ベトナムとオーストラリアからの観光客も隔離無しで入国可能に、10月8日より

シンガポール民間航空庁(CAAS)は9月30日、オーストラリア(ビクトリア州を除く)とベトナムからの旅行者を10月8日より隔離条件なしで受け入れると発表しました。

ベトナムでは、過去28日間にわたり新型コロナ症例がゼロだったほか、オーストラリア(ビクトリア州を除く)の感染者は10万人あたり20人(0.02%)で、CAASは感染リスクが低いと判断したとのことです。

シンガポールは、既に9月8日よりブルネイとニュージーランドからの入国を隔離条件なしで許可しており、今回の2か国を加えると対象は4か国に拡大することになります。

シンガポールへの入国希望者は、事前にAir Travel Pass(ATP)をCAAS申請し、入国時にPCR検査を受ける必要があります。陰性が確認されれば隔離期間が免除され、シンガポール滞在中はトレース・トゥギャザー・アプリを使う必要があります。

シンガポールは、入国制限を緩和していくことにより、観光業を復活させようとしています。シンガポールのオン・イェクン運輸大臣は、チャンギ空港はシンガポール経済にとって重要だと述べています。シンガポールの国内総生産の5%以上を占め、パンデミック以前は19万2,000人を雇用していました。しかし、新型コロナの流行により大きな打撃を受け、特に運輸およびストレージ部門は、第2四半期に前期比年率80%縮小したとのことです。

9月8日にブルネイとニュージーランドからの入国制限が緩和されて以来、CAASは331件の申請を承認し、9月30日午後5時までに136人がシンガポールに到着しましたが、PCR検査で陽性になった人はいないそうです。

これからも入国制限がどんどん緩和されて、国際的な往来が再開されるといいですね。菅総理大臣も、海外からの入国制限を、ビジネス上必要な人材から留学や家族滞在などの分野にも拡大していく方針と発表しましたし、日本へ一時帰国できる日が近いかもしれません!

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SingaLife編集部

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