シンガポールのステーキハウスが75人ディナーで20日間営業停止 政府のコロナ規制に違反
営業停止
クラークキー駅やラッフルズシティ駅からほど近い、ナショナルギャラリー・シンガポール内にある「ジェマ・ステーキハウス(Gemma Steakhouse)」が、10月下旬に新型コロナウイルス感染拡大対策の規制に反して75人のディナーを開いたとして、20日間の営業停止処分を受けました。営業停止の期間は12月3日から12月22日です。
「ハロウィンディナー」
会員制クラブが会員とそのゲスト向けの「ハロウィンディナー」を企画しました。ひとつのテーブルは最大5人としていましたが、参加者は時折テーブルをまたいで移動したり、飲食していないときにマスクをしていなかったりしていたということです。また、レストラン側のスタッフはこれやめさせようとしなかったとされます。
会員制クラブの詳細やメンバーは明らかにされていません。注意喚起はあったもののに従わずテーブル間移動をした人がいたようです。
規制順守へ
ナショナルギャラリーは、ステーキハウスの運営会社に規制に厳密に従うよう文書を出しました。
ステーキハウス側は規制の理解が不十分だったと反省の態度を示しており、規制順守をより徹底する方針です。Facebook上に謝罪のメッセージを投稿しました。特に、営業停止期間中の予約を取っていた人に対しては謝罪を重ねています。
予約受付は、営業停止期間後の12月23日に再開します。
規制
シンガポールの新型コロナウイルス対策の規制では、5人以上で集まることが禁じられています。飲食店が5人以上の人数での予約を受け付けることも許されていません。例えば、8人で予約して、4人と4人で二つのテーブルに分かれることもダメです。
政府は規制違反が散見されることを深刻に捉えています。外食は必然的に「密」な場になり、マスクを外すタイミングもあり、滞在が長時間にわたるなどのリスクが伴います。
政府は、多くの人が規制を遵守している一方、違反者が一定数いるとして、取締りを引き続き強化する方針です。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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