【最新版】知っておくと便利!チャンギ国際空港の<無料&有料>仮眠スポット

 

シンガポールのチャンギ国際空港は、Skytraxワールド エアポート アワードのワールド ベスト エアポート(2021年まで複数年連続受賞、2025年に再度首位になり、計13回選出)など697にものぼる受賞数を誇る空港です。

世界へのハブ空港と言われるように、連日シンガポール訪問客だけでなく、多くの乗り換え客が通りすぎる、世界各国への乗り換えの玄関口となっています。

そのため、乗り換え客が待ち時間に快適に過ごせるような工夫が各所に見られます。例えば椅子席でも肘掛けがなく、横になって休むことができたり、Snoozeラウンジには寝椅子や、ゆったりとしたソファー席がある場所もあります。

多彩なチョイスがある、チャンギ国際空港の仮眠スペースをご紹介します!

チャンギ国際空港内に仮眠スポットはある?

チャンギ国際空港には、有料、無料など多数の仮眠スポットがあります。もし余計な予算を使いたくないなら、無料スポットを利用しましょう。Snooze Lounge (スヌーズ ラウンジ)には寝椅子があったり、全体的に照明を落として寝やすくしてあったり、無料なのにいたれりつくせりです。

Snooze Loungeは現在、T1、T3、T4に各1か所、T2に4か所、計7か所あります。

その他、有料ラウンジもいくつかあり、無料の仮眠スポットでは得られない、プライベートな空間や食事やシャワーがあるなど、多くの利点があります。予算や対象サービスを吟味し、トランジットタイムを快適に過ごしたいものです。

ここでは各ターミナルごとにさまざまな有料、無料の仮眠スポットをご紹介します。

無料仮眠スポット

各ターミナルにある無料で使える仮眠スポットをご紹介します。

T1

T1はチャンギ空港の中で最初にできたターミナルで、全体的に落ち着いた雰囲気です。無料で使える休憩エリアは静かな環境にあります。

トランジットエリア 2階 C23付近

寝椅子があり、ゆっくりと休めます。自販機もあり、軽食も取れます。

出発トランジットホール 3階 Shilla 化粧品売り場上

ここには寝椅子はありませんが、ゆったりとした椅子席が多数あり、静かな場所で休むことができます。その奥は空港スタッフのみが利用できるスタッフラウンジですので、間違って利用しないようにしてください。

出発トランジットホール 3階 Snooze Lounge

24時間営業のフードコート(SG Hawker)の横にあり、すぐ後ろは喫煙コーナー。ほどよく目隠しもあり、リラックスして眠れそうです。なお、電源コンセントもあるため、電子機器の充電が可能です。他にソファー席もあります。なお、照明自体は場所柄もあり、暗めに設定はされてません。

T2

T2は改装後、より明るい印象のターミナルになりました。シンガポール航空日本便を始め、多くの日本行き便がここから出発します。

出発トランジットホール 2階 E5番ゲート向かい側

右側には喫煙コーナーがあり、その前には食べ物の自動販売機もあります。お店が閉まった後でも、温かいものがいつでも食べられて安心です。

寝椅子も数脚あり、リラックスして横になることができます。もちろんソファー席もあり、その他近くの椅子は肘掛けがないので、横になって寝ることも可能。

出発トランジットホール 2階 OasisラウンジE11番ゲート向かい側

Snooze Loungeの中でここが一番広く、寝椅子の数も他の場所と比べて多めです。全体的に薄暗く、落ち着いて過ごせます。右の方には大きめの椅子席があり、リラックスして座れます。

