知らないと罰金!?シンガポールの厳しいルールを徹底調査 意外と知らない面白い罰金やルールについてもご紹介!

シンガポールはルールが厳しく、違反すると罰金が高いとよく言われますが、皆さんはどのくらいご存じでしょうか?今回は、シンガポールライフで知っておきたいルールをご紹介します。早速みていきましょう!




シンガポールの法律が厳しい理由

シンガポールのことを「Fine City」と言う時があることを、皆さんはご存じでしょうか?

「fine」とは、”I’m fine.”(私は元気です/大丈夫です)というようなフレーズでよく使われますよね。「Fine City」と言う場合は「素晴らしい街」という意味かなと思いきや、実は「fine」には「罰金」という意味もあり、「素晴らしい街」「罰金の街」の両方の意味で使われることがあるようです。

ちなみに「fine」はラテン語の「決着をつける」という意味から派生して「罰金」という意味を持つようになったと言われています。

それでは、なぜ「罰金の街」とも言われるほど、シンガポールには、細かくて厳しいルールが多いのでしょうか?一説によれば、東京23区とほぼ同じ面積の国土に、約545万人(2021年6月現在)が住んでおり、さまざまな民族と宗教からなるシンガポール国内の秩序を維持するためとも言われています。

シンガポールで生活するにあたって、どんなルールがあるのかは気になりますよね。罰金を払わないようにするためにも、ぜひ知っておきましょう!


シンガポールで注意したいルール


公共交通機関内での飲食、ドリアンの持ち込み禁止

MRTやバスのような公共交通機関では、車内での飲食が禁止されています。外は暑いし、のどが渇いてたまらない!とつい取り出したペットボトルの水・・それももちろん罰金の対象です。またMRT構内でも飲食は禁止とのことで、売店や自動販売機が数多くある日本の駅に慣れてしまっていると、窮屈に感じるかもしれませんね。

ちなみに車内で飲食をしてしまった場合は、$500の罰金となるようです。

また「フルーツの王様」と言われるドリアンは、シンガポールでも旬の季節になると、多くの人が買い求めますが、その強烈なにおいは、苦手な方にとっては耐えがたいこともあるためか、公共交通機関では持ち込みが禁止されています。また、ホテルによって禁止されているところも多いので、事前によく確認するようにしましょう!




ゴミのポイ捨て

シンガポールの小学生たちは、「ゴミをポイ捨てする人になると、黄色いベストを着せられて、誰からもゴミを捨てた人とみなされて恥ずかしい思いをすることになるんだよ」と教えられるそうです。何気なくやってしまったかもしれない、タバコのポイ捨て、ティッシュのポイ捨て・・その代償は大きく、CWO(Corrective Work Order:是正作業命令)の実施と罰金の支払いが待ち受けています。

CWOは、公共の場で黄色いベストを着てゴミ拾いをしますが、法律違反をした人というのが一目で分かるので、なんとも恥ずかしい活動になります。さらに罰金額ですが、小さなゴミを捨てた場合は、初犯が$300ですが、意図的に大きなゴミを捨てた場合は、$2,000を払うことになるそうです。

日本でもポイ捨てや不法投棄の問題など、ゴミを巡る問題は尽きませんが、ひとりひとりのマナーとして身につけたいですね。


チューインガムのシンガポール持ち込み、国内で食べることも禁止

リフレッシュしたい時や、口さみしい時には、ついチューインガムを口に入れたくなりますが、シンガポールに入国する時には、空港で検査が行われ、所持品に含まれていた場合は入国できません!また、シンガポールでは、製造も販売もされていないほか、国内で食べることも許されません。国内に持ち込んだ場合、なんと$10,000の罰金刑だそうです。

なぜチューインガムに対して、こんなにも厳しい罰則が定められているのでしょうか?

