未就学児、週40時間以上の保育で英語と数学の成績が低下:研究結果

シンガポールで昨年発表された調査によると、3歳から6歳の未就学児が週に40時間以上の保育を受けると、英語や数学の成績が低下することが明らかになった。シンガポールの子ども達は週平均41時間の保育を受けており、その長さは世界でもトップクラスである。

調査は2,330人を対象に行われ、週35時間から40時間の保育は学業成績を高める傾向にある一方、40時間を超えると学力が低下することが分かった。特に、週50時間以上保育に通っていた子どもは、40時間以下の子どもと比較して読み書きと数学のテストで顕著に低い点数を記録した。これは、保育時間の長さによるストレスや疲れが原因とされている。

政府は、長時間保育の影響を改善するため、保育環境や保育士の研修を強化するとともに、保護者の働き方に柔軟性を持たせ、子どもの保育時間を減らすことで、認知能力や行動に良い影響を与える可能性があるとの見方を示している。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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