出発トランジットホール 2階 Cocoa Tree付近

こちらは仮眠というよりは、巨大スクリーンの前に座って、放送される番組やスポーツ中継を楽しむ場所です。

出発トランジットホール 3階 Sunflower Garden付近

こちらには寝椅子はありませんが、比較的静かで、落ち着いて時間を過ごせる場所、という感じです。

T3

T3は天井も高く、広々とした印象です。仮眠スポット以外にあちらこちらに休憩できそうな場所があります。好みの場所を探すのもおすすめ。

出発トランジットホール南 2 GST(消費税)還付手続きカウンター付近

ここには寝椅子が数脚あります。

また、中央の出国審査ゲートの目の前にある、ルイ・ヴィトンの後方には背もたれが高く、ゆったりと座れる豪華なデザインの椅子が何脚かあります。またその他のソファー席でも寝られそうなところがいくつかあります。

T4

T4は1番新しいターミナルです。いつも多くの人で賑わっている、活気あるターミナル。ですが休める場所もちゃんとあります。

トランジットエリア 中2階 出発トランジットホール Peranakan Gallery付近

こちらはBlossom Sats&Plaza Premium Lounge(ブロッサム サッツ&プラザ プレミアム ラウンジ)のすぐ前にあるスペース。静かな中2階にあります。

トランジットエリア 2階 出発トランジットホール Texas Chicken付近

出典:Now Boarding Changiairport

リラックスできるソファー席があります。

ジュエル チャンギ エアポート

こちらには仮眠スポットはありません。たださまざまなソファーが設置されているので、空いていればそこで休むことも可能ですが、買い物客や人口滝の見物客でかなり賑わうので、落ち着いて寝る事は難しいでしょう。

有料仮眠スポット

飛行機での長旅を考えると、搭乗前の待ち時間は少しでも快適に、リラックスして過ごしたいもの。無料の仮眠、休憩場所ではなかなかゆっくり休めない方におすすめなのが有料ラウンジやトランジットホテルです。

チャンギ空港には、有料ラウンジも数多くあります。これらのラウンジは価格帯や設備が様々です。ラウンジは利用時間によって金額も変わります。またシャワーの利用のみ、ナップルームのありなしなど、多彩なチョイスがあります。ただトランジットホテルは常に満室状態なので、早めの予約がおすすめです。

またはとりあえずホテルへ行き、フロントで問い合わせると、「何時ごろに来たら空きがあるかも」と教えてくれますので、その頃に行くとチェックインできる可能性もあります。とりあえず行ってみるといいですね。

以下、各ターミナルの有料仮眠スポットをご紹介します。

T1

Plaza Premium Lounge (プラザ プレミアム ラウンジ)

広いラウンジには、3つのプライベート休憩スイート、アメニティ完備のシャワールーム6室(うち1室は車椅子対応)、睡眠ポッドなどがあります。

出典:Plaza Premium Lounge

場所: 3階(C1ゲート上)Sleeping Podあり
営業時間:24時間
💺予約はこちら

 

T2

Sats Premier Lounge (サッツ プレミア ラウンジ)

こちらのラウンジには仮眠スポットはありませんが、リラックスして座るスペースを提供しています。

出典:Sats Premier Lounge

場所:T2 3階
営業時間:24時間
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Ambassador Transit Lounge (アンバサダー トランジット ラウンジ)

こちらにはナップスイートがあります。横になって休むと機内の疲れの度合いが変わってきますね。

出典:Ambassador Transit Lounge

場所:T2 3階
営業時間:24時間
💺予約はこちら

 

Hub & Spoke (ハブ&スポーク)

出典:Hub&Spoke

こちらは仮眠はできませんが、レンタル自転車やシャワー施設があります。軽い運動をしてシャワーでリフレッシュし、他の仮眠スポットで安眠、というのもいいのでは。

場所:T2 1階
営業時間:7:30-22:00


T3

Ambassador Transit Lounge (アンバサダー トランジット ラウンジ)

こちらにもナップスイートがありますが、数が少ないので早めの予約を!

