「スタジオジブリの世界」展、シンガポール初、10月4日からアートサイエンス ミュージアムで開催中!再現された映画のシーンはまさに圧巻!

10月4日からシンガポールのアートサイエンス ミュージアムで「スタジオジブリの世界」展が開催されており、大きな話題を呼んでいます。この展示では、スタジオジブリの代表的な作品をテーマにした没入型の体験が楽しめます。

『となりのトトロ』(1988年)、『魔女の宅急便』(1989年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)など、ジブリ作品のキャラクターとともに、その映画の世界を体感できる特別な展示をご紹介します!


「スタジオジブリの世界」展とは?

「スタジオジブリの世界」展は、2013年の日本開催以来、韓国、台湾、香港、タイで開催されました。そして今回は、ここシンガポールのアートサイエンス ミュージアムで待望の開催です。

シンガポール初のスタジオジブリ公式展覧会であり、B2と3Fの2フロアにわたり11のギャラリーを使用する、ミュージアム最大規模の展覧会です。

この展覧会の中心となるのは、日本人アーティストチームによって現地で丁寧に制作された大規模で没入感のある舞台セットです。 スタジオジブリ映画11作品の象徴的なシーンが描かれています。

さらに、16のボックス アート インスタレーションでは、映画のさまざまなシーンをフレームに閉じ込めました。来場者は映画の細かいディテールを、じっくりと見ることができます。スタジオジブリのファンはもちろん、そうでない方でも、気づけばその魅力に引き込まれてしまうこと間違いなしの、すてきな展覧会です。

今回の「スタジオジブリの世界」展では、映画の1コマが大型のグラフィックに生まれ変わったり、映画のオブジェが初めて小道具として登場したりと、これまで見たことのないような新しい仕掛けが盛りだくさん。 来場者は、スタジオの有名な世界観により深く入り込み、スクリーンでは見逃していた細かいディテールを発見したり、「千と千尋の神隠し」の人気キャラ、カオナシの宴会での散らかった食べ物のファンをくすぐる仕掛けにも注目!

一見雑然と置かれているように見えますが、実はきっちりと計算されているような美しさ、そしてその大量の食品の中にはあの、シンガポールのソウルフードが!あなたは見つけられますか?頑張って発見してください。見つけた時には思わず笑顔間違いなし!

アートサイエンス ミュージアム スタッフも驚く、丁寧に作り上げるセット

1番の目玉は、もちろん日本人アーティストのチームが現地で丁寧に作り上げた舞台セットです。 スタジオジブリの11作品の象徴的なシーンが、舞台セットとして芸術的な精緻さで再現されており、来場者を魅了します。

このセットはただ現地で組み立てたわけでなく、セットを組んだ後に丁寧に彩色したり、書き込んだり、セットに合わせて新しく足したり。アートサイエンス ミュージアムに合わせた、唯一無二のセットとなっています。その仕事ぶりは、今まで数えきれないくらいの展示をしてきた、ミュージアム スタッフですら脱帽の丁寧さ。新しくセットを作るくらいの手間と時間がかかっています。そのすばらしいセットをシンガポールで見ることができる私たちは、本当に幸運です!

マーチャンダイズも豊富!

3Fには、特別展示の大事なパートでもある、さまざまなグッズを販売するギフトショップがあります!展覧会の思い出を持ち帰ることができますね。ついつい買いすぎちゃうのが恐怖ですが、見逃すわけにはいきません。

あのシーンを体験!

アートサイエンス ミュージアム3F

「スタジオジブリの世界」展訪問の思い出として、体験コーナーがあります。これはアートサイエンス ミュージアムのエデュケーション チームが考案した、ここでしか体験できない3つの特別なものです。

例えば「千と千尋の神隠し」(2001年)に登場する “まっくろくろすけ “の絵を描いたり、「となりのトトロ」で書かれたように、心温まる感謝の手紙を書いたり、キャラクターと一緒にオリジナルのアニメーション装置 “タウムトロープ “を作ったりと、さまざまなアクティビティが用意されています。

映画も無料上映

また、アートサイエンス シネマでは、ミュージアムの4Fで2本のドキュメンタリー映画を無料上映します。『ジブリの映像職人 男鹿和雄-トトロの森をつくった画家-』(2007年)と砂田麻美監督による『夢と狂気の王国』(2013年)は、史上最も有名なアニメーション ハウスのひとつであるスタジオジブリの内幕を垣間見ることができる貴重な作品となっています。


「スタジオジブリの世界」展の見どころ紹介!

アートサイエンス ミュージアムに到着すると、館内の睡蓮の池横に設置された『崖の上のポニョ』(2008年)の巨大な彫刻がお出迎え。ここからスタジオジブリ体験が始まります。

B2ギャラリー

本当に動きます!

ここでは『ハウルの動く城』(2004年)、『天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)の印象的なシーンを再現した、没入型展示があります。

3Fギャラリー

『風の谷のナウシカ』(1984年)、『紅の豚』(1992年)、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』(1994年)などのオリジナル彫刻や劇場セットを展示しています。『もののけ姫』(1997)、『魔女の宅急便』(1989)、『千と千尋の神隠し』(2001)、『君たちはどう生きるか』(2023)など。



3Fのギャラリーでは、『天空の城ラピュタ』(1986年)、『となりのトトロ』(1988年)などのオリジナル彫刻や劇場セットを展示しています。

来場者はもののけ姫の豊かな森を散策し、ハウルの城を探検し、トトロの洞窟まで草原のトンネルを冒険し、キキと猫のジジが働くパン屋のお客になり、かおなしと電車に乗り、トトロと雨の中でバスを待ちます。来場者自身が映画のエキストラになったような気分を味わえます。

『千と千尋の神隠し』(2001)の不気味なトンネルを間近で見ることができるボックスアートのインスタレーション。 例えば、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)に登場するタヌキが車輪を回して変身するのを見ることができます。

また、『天空の城ラピュタ』(1986年)のスリリングな追跡シーンでパズやシータと一緒に線路沿いを逃げたり、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)の飛行船に乗り込んだり。


シンガポールでの忘れられない思い出

ジブリのファンはもちろん、ジブリ映画を見たことがない人(もしいたら)でもこのスケール、圧巻の再現力、そして信じられないほどの細かいディテール。『スタジオジブリの世界』展を訪れないと見ることができない、貴重な展覧会です。思わず「おぉっ」と感嘆の声が漏れる瞬間があるかもしれません。一度だけでなく、何度でも足を運びたくなる魅力的なエキシビジョンです。ぜひ、ご覧ください!


イベント情報

「スタジオジブリの世界」は2024年10月4日〜2025年2月2日まで開催。

出典:Studio Ghibli&ArtScineceMuseum Marina Bay Sands

スタジオジブリ
1985年、宮崎駿と高畑勲の両監督と鈴木敏夫プロデューサーによって日本で設立されたスタジオジブリは、手描きの卓越したビジュアルと豊かなキャラクター、普遍的なテーマを融合させた、視覚的に豪華な長編映画を25本制作。40年近くにわたり、スタジオジブリはその豊かな物語、映像の素晴らしさ、親しみやすいキャラクターで世界中の観客の心と想像力を魅了してきました。

≪イベント情報≫

「スタジオジブリの世界」
住所:6 Bayfront Ave, S018974 ArtScience Museum Marina Bay Sands
最寄り駅:BayFront駅
定休日:無
営業時間:日〜木 10:00-19:00(最終入場18:00)、金土 10:00-21:00(最終入場20:15)
▶詳細はこちら


●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

林じゅん子

長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ

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