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シンガポールの街中に流れる旧正月の定番ソング「恭喜恭喜」は日本の敗戦が由来

2月のシンガポールは、街中が赤く彩られる旧正月(チャイニーズニューイヤー)シーズン真っ盛り。スーパーやお店で旧正月の音楽を耳にする機会も多い時期ですが、多くの人が旧正月ソングとして真っ先に思い浮かべるのは「ゴンシーゴンシー」というサビが印象的な「恭喜恭喜(Gong Xi Gong Xi)」ではないでしょうか。

恭喜恭喜(Gong Xi Gong Xi)

「恭喜」は中国語で「おめでとう」の意味。しかしタイトル通り、旧正月を祝うおめでたい曲のはずなのに、メロディーはどことなく悲しい雰囲気が感じられる、といった方もいるかもしれません。

それもそのはず、この曲は実は1945年の第二次世界大戦終結時に、日本の敗戦と中国の解放を祝うために作曲されたものであると、中国の作詞家・小寒氏がブログ記事で推測しています。(現在、ブログは閉鎖)

「恭喜恭喜」の作曲者は陳歌辛氏で、林梅(林枚)、清玉(慶餘)というペンネームでも知られた人物。彼は戦時中、中国を賛美する愛国歌を歌ったために日本軍に投獄されました

戦争中の残虐行為が「恭喜恭喜」の曲に影響を与えたことが考えられるものの、タイトルが旧正月の定番の挨拶で、歌詞の内容も春の到来を祝う歌であることから、旧正月ソングの一つとして人々に口ずさまれるようになったようです。

この背景を知った上で「恭喜恭喜」を聴いてみると、また違った味わいを感じられることでしょう。

<「恭喜恭喜」の日本語訳>

街のいたるところで
すべての人々の口から
出会って最初に出る言葉

恭喜恭喜(おめでとうおめでとう)

冬はもう終わり
何という朗報でしょう!

春の暖かい風が
地球を目覚めさせます。

恭喜恭喜(おめでとうおめでとう)


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