出典:Ambassador Transit Lounge

場所:T3  3階(映画館の隣)
営業時間:24時間
💺予約はこちら

 

Sats Premier Lounge (サッツ プレミア ラウンジ)

24時間営業。ビュッフェ形式の食事が楽しめ、シャワールーム、マッサージチェア付きの休憩ブース、個別のワークステーションなどの設備が充実

場所:T3  3階
営業時間:24時間
💺予約はこちら

 

T4

Blossom Sats&Plaza Premium Lounge (ブロッサム サッツ&プラザ プレミアム ラウンジ)

こちらには読者灯とサイドテーブル付きの居心地の良い読書ブースがあり、静かに過ごせます。ラウンジも落ち着いた雰囲気です。ナップスイートもあります。

出典:Sats&Plaza Premium Lounge

場所:T4 中2階(セブンイレブンの近く)
営業時間:24時間
💺ご予約はこちら

 

ジュエル チャンギ エアポート

Changi Lounge (チャンギ ラウンジ)

出典:Jewel Changi Airport

ここにはユニークなNap Podがあります。高度な技術が内蔵されており、光、音楽や振動を組み合わせた機能で、安眠後さわやかに目覚めることができます。1時間単位での利用が可能です。

場所:ジュエル1階
営業時間:6:00-22:00

有料ラウンジと言っても施設やコースなどそれぞれに違いがあります。ニーズや予算に応じて利用してください。

なおナップスイートなどは、ラウンジ利用とは別に料金がかかりますが、長いトランジット時間を快適に過ごせ、次のフライトへのエネルギーリチャージが可能です。

トランジットホテル

ラウンジよりもうワンランク上、トランジットホテルならベストですね。6時間単位で利用でき、1時間毎延長も可能。しかもトランジットエリアにあるので、乗り継ぎに大変便利です。

また、ウェイクアップコールサービスもあるので、寝過ごす心配もありません。ただ常に混んでいるので、事前の予約がおすすめ。

パブリックエリアにあるトランジットホテル

YOTELAIR Singapore Changi Airport (ヨーテルエア シンガポール チャンギ エアポート)

唯一、シンガポール入国後に使えるのがこちらのホテル。深夜にシンガポールに着いた際やホテルチェックアウト後、各航空会社のチェックインカウンターが開くまで休憩するのもおすすめ。

ジュエルチャンギエアポートの中にあるので、ここに荷物を置いて、ジュエルで滝を見たり、買い物や食事に行くこともできます。

出典:共にYotelair Singapor Changi Airport

場所:ジュエル チャンギ エアポート
デイユースは6:00-22:00までの間、最低4時間から利用できます。

調節可能なSmartBed、テレビ、ワークステーション、シャワーなども揃っています。またキャビンは遮光仕様のため、昼間でもぐっすり眠れます。

その他、ホテルルーム利用以外に、タオルやアメニティが揃った、プライベートシャワーキャビンもあるので、シャワーだけの利用もおすすめです。搭乗前にすっきりし、気持ちよくフライトに臨むのにもいいですね。
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トランジットエリアにあるトランジットホテル

現在、ターミナル1にはトランジットホテルはありませんが、各ターミナル間はスカイトレイン、または徒歩でも行き来ができますので、他のターミナルを利用するといいですね。

Ambassador Transit Hotel (アンバサダー トランジット ホテル)

出典:Ambassador Transit Hotel

アンバサダー トランジット ホテルは、より快適に過ごしたい方に最適。3時間利用のシングルルームから6時間単位で利用できるプレミアムルーム(シングル、ダブルまたはツイン)もあり、予算に応じ様々な選択肢があります。またエステコースとのパッケージもあります。

場所:T2
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こちらも同系列のトランジットホテルです。

出典:Ambassador Transit Hotel

場所:T3
詳しくはこちら

 

シンガポール入国後に利用可能な仮眠スポットは?

