シンガポール公共セクターの情報漏洩
2023年は10%増の201件

2023年は公共セクターの情報漏洩事件が10%増の201件に上り、デジタル開発・情報省(MDDI)はデジタルサービスの拡大が主因との見方を示した。

MDDIは政府の個人情報保護に関する取り組みをまとめた年次報告書の中で、漏洩事件の大半となる172件は重大性が「低」で、政府機関、個人や企業への影響も最小だったとしている。だが、このようなケースは2021年以降、増加の一途を辿っているという。

影響を受けた人に小さな不便を生じさせる重大性が「中程度」の情報漏洩は2023年の件数が29件となり、前年の46件から減少。セキュリティ対策の段階的導入に加え、公共セクター内にてデータセキュリティの認識が高まったことが一助となったようだ。

重大性が「高/重大/非常に重大」に分類され、国の安全や国民の信頼の損失、金銭的/精神的損害、死や大けがにつながり得る情報漏洩事件は4年連続で報告なしとなった。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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