シンガポールでファーム体験!広大なファーム見学、多彩なアクティビティにコルドンブルーシェフの美食も。パーフェクトな1日をBollywood Farmsで! PR

大自然に囲まれたBollywood Farmsへようこそ!
シンガポールで暮らしていて、緑が多いことに驚く方が多いと思うことがあります。緑あふれる大都会、それがシンガポール。もちろん大好きな国ですが、時々、日本の実家がある田舎を懐かしく思うことがあります。ホッと息がつける、そんな場所。
シンガポールにも以前は「Kampong(カンポン)」と呼ばれる景色がありました。舗装されていない土の道、畑から収穫してきた野菜を食する、そんな景色はすでに失われてしまったと思っていました。ここ、Bollywood Farm(ボリウッドファーム)に来るまでは!
ここには懐かしい景色が残っています。暑い日差しの元、土の道を踏みしめて歩き、様々な野菜や果物、丁寧に育てられた花々、道を横切るアリの隊列を眺め、そして採りたての野菜を食する、そんな自然のすばらしさに改めて感動する場所がBollywood Farmsです。今日はBollywood Farmsの全てをご紹介します!
アクセス
Orchard駅からMRTでKranji駅まで行き、そこからタクシーなどで10分ちょっと行くと、Bollywood Farmsへ着きます。ビル群を抜け出して、公団が建ち並ぶエリアを越えるとちょっとした旅気分。時間がある方は、ゆっくりと景色を眺めながら、MRTでBollywood Farmsへの旅を始めるのがおすすめです!
Bollywood Farmsとは
2000年にBollywood Veggiesとして、Ivy Singh (アイビー・シン)さんと夫Lim Ho Seng(リム・ホ・セン)さんによってオープン。10エーカーの敷地には、肥料や農薬を使わないオーガニックファームがあり、そこで収穫した新鮮な野菜を楽しめるPoison Ivyカフェというビストロも併設されています。
Bollywood Farmsのこだわりポイント
ボリウッドファームのこだわりは「オーガニックとサステナビリティ」、そして「Farm to Table」。子どもも大人も自然に触れ、野菜や果物について楽しみながら学べる場所です。さまざまなアクティビティを通して、遊びながら知識を深められるだけでなく、おいしい体験もできるパーフェクトなトリップ先です。
「Farm to Table」農園の採れたて野菜を食べられる
オーナーであるIvyさんの名前から名付けられたレストランPoison Ivy Bistroには、多くのお客様が連日訪れています。予約は必須ではありませんが、ご心配ならぜひご予約を。
ここにはナシレマやインディアンベジタリアン、チキンウィングやモリンガの天ぷらの他、バナナブレッドなどのデザートメニューが並びます。チキンや卵などを除き、全てここで採れたと思うとより感慨深くいただけます。もちろん味は絶品、親切なスタッフ、飾らない素朴なインテリア…、求めていた全てがここにあります。
田舎の雰囲気
何十年も前、シンガポールが現在の姿に変わる前の姿がここにはあります。駅からファームまでの間はまるでシンガポールを出てマレーシアの郊外へ来たような気分です。木々に囲まれ、建物もポツポツ。そんな田舎道をのんびり歩いて行くと、突然が姿を現します。
ファームに近づくと、手書きの看板が見えてきます。Bollywood Farms、Bollywood Paradise in Singaporeと書いてあります。そして入り口には「Wellcome to paradise all lives matter(ようこそパラダイスへ。すべての命は大切です。)」と書いてありました!

入り口には喫煙コーナーもあるので、愛煙家も安心です。

そして植木なども販売されています。

手作り感満載で温かい雰囲気、奥に進むとレストランPoison Ivy Bistroがあります。

ランチを楽しむお客様で賑わっています。

ビストロ横にはキッズコーナーもあるので子連れでも安心です!
イベントやアクティビティー
アクティビティは、ファームツアー、手作り押し花アートクラスなどがありますが、全て予約が必要で、通常平日のみ対応可能です。
というのも、少数精鋭制のBollywood Farms。週末はファームツアーや体験教室に対応できるスタッフが、Poison Ivy Bistroに呼ばれて手伝うことになるためです。ですが、休日でも受付可能な場合もありますので、ぜひご相談ください。
また大人数のバスツアーなどへの対応も応相談、とのこと。シンガポールの通常の観光コースとは一味違う体験を楽しむことができるので、ぜひツアーコースに取り入れてみてください。
実際にBollywood Farmsで休日を過ごしてみた!
魅力満載で、全方向、全年代で楽しめるBollywood Farms。まずは実際にBollywood Farmsのいろいろな魅力を味わってみたいと思います!ではレポート開始!
ファームツアー
早速ファームツアーへ出発します。本日のガイドはMaikさん。

