アートサイエンスミュージアムへ行こう! アート・サイエンス・テクノロジーが融合した展示をじっくり楽しめる特別な場所
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/0e02ffb097a39db58aaae575c6590bb9-1024x495.jpg)
マリーナベイサンズの横で咲く、美しい白亜のハスの花の形をした建物。それがアートサイエンスミュージアムです。そんなアートサイエンスミュージアムは、常に私たちを驚かせてくれる場所です。
今回はそんなアートサイエンスミュージアムで現在公開中の展示を一挙紹介!日本ではチケット入手が難しい、teamLabのリニューアルした展示Future World: Where Art Meets Scienceなど見逃せないものばかり!今すぐ、すばらしいアートに会いに行きましょう!
アートサイエンスミュージアム展示作品をご紹介!
期間限定展示
MENTAL: Colours of Wellbeing
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/1-4.png)
昨年の9月から開催され、コロナでより注目が集まっているメンタルにフォーカスした展示です。
アートサイエンスミュージアムとメルボルン大学のサイエンス ギャラリー メルボルンが共同企画したMENTAL:Colours of Wellbeing(MENTAL:カラーズ・オブ・ウェルビーイング)は、世界中の現代アーティスト、科学者、メーカー、デザイナーによる24の体験型展示と大規模なインスタレーションを展示しています。
シンガポールを始め東南アジアのアーティストによる7つのインスタレーションが織り込まれ、東南アジア的ユニークな視点からメンタルヘルスを探求しています。
外観を見ると、どんな展示なのかイメージがわかなかったのですが、一歩入ったら途端に気持ちが温かくなりました。色合いも優しいものばかり。そして来場者に呼びかけるメッセージ。メンタルヘルスにとって一番大事な、人とのつながりを感じました。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/2-5-6.jpg)
会場の入り口のところには、ローカルアーティストDivaagarによるModel Kitchenがあり、”Have you eaten?”の文字が。この言葉はシンガポールの会話の冒頭によく使われる、相手を気遣う気持ちを表すもので、”How are you?”を意味する表現です。
食の大切さと人への気づかい、そして温かいファミリーが集うキッチンが作られています。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/3-2-18.jpg)
冷蔵庫やオーブンを開けてみてください。うれしい驚きがあります。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/5-4-2.jpg)
アーティスト丹呉宏美と研究者エマ・バロウズ博士のコラボレーションである、レインボーカラーのWheelは、人間サイズのハムスターホイール。この中に入って歩くと不思議な感覚になります。この研究では、色彩豊かな遊びの空間と運動がどのように気分に影響を与えるか、また、社会的報酬が人の運動へのコミットメントにどのような影響を与えるかを検証しています。
1番驚いたのは、Rachel HanlonによるHello Human, Hello Machineかもしれません。懐かしいピンクの公衆電話。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/6-1-17.jpg)
受話器をあげると人の声が。話してみると外国、オーストラリアにいる人につながりました。すぐ後に、その電話は録音されている音声だったと気づきましたが、なんともうれしいサプライズで、電話によって世界はつながっているんだな、1人じゃないんだと感じるインタラクティブな展示でした。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/7-4.jpg)
他にもAIが来場者の表情を認識し、最適なメッセージを浮かび上がらせるMirror Ritual、Thoughtformsでは、脳波計をつけ思考を3D化して見せてくれます。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/8-3-4.jpg)
使用している人のその時の気分によって動き方や形も違い、面白い体験ができます。この記録を研究者に送って、資料として提供もできるとか。あなたの脳波が未来の発展に役に立つかも!
視覚で触って、聞いて、さまざまな体験ができる展示です。2023年2月26日の最終日まで後わずか。ぜひ体験にお越しください。
常設展
Future World: Where Art Meets Science
昨年2022年11月26日に、大掛かりな改装を経て生まれ変わったFuture World。アートサイエンスミュージアムと、世界的なアーティストであるteamLabが共同企画した大人気の常設展です。
City in A Gardenゾーン
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/9-19.jpg)
人気の展示はそのままで、長年のファンにとってはうれしい限り。雨のように流れ落ちる、色とりどりの花。Transcending Boundariesは幻想の世界へトリップします。圧倒的に美しい展示です。
100 Years Sea [running time: 100 Years]は、日本の浮世絵のように描かれたアートワーク。気候変動もメッセージになっています。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/10-1-2.jpg)
大人の方が夢中です。
Exploring New Frontiersゾーン
2022年11月26日に全く新しいセクションが公開されるなど、これまでで最大のリニューアルが行われました。そのアートワークで気分は最高潮になります。
Autonomous Abstraction, Continuous Phenomena from the Universe to the Self |
水が入ったボールが地上に落ちるとパッと弾けるように、光のドット一粒ひとつぶが変化し、融合し、刻々と姿を変えます。消えてゆく宇宙のように。荘厳なインスタレーションです。
Aerial Climbing through a Flock of Colored Birds |
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/12-13.jpg)
Aerial Climbing through a Flock of Colored Birdsは、インタラクティブアート作品です。
ロープで吊るされた色とりどりのバーは、歩くバーの色によって床の色が変わったり、音が共鳴したり、カラフルな鳥がバーの下を通り過ぎると、バーと同じ色に変化したりします。どのルートを通ってもよく、人数によっても変化し、まるで群れをなす鳥のようです。
体験している人も見ている人も同時に経験でき、でも違った体験になるユニークで興味深いものです。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/IMG_2793-1.jpg)
Aerial Climbing Through a Flock of Colored Birdsは120cm以上のお子さまから体験できます。またサンダルやスリッパは滑りやすく危険なので、安全上の面からスニーカーなど足をカバーした安定した靴がおすすめです。
Sketch Flight |
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/14-1-8.jpg)
ここでは、実際にSketch Flightを体験し、上記の飛行機を描きました。以前からあったSketch Aquariumの進化版とも言えます。
飛行機や鷹、蝶などさまざまな塗り絵の中から好きなものを選び、完成したら機械で読み込みます。その後は自動操縦で大きなスクリーン上に映し出しみることができたり、自分で操縦することもできます。飛行機が地面に激突したり、なんだかうまく操縦できないとぐるぐる旋回していたり、楽しいものです。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/15-2-7.jpg)
そして鯨の潮吹きから噴き出す輪っかのようなものや空から降るカラフルなものを消していくと、得点が加算されセッション(5分程度)の最後に結果が出ます!何事も高いとうれしいもの。お友達と競争してもいいかも。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/16-3-3.jpg)
なるべくはっきりとした色を使って塗るのがおすすめ。色が少ないと、スクリーン上にあるたくさんの中から、自分の飛行機を見つけにくいです!
