【罰金1,000ドル!?】シンガポール国旗をしまうことを忘れずに。シンガポールは規則で国旗掲揚期間が決まっています

シンガポールでは国旗の抑揚期間がなんと規則で定められており、その期間外に国旗を掲げていると、最大で1,000ドルもの罰金を科せられる可能性があります。まだシンガポール国旗を掲げているみなさん、あと数日以内に、家の外に掲揚している国旗を撤去しましょう!

その規則は、シンガポール武器・国旗・国歌規則。規則によりますと、シンガポール国旗の抑揚期間は7月1日から9月30日までと定められています。この期間中は、建物の外や旗竿のない空き地に掲げることが許されています。

8月9日のナショナルデーの期間になると街中にシンガポール国旗がはためくのはこの規則のためだったんですね。
2020年は、新型コロナウイルスが大流行したため、国民が一丸となるシンボルとして、その期間が拡大され、4月25日から9月30日までとなっていました。

シンガポール文化・コミュニティ・青少年省(MCCY)は、この期間延長の動きは、国民からの要求に応えたものだと述べています。

今年のナショナルデーの前後にシンガポール国旗を家の外に掲揚する人の数が「目に見えて減少」していることに気づいたシンガポールの地元紙ストレートタイムズの記者は、他国が国旗掲揚の期間に規則を設けていないことを挙げ、融通を利かすことが助けになるかもしれないとコメントしています。

これに対し、MCCYのレチュマナン・ナラヤナン氏は、「シンガポール国旗をいつでも掲げていいと許可をする際に考慮すべき点として、長期間の掲揚や放置によって国旗が傷んだりすることで、国旗自体の威厳を守ることができるかどうかということである」と述べています。

では、日本の国旗をシンガポールで掲げることはできるのでしょうか。
答えはNO
です。こちらも規則で「シンガポール以外の国旗を公共の場で掲げることは禁止」とされています。違反した場合は、6カ月以下の懲役あるいは500ドルの罰金、またはその両方が科せられる可能性があります。

国旗を掲げることにも細かい規則が定められているシンガポールは、さすがですね。

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SingaLife編集部

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