明るい笑顔がステキです。
ツアーは注意事項から始まります。「時々モニターリザード(大型のトカゲ類)などが出てくる時もありますが、その際には棒で地面を叩き、逃げるように」とMaikさん。


「アリの隊列が地面を横切る時もあるので気をつけてください。また地面にある黒いパイプは植物に水を与えているので、踏まないように」などの注意事項も最初にしっかり聞いておきます。
人間と自然の共生がBollywood Farmsの大事なテーマの一つ。それを表すようなお話ですね。
ファーム内は、ツアーに参加しなくても、は自由に散策できるようになっています。ガイドがいなくてもお好きな花や果物、野菜を眺めて歩くと、久々の自然にホッとするというお客様の声が届いているそうです。

ファームの守護神たち
ここはオーガニックファームで、現在、食用、非食用合わせて約135種の植物が栽培されています。

ふと上を見るとロンガン(ライチに似た小ぶりな果実)があります。こんな背の高い木の上になるとは知りませんでした。

途中ところどころにBollywood Farmsの歴史が書かれています。仲の良いご夫婦で微笑ましいですね。
ファームで栽培されている野菜や果物はPoison Ivy Bistroで使用し、店頭販売もされています。新鮮な野菜、ぜひとも買って帰りたいですね!

エレファントイヤー(葉が大きく象の耳のように見える植物)は葉に水をため、他の植物にも分け与えるとか。
赤ちゃんカタツムリも発見しました!害虫駆除剤などが使われていないので、こういう小さな虫もたくさんいます。カビや虫にやられてもコントロールするだけで、後は自然に回復するのを任せるそうです。
ファームには30種以上のバナナがあります。

下向きになっている実が食べられ、上向きはまだ食べられないそうです。新しい知識を知ることができて感激!またひとつ賢くなった気分です。
この写真のバナナ、小さいバナナがびっしり。これはもう食べられますが、まだ未熟なので、もう少し大きくなるとよりいいそうです。
バナナは実は採取したら、もうそれ以上実を作らないので枝を切るとか。そうすることで新しい葉がまた育っていくそうです。花を揚げればアーティチョークのようになり、葉は皿にもなり、全て捨てるところなしだとか。優秀な植物ですね。
こちらは日本でも、健康にいいジュースなどで知られているノニ。

ノニは実はシンガポール中で見られるそうです。匂いは臭いけれど、若さを保ち、ガンを防ぎ、消化にもいいとか。ですがジュースにするのは大変で、だから高価なのだとMakiさん。興味深い話をいろいろと教えてくれます。
キッチンガーデンには、ほうれん草、オクラなど、様々な野菜が栽培されています。特にほうれん草は鉄分豊富で、肉を食べないベジタリアンの方は肉の代わりに食べるといいとか。生き生きとした葉に生命力を感じます。
ロゼルプラント(ハイビスカスに似た赤いガクが特徴の植物)はドリンクにしたり、梅干し風にしたり。色もきれいで味もさわやか。

この黄色いチリパディ(小さくて細長く赤い非常に辛い唐辛子)は通常の赤いチリパディより少しマイルドで、チリよりスパイシー。ちょうどいい辛さだとか。

こちらは珍しいなリップスティックプラント。種を割ると食紅にも使えるそう。

きれいな赤色ですが、そのまま食べてはダメです。なんと歯に色が残るとか。くれぐれもお気をつけて!