シンガポール入国後に可能な仮眠スポットは、入国後のパブリックホールにある無料の椅子席、またはあちらこちらにあるソファー席しかありません。床の上に寝ている人もいます。気にならなければ、それも可能です。空港職員などから移動を求められる事はないようで、とても寛容です。

仮眠時の荷物管理について

シンガポールは治安がいいと言われていますが、もちろん100%安全ではありません。仮眠時にキャビンサイズバッグなどが気になる方は、Left Baggage(手荷物預かり所)をご利用ください。なお、金額はサイズや重さにより変わります。

残念ながらチャンギ空港にはコインロッカーはありません。気になる方は一時預かり所をご利用ください。トランジットホールにもあります。
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シンガポール航空利用なら、チェックイン可能な48時間前から手荷物の預け入れが可能です。ホテルをチェックアウトした後、深夜便に乗る場合、かなりの時間があるので、そういう場合は早めに空港に来て、先に手荷物を預ければ荷物を気にせず、パブリックホールでの仮眠などが可能です。
シンガポール航空のチェックイン情報はこちら

空港での仮眠を快適にするおすすめグッズ&気をつけたいこと

人が多い時間帯は気になりませんが、深夜になり人が減ってくるとエアコンの寒さが気になってきます。そんな時に困らないように寒さ対策は必須です。以下のようなものがあれば、より快適に仮眠ができます。

▪携帯用ブランケット:
身体全体を覆えるといいですね。頭まで隠れれば暖かいだけでなく、灯よけにも。

▪ライトダウンなど暖かい上着:
折りたたむとコンパクトになるライトダウンなら、夏場でも寒い時にさっと羽織れ、ぱっとしまえて便利。

靴下:
上着を着ても裸足だと余計に寒く感じます。靴下もあると助かります。

▪トラベルピロー:
枕なしでは眠れない方は必需品。ネックピローにもなるタイプや、ネックピローからぬいぐるみになるものも。

▪アイマスク:
明るいと眠れない方には必需品です。

▪耳栓:
アナウンス、他の人の話し声が睡眠の妨げになる可能性があります。耳栓をしておけば安心ですが、自分の名前が呼ばれた時や搭乗のアナウンスが聞こえない可能性があるので気をつけましょう。

▪柔らかいバッグ:
この中にパスポートや財布を入れ、タオルなども一緒に入れれば枕がわりに。もし誰かが奪おうとしたら目が覚めまるので一石二鳥ですね。

▪空のペットボトルやマイボトル:
非常に寒い場合、各所にある給水機の中に、お湯が出るものがあります。お湯を入れれば臨時の湯たんぽがわりにも。もちろん水を入れて水分補給にも使えます。

▪アラームを設定:
寝過ごしてフライトに遅れたら大変です。搭乗時間前にセットをお忘れなく。
▪時差を確認!シンガポールタイムに設定:例えば旅先の国とシンガポールに時差がある場合は、飛行機の出発時間を間違えてしてしまうことも。シンガポールに着いたら必ず、シンガポールタイムに変更をしておきましょう。

▪搭乗ゲート番号の確認:
搭乗ゲートは割と頻繁に変わるので、ゲートに行く前に必ず再確認しましょう。また、周りを見渡し、いつまでもGate Openにならない場合は搭乗口が変更になったなど、なんかしら理由があります。必ず確認しましょう。

T3のように広いターミナルでは、例えばA15からB10などに変わった場合、かなりの距離を歩きますので、あまり早く搭乗ゲートにいかず、変更した場合に対応しやすい場所にいる方がいいですね。

 

シンガポールのチャンギ空港なら無料も有料もどちらも快適!

シンガポールから他国へ乗り継ぎの際にも、また日本便への待ち時間の間にも、ゆっくり体を休めることができるチャンギ国際空港。

より快適に仮眠するなら、やはり有料ラウンジに軍配があがりますが、世界で一番とも評価されるチャンギ国際空港。無料で使える場所でもかなりリラックスして休めます。

さらにトランジットホテルならより上質の眠りが得られます。シンガポールから先に長いフライトがある方は、トランジットホテルはベストな選択肢かもしれません。予算、状況などにあわせて、ぴったりの場所を選んでください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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