実は、1980年代の初めには、シンガポール国内でチューインガムによる問題が浮上していました。それは、チューインガムをポイ捨てすることで床などが汚れますが、取り除くために莫大な費用がかかるということでした。

その後、シンガポール政府によって、国内でチューインガムの広告をしないようにメディアに働きかけるなど対策をしたものの、状況は悪化し、ついには、MRTのドアがチューインガムによって開かなくなり、交通機関に混乱をもたらす事態になり、厳しい罰則が規定されることになりました。

2004年には、禁止内容が一部緩和され、歯科治療の目的で噛むチューインガムや、禁煙治療用のチューインガムなどが認められることになりました。しかし、ほかのルールは依然として変わらないので、注意しましょう!


公共の場での飲酒

2015年に施行された「酒類管理法(Liquor Control Act)」によって、22:30から翌朝7:00まで、スーパーやコンビニエンスストアでのお酒の販売と、公共の場所での飲酒が禁止されました。ただし、許可を得ているレストランやバー、ナイトクラブでは22:30以降の飲酒も可能です。

また、ゲイラン地区とリトル インディア地区に設定した「リカー コントロール ゾーン(Liquor Control Zones)」では、週末や祝日、祝日の前夜は公共の場での飲酒が禁じられています

違反した場合は、$1,000の罰金が科せられます。日本のように、近年、年齢確認は求められるものの、コンビニエンスストアに行けば夜中でもアルコールが購入できることに比べると、とても厳しいですね。健康にはよいのかもしれませんが・・?!





シンガポールの面白い罰金一覧

ここでは「こんなこともダメなの?!」というシンガポールの罰則をいくつかご紹介します。国が変わればルールも変わる、ということで、理解できるものもあれば、少々びっくりするものもありますが、知らないうちに罰金を払うことにならないように注意しましょう!


公共の場でのつば吐き

公共の場でつばを吐くことは、日本でも法律で禁止されています。しかし、シンガポールでは罰金額が高く、なんと初犯で$2,000だそうです。さらに、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、唾液によって感染が拡大することが懸念されたため、取り締まりも厳しくなったようです。マナーとしても、衛生面から考えても、いいことはひとつもない行為ですね。


鳩へのエサやり

平和の象徴とも言われる「鳩」は、世界各国どの街を訪れても必ず出会う鳥ですね。公園のベンチでひとり佇んでいると、ふと一羽の鳩がやってきたとします。「そうか、お腹が空いているんだね。」とパンくずのかけらを鳩にあげた瞬間、シンガポールでは、$500以下の罰金が科せられてしまうのです!

鳩は「翼をもったネズミ」と言われるほど、病原体を拡散させてしまう恐れがある鳥ということで、シンガポールでは厳しく管理されているようです。自宅のベランダにパンくずを置いて、鳩のエサやり場にすることなども罰則に値するとのことで、通報もできる仕組みになっているようです。なんとも厳しい規則ですね!

また、鳩以外にも、野生動物へのエサやりは、公的な許可を得ている場合を除き、法律で禁止されており、初犯で$5,000以下の罰金が科せられるそうです。


公共の場での音量をわきまえない音楽

シンガポールでは、公共の場で、大音量の音楽を流すことや、他人を不快にさせるような音楽、下品と思われる歌詞で歌うことなどが禁止されています。日本でも騒音に関する規制はありますが、一方で、表現の自由に関わる問題でもあり、シンガポールよりは厳しくないかもしれませんね。シンガポールでは、違反した場合、罰金ではなく3カ月の禁固刑だそうです。


家の中で裸で歩いてはいけない

「えっ、それもダメなの?!」と思われる方が多いルール、それが「家の中で裸でいること」です!もちろん、先立つルールとして、公共の場で裸でいることが禁止されており、こちらは理解できるのですが、家の中で裸でいることを「誰が」見つけられるかというと、ご近所さんのようです。

シンガポールは高層住宅が多いこともあり、湯上りの気持ちよさでベランダに出てみたら、誰かの視線に裸の人が入ってしまう可能性があるということでしょうか・・?気になる場合は、部屋にカーテンを引くか、バスタオル1枚で出てくることを避けましょう!裸を見られただけで、罰金はなんと$2,000だそうです!


