シンガポール、10代の出産数が244人に増加 前年比で上昇

シンガポールでは、2024年に19歳以下の少女が出産した子どもの数が244人となり、2023年の228人から約7%増加した。これは過去20年間続いていた若年層の出生数減少傾向に変化が生じたことを示している。
2005年には853件の10代出産があったが、その後は大きく減少していた。背景には、若年層の避妊意識の低さや、パンデミックによる孤独感・心理的影響が指摘されている。
また、中絶を選択せず出産する若者が増えていることも要因の一つである。慈善団体「Babes」や「Safe Place」では、12歳から支援対象となるが、大多数は16~18歳であり、保健省によれば過去5年間の平均は18歳であるという。出産を決意した理由には、宗教的信念や胎児への愛着、家庭やパートナーからの支援が挙げられる。
また、出産登録において父親の名前が記載されていないケースは2024年に330件あり、そのうち4人に1人は10代の母親であった。
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています!ぜひお友だち追加・フォローしてね!
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!