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コスプレ業界トップに立つえなこさん、その魅力や仕事に対するパッションをインタビュー

えなこさん

コスプレイヤーの地位向上を目指したいと思っています。世界からコスプレの仕事を求められるような立場を目指したいと思います。

日本のアニメや漫画の人気はシンガポールをはじめとするアジアでも非常に高く、ここシンガポールでもアニメ系のイベントに、好きなキャラクターのコスプレに身を包み、楽しそうに参加する人たちも多く見受けられる。
そんな海外でも人気のコスプレだが、日本で同業界のトップにたつのは、えなこさん。日本一のコスプレイヤーとして、現在、国内外の様々なイベントで活躍中だ。
2019年11月29日~12月1日にSuntec Singapore Convention and Exhibition Centreで開催されたC3 Anime Festival Asia(C3AFA)にもイベントオリジナルキャラクター「せいか」の公式コスプレイヤーとして出演するえなこさんに、コスプレの魅力や仕事に対するパッションなどについて聞いた。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
コスプレを始めたきっかけは?

中学生の頃、仲良しの友人の誘いがきっかけでした。(彼女が元々コスプレ好きで、やってみない?という流れになり)最初はとても恥ずかしかったんですが、やっているうちにだんだん慣れてきました。

初めてのコスプレは、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品の主人公、涼宮ハルヒでした。地元が名古屋なので、名古屋のイベントに出たりもしていましたが、とにかく恥ずかしかったので、最初のうちは家で一人でコスプレを楽しんでいました。特にインターネットなどにあげることもなく、完全に自分の趣味として楽しんでいました(笑)。

SingaLife編集部
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ブレイクのきっかけは?

高校生の頃に参加した東京でのイベントでした。このイベントでの様子が雑誌で取り上げられて、コスプレをする機会がどんどん増えて、自然にそういう流れが大きくなっていき、だんだんと有名になっていったという感じですね。本当に一つ一つじっくり積み重ねてきました。

コスプレイヤーえなこさん

SingaLife編集部
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コスプレの面白みは?

好きな作品の好きなキャラクターになりきれるところですね。普段とは違う新しい自分に変身できるのが、とても面白いなと思います。これってコスプレの醍醐味だと思います。また、同じくコスプレ好きとな方との交流ツールにもなるのも楽しいところですね。

SingaLife編集部
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着るものによっての気持ちが変わる?

そうですね、(俳優みたいに)そのキャラにどっぷり入り込んで気持ちも変わるというのとは違いますが、例えばクールなキャラのコスプレをすると表情も自然にツンとするし、幼い系のキャラクターだとルンル~ン♬みたいな感じで体が動くので(笑)やはり、キャラの雰囲気によって、立ちふるまいは毎度かなり変わりますね。
因みに、メイクはオンの時もプライベートも全部自分でやっています。好きなんですよね、凄く。こだわりも強いので、求められるものにあわせてアレンジしています

SingaLife編集部
SingaLife編集部
自分のオリジナリティってなんだと思う?

うーん、あまり意識していないんだけど、そうだな、もともとコスプレが趣味で、本当に大好きでやっているんですよね。なので、良い意味で(コスプレしても自分の中身が)変わっていないところですかね。キャラを演じながらも、同時に自分も、コスプレのキャラクターは守りつつも、しっかりあるみたいな感じですかね。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
コスプレをする上で気を付けていることは?

それぞれの作品に当然多くのファンの方がいらっしゃるので、作品自体はもちろん、そのファンの方々の期待を裏切らないように凄く気を付けていますね。
例えば、メイクもそのキャラクターになりきるように徹底的にこだわるし、体型も気を付けていますあとキャラクターがやらないポーズは絶対やらないし(同様にやらない)表情も絶対しないし。 キャラクターのイメージを壊さないよう 発言、SNSなどに気を付けていますね

とにかくキャラクターイメージを壊さないように徹底的に気を付けています。
毎日コスプレをするため、体型をキャラにあわせて変えるのは無理なので、例えば、少し丸みのあるキャラの場合、重ね着や詰め物などで丸みを出して大きく見える努力をしたり、逆に、胸をつぶしたりして調整することもあります。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
“好き”を仕事にする楽しさについてどう思う?

私が学生の頃、“コスプレイヤーの仕事”なんてなかったんですよ。でも、気づけば、今こうなっていた(ここまで来た)という感じなんですよね。好きなキャラクターの服を着て、好きなことを続けていたら仕事になったんです、本当に。 “好き”を続けるのって楽そうに見えて、実際は意外と難しいんですよね。それぞれ色々な事情もあるし、続けるのが難しい理由とかも出てくることもあるでしょうし。中々綺麗ごとだけでは進めないところもあるんですが、それでも、好きなら大なり小なりやり方は色々でも、とにかく続けていくことが大事だと思うんです。簡単なことではないけど、続けないことには始まらないと思います。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
今後の目標について教えてください

この仕事を始めた時からそうですが、コスプレイヤーの地位向上を目指したいと思っています。例えば、国からコスプレ大使に任命されるとか、世界からコスプレの仕事を求められるような立場を目指したいと思います

現在も国内外のイベントに出させて頂いていますが、アジアでの活動も更に広げていきたいですね。

SingaLife編集部
SingaLife編集部
読者にメッセージを

これからも日本のコスプレ文化を広めていきます。そして、またシンガポールに来られるように頑張りたいと思います。私を見かけたら、是非声をかけて下さいね。

ふわっとした可愛い雰囲気でありながら、仕事への情熱は、まっすぐな目をして語ってくれたえなこさん。今後、シンガポールでもその活躍を目にする機会が多くなることを期待したい。

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この記事を書いた人
シンガポール在住8年目。ワインと美食をこよなく愛し、日々ワインを楽しむ一方、筋トレも欠かさず行う。“ワインと美活“のスペシャリスト