横断歩道以外での横断

シンガポールでは、横断歩道や歩道橋を渡らず、車道を横切ろうとする人のことを「jaywalker」と呼んでいますが、特に、信号機や交差点、歩道橋といった地点から50m以内の場所を横切った人に対して、罰則が適用されるようです。初犯は$20ですが、違反回数が増えると、最大$2,000まで罰金が科せられるそうです!

しかしそれは裏を返せば、適用外の場所では道路を横切ってもいいのか?ということになりますよね。近年では、高齢者がこうした横断をする例が増えており、事故も多発しているようです。暑い中、信号を待ったり、歩道橋まで階段を上るのがきついと思われる方も多いのかもしれませんが、十分に気を付けたいところですね。


トイレを流さない

これは、日本の習慣であれば、流すことは一般的だと思いますが、流さないだけで罰金に値するというのは、なかなか厳しいですよね!しかも本当にチェックされるのか?!と疑いたくなりますが、検査官はしばしば巡回しているようです。

ちなみに、違反したら、罰金は$150から$500程度払うようです。こんなことで罰金は払いたくない!と思ったら、立ち去る前にダブルチェックしましょう!


安全が十分でない、他人のネットワークを使ってしまうこと

フリーWi-Fiだと思って、見知らぬ人のネットワークに入ってしまうことは、ないとも限りません。しかしそれは、シンガポールではハッキングをしたことと同じとみなされ、$10,000の罰金となるようです。デジタル国家ならではの厳しいルールですね。


シンガポールの法律は他の国と比べても厳しいのか

シンガポールにはさまざまなルールがあることが分かりましたが、社会が抱える背景から生まれたものが多くあるようです。それでは、例えば日本の法律と比べるとどんな違いがあるでしょうか?いくつか調べてみました!


日本との比較

法律制度の違いもあるので、すべてを比較することはできないのですが、例えば「道路でつばを吐く」ことは、シンガポールでも日本でも罰則の対象になります。日本では、軽犯罪法違反となり、道路にポイ捨てすることも同様の法律違反になります。

ついうっかり、というルール違反としては、例えば、使わないのに車にバットを置いておいて、職務質問で凶器を所持していたとみなされ、軽犯罪法に抵触することがあります。かばんやリュックに小型ナイフやカッターナイフ、はさみを忍ばせておくことも凶器とみなされることがあるので要注意です。

面白い例では、結婚式や卒業式、各種表彰式に乱入すると、刑法の建造物侵入罪とみなされることがあります。仮にいたずらで乱入したとしても、軽犯罪法に抵触するそうです。儀式を重んじる日本ならではのルールかもしれません。

また、クラクションをむやみに鳴らすことは、道路交通法違反の可能性があると言われています。これは自転車に乗る人が、前を歩く人に対してベルをむやみに鳴らすことも同罪と言われており、海外でのクラクションの多さを考えると、案外厳しいルールかもしれません。

このように、ところ変わればルールも変わる、ということで、さまざまなルールがありますね。ぜひ日本のルールもチェックしてみてください!


ルールを守って楽しいシンガポールライフを送ろう!

今回は、シンガポールで知っておきたいルールについて、代表的なものをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

どの国でも、法律はそれぞれの社会背景から生まれることが多いと思いますが、シンガポールでも、より住みやすい社会になるためにルールが定められているようです。時々、それもルールなの?!と驚くこともありますが、生まれた背景を考えてみると納得できることもあるかもしれませんね。

罰金はなるべく払わず、ほかのことに使った方がいいので、ぜひルールを守って、楽しいシンガポールライフを送りましょう!

●本文中の情報は、執筆時点に基づきます




この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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