親知らずからインプラントまで　シンガポールでの外科的歯科治療をMeiplus Dentalcareが解説 PR
医療・健康
2025.12.27

シンガポールでは、親知らずの抜歯をはじめ、インプラント治療、All-on-6（全顎インプラント）、ガミースマイル外科、歯周外科治療など、幅広い外科的処置について多くのご相談をいただきます。

特に日本人患者様からは、「日本語で詳しく説明を受けたい」「安心して通えるクリニックを探している」という声が多く寄せられています。

本コラムでは、シンガポールでよく行われる外科的歯科治療について、Meiplus Dentalcareがわかりやすく解説します。

親知らず抜歯（智歯抜歯）

親知らずは奥に位置しているため、まっすぐ正常に生えている場合でもクリーニングが非常に難しく、むし歯・歯周病・隣在歯のトラブルを起こしやすい歯です。

そのため、長期的な口腔健康を考えると、多くのケースで抜歯が推奨されます。

「親知らず」が痛くなる原因は？

親知らずは通常10代後半から20代にかけて生えてきますが、現代人の顎は小さくなっており、正しい位置に生えるためのスペースが不足していることが多いです。そのため、以下のような問題が生じやすく、痛みの原因となります。

▪半埋伏（歯肉が一部覆っている状態）
食べかすや細菌が溜まりやすく、智歯周囲炎を引き起こします。

▪横向き・斜めに生える
隣の歯を強く押し、痛みや歯列の乱れを生じさせます。

▪清掃不良による虫歯や歯周病
最も奥に位置するため、歯ブラシが届きにくく、親知らず自身の虫歯、隣の歯（第二大臼歯）の虫歯、歯周病が起こりやすくなります。

外科的抜歯と非外科的抜歯の違い

親知らずの状態によって、外科的抜歯か非外科的抜歯かが決まります。

＜外科的抜歯＞
歯肉を切開し、必要に応じて歯を分割して取り出す方法です。
横向き・斜め、または深く埋まっている歯の場合に適用されます。

＜非外科的抜歯＞
まっすぐに生えている場合は、比較的簡単に抜歯が可能です。

シンガポールでの治療法と流れ

シンガポールにて親知らずの治療を行う場合、以下のような流れで治療を進めていきます。

①パノラマX線（OPG）やCTによる精密検査
②治療計画のご説明
③局所麻酔下での抜歯
④術後ケア（冷却・安静・内服薬）

インプラント治療について

インプラントは、失った歯の根に相当する人工チタン製のスクリューを顎骨に埋入し、その上に人工歯を装着する治療法です。

▼ 特徴

▪自然な噛み心地
▪隣在歯を削る必要がない
▪適切なメンテナンスで長期使用が可能
▪骨量不足の場合は骨造成が必要になることがある

▼ 適応

▪単独歯欠損から多数歯欠損まで幅広く対応可能。

All-on-6（全顎インプラント）

All-on-6は、上顎または下顎の歯をほとんど失った方に対し、6本前後のインプラントでフルアーチの人工歯を固定式で装着する治療方法です。

▼ 特徴

▪6本のインプラントで全体を支える効率的な設計
▪義歯と比較して圧倒的に高い安定性
▪自然な見た目、発音・咀嚼機能が快適
▪骨の状態によっては骨移植を回避できるケースもある
▪取り外し不要の固定式

▼ 適応

▪多数歯欠損・無歯顎
▪入れ歯で不満がある方
▪顎骨の量がある程度残っている方

インプラント vs ブリッジ

▼ インプラント
メリット ▪健康な歯を削らない ▪噛み心地が自然 ▪骨吸収を抑制 ▪長期的に安定	デメリット ▪外科手術が必要 ▪治療期間が長め ▪骨造成が必要になることがある

▼ ブリッジ
メリット ▪手術不要 ▪短期間で治療が完了 ▪比較的費用が抑えられる	デメリット ▪両隣の健康な歯を削る必要がある ▪支台歯に負担がかかる

項目	インプラント	ブリッジ
噛む力	◎	⚪︎
手術	必要	不要
治療期間	中〜長期	短期

All-on-6 vs オーバーデンチャー

▼ All-on-6（固定式）
メリット ▪天然歯に近い咀嚼力 ▪安定性が高い ▪見た目が自然 ▪発音しやすい ▪取り外し不要	デメリット ▪外科手術が必要 ▪メンテナンス必須

▼ オーバーデンチャー（可撤式義歯）インプラントを2〜4本使用し、その上に「取り外し式の総義歯」を装着する方式です。
メリット ▪通常の総義歯より安定 ▪取り外して洗浄できる ▪骨量が少ない方にも対応しやすい	デメリット ▪All-on-6ほどの強い噛む力は得られない ▪取り外しが必要 ▪義歯部分の摩耗・部品交換が必要な場合あり

項目	All-on-6（固定式）	オーバーデンチャー（可撤式）
噛む力	◎	⚪︎
安定性	◎	⚪︎
見た目	◎	⚪︎
メンテナンス	クリーニング＋定期検診	取り外してクリーニング
使用インプラント本数	約6本	2 or 4本
費用	高め	比較的低め
骨量	ある程度必要	少ない場合でも対応可

保険と費用について

▪シンガポール市民権保持者・永住権者（PR）、またはシンガポール人配偶者をお持ちの方
　→ MediSave（医療貯蓄制度）を利用して外科的歯科治療費の一部を精算できます。

▪その他の方（駐在員・留学生・短期滞在者）
　→ 保険適用の有無にかかわらず受診可能です。
　　ご加入の民間保険にてカバーされる場合があります。　

詳細は日本語対応スタッフが丁寧にご案内いたします。

日本語サポート

Meiplus Dentalcareには日本人歯科衛生士が常勤しており、

▪治療前後の説明
▪口腔ケア指導
▪術後のフォローアップ

を日本語で受けることができます。海外での歯科治療に不安がある方も安心してご相談ください。

親知らずやインプラント、歯茎のことでお悩みの方へ

親知らずは位置や生え方に関わらずクリーニングが難しく、むし歯・歯周病・隣在歯のトラブルを引き起こす可能性が高いため、専門的な判断が重要です。

また、インプラント・All-on-6・ブリッジ・オーバーデンチャーは、それぞれ適応やメリットが異なるため、顎骨の量・残存歯の状態・生活習慣に合わせた治療選択が必要です。

Meiplus Dentalcareでは、CT・OPGによる精密検査を行い、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。