳細は後日公開予定です)

8月5日(土)、6日(日)
ベドック スタジアム、ジュロン ウェスト スタジアム、トア パヨスタジアム、ウッドランズ スタジアム

8月6日(日)
タンピネス ハブ

8月9日(水)
ハートランド 5会場すべてで花火が打ち上げられます。さらにシンガポール全土を飛び回る、アイランドフライパストも!



ナショナルデーパレード(NDP)@パダン

8月9日(水)
メインのショーは4部構成!
「Building Our Shared Future As One」と題し、シンガポール人としてのアイデンティティと国家としての回復力の基礎となる多様性を讃えるものです。43組のアーティストと2,400名のパフォーマーによる4つのライブ、そして3本のショートフィルムで構成されます。


4つのライブ構成はこちら

Pre-Parade

オープニングは学生たちによる歌、ダンス、パダンウェーブの躍動感あふれるパフォーマンス。2023年のテーマソングはもちろん、これまでのナショナルデーのテーマソングのメドレー、ミュージック&ドラマ・カンパニーによるダンスが披露されます。

Parade & Ceremony(Part1)

パレードと式典の始まりはシンガポール軍、シンガポール警察、セカンダリー スクールのバンドによるミリタリー タトゥーから。続いてはシンガポール軍、シンガポール警察、シンガポール民間防衛隊を始めとするパレード。34の部隊が行進に参加します。また、シンガポール空軍55周年を記念する空中ショーも行われる予定です。

Total Defence Parade(Part2)

トータル ディフェンス パレードは、建国より58年間シンガポールの強さと安全に貢献してきたすべての人々に敬意を表すものです。シンガポール軍の戦車を始めとし、空軍、海軍、警察、民間防衛隊の戦闘機と大型フロートが大集結

Show-Building Our Shared Future as One

ショーと映像のサブテーマは“Building Our Shared Future as One “(共通の未来に向けて一つになる)。シンガポールの一人ひとりがベストを尽くし、共に共有する未来を作りあげていこうと鼓舞する前向きなショーです。多様性を讃え、わたしたちの忍耐力と強さを再確認し、わたしたちの「志」を祝うという3部で構成されています。

お馴染みの戦闘機飛行、そして軍ヘリコプターがシンガポールの国旗を吊り下げて飛行する国旗儀礼パラシュート隊”Red Lions”が空中から舞い降りるショーも行われる予定です。


イベントラストを彩る花火

島内の数カ所から打ち上げられる、まばゆいばかりの色とりどりの花火。

マリーナ ベイ エリアでの海上の花火を観覧しようと、毎年多くの人がこのエリアに集まります。近所のレストランなども花火観覧者でにぎわうので、早めの予約がお勧めです。とにかく近隣が混み合うので、確実に見られそうな場所を早めに抑えることが重要です。


ナショナルデー パレード(NDP)のチケットは非売品

ナショナルデー パレードの入場チケットは残念なことに非売品です。毎年5月に入場チケットの応募受付を行い、抽選により配布されます。応募資格があるのはシンガポール国籍保持者または永住権保持者となっており、当選者は6月に発表されます。


NDPはここでも楽しめる!花火鑑賞おすすめスポット

シンガポールフライヤー

高さ165メートルの観覧車。アジア最大の観覧車です。30分間の乗車時間の間、シンガポール全景が見渡せるこの観覧車から見る花火は間違いなく美しいでしょう。




マリーナ バラージ

セントラル ビジネス地区にある大きなダム施設。広々とした公園のようなこの場所からは家族でリラックスしながら航空ショーや花火を見るのに最適。家族と、友人と。素晴らしい絶景ポイントで祝祭ムードを楽しみましょう。


せっかくなので衣装も揃えよう!

出典:The Official NDP website

NDPに向けて数カ月前からリハーサルやキャンペーンを行っているシンガポール。国の独立のお祝いに向けてこの時期は街中が盛り上がっています。お祝いの気持ちをこめて、赤や白の入った服や国旗マークの入った服を購入してNDPに臨みましょう。フェアプライスなどのスーパーやローカルブランドの衣服店で購入することができますよ。


2023年のナショナルデー パレードを楽しもう!

8月9日はシンガポールの人にとって特別な日です。人種や言語、宗教に関係なくシンガポール国民がひとつになり、平和と調和、そして発展を願う日。今までの建国からの歴史を振り返りながら、国中で盛り上がるイベントを楽しみましょう!

ナショナルデーパレード(National Day parade)
期間:ハートランド(Heartlands) 8月5日(土)、8月6日(日)、8月9日(水)
   パダン(Padang) 8月9日(水)
時間: 詳細はSNSより発表予定FacebookYouTubeInstagramTiktok
場所:ハートランド(Heartlands) パダン(Padang)
WEBサイト

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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