この赤いサトウキビは通常のサトウキビより甘さ控えめ。飲むのでなく噛んで楽しむとか。

バタフライピー(マメ科のつる性植物で鮮やかな青色の花を咲かせる)は色付けや料理に入れたり、乾燥させお茶として飲みます。寝る前に飲むとリラックス効果あり、熟睡できるとか。カップ一杯に2個、お湯に入れて飲むだけなので気軽に試せるのもうれしい。
他にもたくさんの木々や植物があります。もっと知りたい方は、植物の名前を調べるアプリなどもあるので、それを使って巡るのもいいですね。

こちらは雨水を集める池。中にはテラピア(スズキ目・タイ科の淡水魚)が飼育されています。魚だから食用にもなりますし、魚の排泄物が溶け込んだ池の水は、植物への肥料にもなっているとか。
今回のツアーでMaikさんがいくつかの植物や果物を採って説明をしてくれましたが、。「ガイドなしのセルフツアーの方も採っていいのですか」と伺うと、「1〜2個なら目をつぶります、もちろん常識の範囲で!」と、スターフルーツのような酸っぱい果物を味見させてくれました。

楽しいツアーはあっという間に終了。楽しかった!
手作り押し花アートクラス
次はここで採れた美しい花を使った手作り押し花アートクラスを体験。押し花と言っても実は花を叩いて、キャンバス生地のトートバッグにプリントするというもの。

使う花はハイビスカス、オレンジコスモス、ユリ、バタフライピー、小花などから好きなものを選んで作ります。ユリはめしべやおしべを取って。
デモンストレーション |
使わなくなったメニュー表を中に入れ、裏側に移らないようにします。花弁を下向きに置いて、テープを貼って動かないようにします。

かなづちで叩くときれいな色が布に写っていきます。色がきれいに写るまで再度叩いていきます。

そっとテープを剥がすとご覧のようにきれいに写っています。この色を保つためには熱いアイロンを上からかけるといいとか。当て布をしてかけるといいですね。

こちらは葉っぱ。緑色は叩いたら茶色になります。
なお、ワークショップは1人S$30〜40で参加人数によるそうです。ご希望の方は直接ご確認ください。

終わったら皆で完成を祝いましょう。洗濯は可能ですが、少し色落ちはするそうです。でもそれもまたいい味になりそうですね。
実食!Poison Ivy Bistro

Poison Ivy Bistroは、インテリアも素朴でいい感じ。

天井からパンダンリーフが下がり、緑で溢れています!
ナシレマなどが人気のレストランですが、週末にはLynn Eeさんが腕を奮う、スペシャルメニューが提供されます。Lynnさんは14歳から海外で学生生活を送り、パース、アメリカ、スイス、シドニー、ロンドンと世界各地で暮らした経験もある国際派。しかもあのフランスの名門料理学校Le Cordon Bleu(ル コルドン ブルー)を卒業した一流シェフ。
約1か月おきに変わる週末スペシャルメニューは、多くの常連客が楽しみにしています(祝日も楽しめます)。SingaLifeも今日のティスティングを心待ちにしていました。

右がLynnさん、左がIvyさん

まずは飲み物からオーダー。Roselle soda ロゼルソーダと Butterfly pea バタフライピーソーダをオーダーしました。2色の層に分かれたドリンクは美しく、混ぜると鮮やかな色に変わります。

見た目も味も爽やか!ぜひ注文してほしいドリンクです。
🔶スタートはPumpkin Soup パンプキンスープ。

もちろんここで採れたパンプキンから作られた甘さが優しい味のスープ。カリッと焼いたバゲットも添えてあります。スープに付けて食べるのもGood!
🔶Stuffed pumpkin blossom かぼちゃの花のファルシ

パンプキンの花の中にチーズが詰めてあります。ふわふわのパンプキンの花がチーズと合わさり、軽い歯応えの揚げ物になっています。
🔶Grilled Brinjal ナスのロースト

大きなナスを開いてグリルしたもの。一見お肉のようにも見えます。
そこに軽くマリネしたミニトマトやきゅうり、玉ねぎや香草を乗せ、なんとバナナで作ったケチャップをたっぷり。このバナナケチャップがおいしく、ぜひ販売してほしいくらいです。

ケチャップの甘みがナスのおいしさをさらに底上げしてくれます。上はBanana flower saladバナナフラワーサラダ。バナナフラワーにマサラスパイスを混ぜた粉で揚げたもの、たくさんの葉野菜、カリカリのイカンビリス(ジャコ)、エディブルフラワーなどが入ったサラダは、食感もよく畑の恵みを感じることができるサラダです。
🔶Nasi Ulam ナシウラン

