【8月より自転車・電動スクーター(PMDs)の規制改正】携帯電話片手に運転は違反。最高$1000の罰金、若しくは最高3か月の刑期。
シンガポール交通局(LTA)は、来月8月より自転車・電動スクーター(PMDs)への規制改正を導入します。規制導入に際して、LTAは200人の監視員を配置するとしています。
昨年より、電動スクーターが関係する事故や火災が多発したことから、安全面に対する規制の強化が求められていました。これにより、規則を守らない利用者に対する罰則を強化し、電動スクーター販売者は安全点検を行うことが必要となります。
昨年度の違反者は4900人に上る
シンガポール交通局(LTA)は、16歳未満の利用者を制限するだけでも、若者による無謀な運転を防止することができるとしています。
<< 規制改正内容 >>
・電動スクーター(e-scooters)の使用は、16才未満の場合、大人同伴でなければならない。
・自転車・電動スクーター(PMDs)などは、携帯電話片手に運転は違反。携帯電話ホルダーを使用する場合と、携帯電話を手で持たない方法であれば使用は許可される。
*電動スクーター(e-scooters) の一般歩道での使用は2019年11月から禁止されています。(一部許可されているところを除いて)←詳しくは下のリンクからご覧ください。
違反者には厳しい罰則
初犯では最高$1000の罰金、若しくは最高3か月の刑期。再犯の場合は、最高で初犯の2倍の罰金と刑期が課せられるとしています。
歩行者も守るべきポイント
アクティブ・モビリティ・アドバイザリー・パネル(AMAP)は、歩行者に対しても以下の注意点を示しています。
・歩行者は追い越しをする以外は、常に左側を歩くこと。
・歩道のあるところは必ず歩道を使用すること。
・歩行中は携帯電話などに気を取られず、周囲に注意を払うこと。
尚、後日LTAが正式な歩行者に関するルールを発表するとしています。
サイクリングネットワークの拡大
政府は2030年までに、現在ある440kmのサイクリングネットワークを3倍の距離となる1320㎞まで拡大を目指しています。
規制の強化だけでなく、国民が安全で健康的な生活が送れるような設備の拡充など、実質的な方針を打ち出している政府の柔軟な姿勢が伺えます。
ルールを守って、安全を心がけた生活を送りましょう。
詳しい規制内容は↓こちらからご覧ください。
https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/getting_around/active_mobility/rules_and_public_education/rules_and_code_of_conduct.html
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!