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【デング熱の流行期に突入】5月1週目は508件確認、昨年の1.7倍に増加。7人が死亡

シンガポールでデング熱に感染する人が増えています。
シンガポール保健省は、日曜日から土曜日までの週単位で感染者の数を集計していますが、5月3日〜9日の1週間で508件のデング熱感染者を確認しました。
2020年はこれまでに少なくとも7人が死亡しています。
シンガポール保健省は、例年5月から9月までがデング熱の流行期としていることから、市民に警戒を呼びかけています。

昨年同時期の1.7倍

2020年5月3日〜9日の508件は、その前週(4月26日〜5月2日)の390件から約1.3倍となっており、2019年の5月1週目と比較しても約1.7倍となっています。(昨年は287件)
2020年の感染例は、7400件を超えています

クラスター(集団感染)は100以上

シンガポール保健省によると、シンガポール国内におけるデング熱のクラスター(集団感染)は100以上確認されており、100人以上の感染が確認された大規模なクラスター3つあるということです。
最大のクラスターは、Bukit Batok Road(ブキバトロード)にあるPavilion Circle(パビリオンサークル地区)で、153件の感染例が確認されています。

遺伝子組み替えの蚊を放飼

シンガポール政府は、デング熱を媒介する蚊(ヒトスジシマカやネッタイシマカ)の発生を抑えるため、意図的にバクテリアを持たせた蚊を放つ取り組みをしています。
この取り組みは、オスの蚊にボルバキアという自然界にいるバクテリアを感染させることで、感染したオスがメスと交配しても次世代を産まなくさせるというものです。
シンガポール政府はこれまでにタンピネスやイーシュンでこの取り組みを実施し、その結果、蚊の発生を90%近く抑えることができたといいます。最大のクラスターが確認されているブキバトエリアなどでも今年5月上旬から始めています。

保健省HPでクラスター地域の確認を

シンガポール保健省のウェブサイトでは、シンガポール国内で発生しているデング熱のクラスター地域を確認することができます。
以下のリンクからそのエリアを見られるので、自分が住むエリアの近くにクラスターがあるかどうかを確認するのがいいでしょう。

デング熱クラスターエリアマップ:https://www.nea.gov.sg/dengue-zika/dengue/dengue-clusters

外出制限期間明けに要注意

新型コロナウイルスの流行に伴う外出制限措置(サーキットブレーカー)が明けて、人々が出歩き始めるとこれまで以上にデング熱の感染も拡大する恐れがあるとして、シンガポール保健省は感染予防策を徹底するように呼びかけています。

長袖着用と虫除けスプレー

シンガポール保健省は、デング熱の予防策として
(1)蚊が繁殖しやすい環境を作らないこと
(2)蚊に刺されないようにすること
を挙げています。

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