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/17-1.png)
そして海からあらわれる羊(茶色)は恥ずかしがり屋。さわると踵を返して逃げます(かわいい!)そんな微笑ましい仕掛けがたくさん。さすがteamLabです!
Crystal Universe |
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/18-1-5.jpg)
こちらは以前からある、Future Worldの中でも1、2を争う人気。きらめくクリスタルに感覚を変えられ、地に吸い込まれるような、壁に吸い込まれるような不思議な体験ができます。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/19-1-3.jpg)
そしてスマホでQRコードを読み取り、Crystal Universeに向かって操作すると変化します。本当に美しい作品です。
Future World:Where Art Meets Science 場所:ArtScience Museum 住所:6 Bayfront Avenue, S018974 最寄り駅:Bayfront駅 営業時間:10:00〜19:00 定休日:なし WEBサイト チケットはこちら |
新しい展示は?
さまざまな展示やアートワークが次々と催されていくArtScience Museumですが、これからもずっとエキサイティングな展示が私たちの目を、感覚を楽しませてくれると思います。楽しみでワクワクしますね!
teamLab体験はアートサイエンスミュージアムだけでは終わりません。もう一つ新しくなったインスタレーションワークがThe Shoppes in Marina Bay Sands(ショップス)にあります。
Digital Light Canvas by teamLab
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/20-1-3.jpg)
Digital Light Canvas by teamLabはアートサイエンスミュージアムの向かい側にある、The Shoppes in Marina Bay Sands(ショップス)で展示中。入り口を入るときらめくクリスタルのシャンデリアが目に入ります。
そしてその真下、B2のDigital Light Canvas by teamLab。ここも以前から人気でしたが、より楽しめるようになりました。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/21-1-3.jpg)
Digital Light Canvas by teamLabは、絶滅危惧種の花やワニなどの動植物をフィーチャーしています。動植物、好きな動物や花をつかんで、好きな色で塗りつぶしてみてください。ArtScience MuseumのFuture WorldにあるSketch Flightのように、描いた絵をスキャンすることができます。そして、床一面に広がるLEDキャンバスに入ります。
私はワニにしたのですが、ヘビやトカゲなどを蹴散らしながらのそのそと歩いていきます。なかなかたくましく、いい感じです!そして参加者もデジタルライトキャンバスにいる動植物を踏むと消えます。子供たちは走り回って、どんどん消しています。大人も夢中になっていました。
オリジナルのおみやげ
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/22-4.jpg)
そして自分が書いた絵だけでなく、友達が描いた作品ともコラボしてTシャツや缶バッジ、トートバッグなどにプリントすることができます。
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/23-5.jpg)
コンピューターを操作して決めていきます。もちろんうれしい日本語対応にもできますので、楽ちんです。後は20分ほど待てば完成です。お友達や家族との作品とコラボもいいですね!
Digital Light Canvas by teamLab 場所: The Shoppes at Marina Bay Sands, B2-50 住所:8 Bayfront Ave, S018955 最寄駅:Bayfront Station 営業時間: 11:00-21:00 チケットはこちら |
アートサイエンスミュージアムは楽しい!
見て楽しむだけでなく、実際に触って、体験して楽しめるインタラクティブワークが満載のアートサイエンスミュージアム。大人から子どもまで楽しめて、そして世界への心へのメッセージも伝えてくれます。
アートとサイエンスが融合した、新世代のアート。これからもここシンガポールから、アートサイエンスミュージアムから最新のアートを発信してくれることでしょう。2023年も期待大!
ArtScience Museum 住所:6 Bayfront Ave, S018974 最寄駅:Bayfront駅 営業時間:10:00-19:00(最終入場は18:00) 定休日:無 電話番号:6688 8888 WEBサイト |
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!
![](http://singalife.com/wp-content/uploads/2020/12/slack-imgs.png)
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2022/07/bnr_instagram01-pc-1.png)
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2022/10/banner2.jpg)
![](https://singalife.com/cms/wp-content/uploads/2021/04/8F2395E7-51FC-4B3F-BE7E-C043C5C2E78A.jpeg)
この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