コロナで個人の「在宅ビジネス」加速の動き、ジョブフェアに登場

昨年4月ごろ、シンガポールは新型コロナウイルス対策の外出制限策「サーキットブレーカー」のさなかでした。在宅勤務中だったアンディニ・ムスリムさん(42歳、女性)はこのころ、家にいながらできるビジネスを副業として始めました。クッキーやミートボールなどの販売です。アンディニさんは本業で別の仕事をしていましたが、昨年12月に解雇されました。もともと副業として始めた食品販売が、今では本業になっています。

1月23日、マレー系の人の居住区として知られるゲイラン・セライにあるコミュニティセンター「ウィスマ・ゲイラン・セライ(Wisma Geylang Serai)」でジョブフェアが開催されました。起業した人が経験を共有し、来場者の起業を促すことがイベントの主目的です。この場にアンディニさんを含め、4つの在宅ビジネスが登場しました。

アンディニさんは起業時の心境を「自分でビジネスを始めるのは恐かったけれど、夫や兄弟が背中を押してくれた。周囲の励ましがなければ『自分でやろう』と決意することはなかった」と振り返ります。また「在宅ビジネスには難しい点もありますが、私の場合は料理を美味しいと言ってもらったり、リピーターができたりするととてもうれしい」と話しました。

ジョブフェアには約20のブースが出展。生涯教育などの事業を行う企業などが主催し、職業訓練の機会や、小売り・飲食分野など約800の求人が示されました。

ジョブフェアに参加したヌファディラ・マーニさん(48歳、女性)は現在、清掃関連の仕事に就いています。マーニさんは飲食系のオンラインビジネスを始めたいと考えており、デジタルマーケティングや起業について学ぶ場を探すため来場しました。「今のトレンドはオンラインビジネス。新型コロナが拡大し、実店舗を構えても客が見込めない。オンラインショップの方が運営も簡単だと思う」と話しました。

シンガポール国立大准教授でもあり、シンガポール国家開発省のムハマド・フェイシャル・イブラヒム担当大臣もこのジョブフェアに登場しました。イブラヒム担当大臣は、会場がマレー系居住区だったこともあり「マレー系のコミュニティの人びとにはあらゆる機会を活用してスキルを磨き、学び直しをしてほしい。そうすればコロナの流行がおさまったとき、より力強く働き暮らしていける」と呼び掛けました。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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