シンガポール の行政サービスアプリがパワーアップ。40以上のサービスが集約
スマート国家構想が「ライフSG(シンガポール)」に移行
シンガポールが2014年にスマート国家構想を発表してから約6年が経ちます。その間、フードコートのキャッシュレス化や、デジタルに慣れていない一般の人に携帯電話やQRコードの使い方を伝授するデジタルアンバサダーを派遣するなど、多くの取り組みがされてきました。
そして8月19日、シンガポール首相府管轄下の「スマート国家デジタル政府グループ(SNDGG)」は、2018年に導入された電子行政サービスの携帯アプリ「モーメント・オブ・ライフ(MOL)」を置き換える「ライフSG (LifeSG)」を発表しました。40以上の行政サービスが集約され、より使いやすくなったとのことです。
MOLが導入されたときには、出生届、「ベビー・ボーナス」の申請、予防接種、保育園の入園手続きなどの手続きが書面ではなくオンラインでできるようになり、申請にかかる時間が60分から15分に短縮されました。
そして「ライフSG」では、中央積立基金(CPF)へのトップアップ、定期利用駐車場の更新、パスポート・住宅ローン・パッションカードの申請などのサービスも可能になります。
パッションカードは、シンガポール在住であれば誰でも申請できるお得なカードで、コミュニティセンターの講座などで割引が受けられるほか、買い物するとポイントが貯められます。
広報担当者によると、MOLアプリとの大きな違いは、インストールや更新した時にユーザーが関心を示した内容にもとづいて、興味のありそうなサービスやコンテンツを提案するパーソナライズ・ダッシュボードが備えられていることだそうです。さらに、就職先や進学先が検索できるサイトへもアクセスできるとか。
今後も機能をどんどんアップグレードする予定で、将来的には、医療機関の予約、出生登録、ベビーボーナス、小学校入学申請なども、ユーザーが忘れないように通知するそうです。
ダウンロードは簡単。App Storeか Google Play StoreからLifeSGをダウンロードして、シングパス(SingPass)でログインするだけです。
デジタル化で、私たちの暮らしがどんどん便利で豊かになりそうです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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