新鮮なハーブをカットしてすぐ調理しないと色が変わるため、シンガポールの他のレストランでは見つけられないここならではの料理。
トーチジンジャー、ワイルドペッパーリーフ、ジッセンジンジャー、イエロージンジャー、ラクサリーフ、コリアンダーなどを非常に細かく刻んで、干しエビ、新鮮なココナッツをすりおろしたものを空炒り。それにブラチャンをプラス。これら全てをご飯と混ぜるとできあがり。

最後にバタフライピーやエディブルフラワーで飾ると、まるでデザートのような一品に。こちらも下ごしらえに時間はかかるので予約がおすすめ。

提供時間に合わせて新鮮なハーブをカットするので、フレッシュ極まりないものになります。
🔶Roast turmeric & soya chicken accompanied with grilled veggies ローストチキン

チキンは24時間マリネするので、2日前までの予約が必須のローストチキン。味付けはフレッシュターメリック、醤油、酢、黒糖。丸ごと一羽なので、迫力ある大きさです。

しっかりマリネしてあるからか、香り豊かなローストチキンの身はしっとりとしています。付け合わせのローストポテトが外はカリッとして、そこにソースが絡んで最高です。もっと欲しいくらい。S$50で持ち帰りも可能なので、おみやげにも、特別なイベントにもぴったりですね。
🔶デザート

写真上は、素朴なバナナブレッド、スチームタピオカケーキ、ビッグタピオカケーキの3種盛りのTasting Platter。
写真下は、サゴ(ヤシ科の植物の幹から採れるでんぷん)、ココナッツクリームとやし糖のクリーミーなデザート、Sago Gula Melaka。
最初から最後まで、文句のつけようがないおいしいものばかりでした。さすがの腕前を惜しげもなく披露してくれるLynnさんのスペシャルメニューは、忘れ難い味わい。リピーターが多いのも納得です。そして使われている野菜の新鮮さもすばらしい。
Lynnさんが言っていた「Farm To Table」と言いながら輸入した野菜を使っているお店とは違い、ここで今採れた野菜をいただいているというのが感慨深いのです。
野菜ってこんなにおいしかったんだ、と改めて感じました。また 1か月後に再訪したい!心の底から思いました。
おみやげもお忘れなく!

手作りクッキーやジャムなど、いろいろあります。

そしてせっかくならば、家でもここの野菜を使って料理を作ってみたいですよね。レストランではここで採れた野菜を購入することができます。
先ほどファームツアーで見た赤いサトウキビもありました。野菜は量もたっぷり。筆者は新鮮極まりないスイートポテトリーフを購入。家に帰って即調理しましたが、独特の歯応えと風味があってとても美味しかったです!また、手作りクッキーはおみやげに好評でした。
帰りの足が必要なら、タクシーや配車アプリなどで早めの予約がおすすめです。近くに車がいない場合も多く、先に予約しておけば安心です。
Bollywood Farms Pte Ltd 住所:100 Neo Tiew Rd S719026 営業時間: 月〜木 プライベートイベント、プライベートダイニングのみ 水〜金 10:00 -15:00、土日祝 7:00-18:00 定休日:月火 電話番号:予約 6898 5001/ 8412 0828、イベント相談用 8498 6706 ▶お問い合わせはこちら ※なお、お支払いは現金、またはPaynowなどになります。クレジットカードは使用できませんので、お気をつけください。 |
シンガポールで大自然に囲まれた休日を楽しむならここ!
ファームの散策を終えたら、おいしい食事やドリンクでほっと一休み、その後アクティビティで楽しんで、ファーム産の野菜や手作りクッキー、バナナブレッドなどおみやげを購入して…。完ぺきなショートトリップがここだけで完結する、シンガポールのカンポン、Bollywood Farms。
疲れた体をリフレッシュしたら、再び大都会のシンガポールへ。忙しい生活へ舞い戻るパワーをチャージができました。また土の香りとおいしい食事が恋しくなったら帰って来ます!懐かしい時代のシンガポールを味わえるBollywood Farms。ぜひ訪れてみてください。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