2023年の出生数、ここ50年間の最低に:ICA報告書

2023年の出生数が少なくとも過去50年間の最低に落ち込み、シンガポールは著しい少子化が定着しつつある。

シンガポール入国管理庁(ICA)が7月11日に公表した『2023年出生・死亡登録報告書』によると、昨年生まれた赤ちゃんの数は3万3541人となり、2022年の3万5605人から5.8%減少した。2023年の数字は2021年の3万8672人も13.3%下回るものだ。

今年2月、ICAは当地住民の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する子どもの数)がシンガポール史上初めて「1」を割り込み、「0.97」に低下したと発表していた。

ここ10年は出生数が減少し続ける一方、死亡数は増加。2023年の死亡数は2万6888人で、2022年の2万6891人からは僅かに0.01%減少したものの、2021年の2万4292人から10.7%増えた。死因トップは心臓・高血圧性疾患と肺・呼吸器疾患となった。


最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!

この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

  • 帰国生のミカタ
  • SingalifeBiz