シンガポールのHDBフラットに暮らす単身者が増加。一方、居住者自体は減少傾向に
単身世帯の増加理由として考えられているのが、2013年に規則が変更され、35歳以上の単身者が2部屋購入できるようになったことです。規則が変更される前は、単身者が購入できるのは、中古に限られていました。
2021年2月10日に発表された世帯調査結果によると、単身世帯の割合が、規則変更後の2013年から増加しているのがわかります。
調査は、全体のHDBフラットから約7,800世帯を抽出するサンプル調査で行われました。
【HDBフラットの単身世帯の割合】
・2003年 7.1%
・2013年 8.4%
・2018年 11.9%
HDBは、2008年と2018年の単身世帯の年齢層別内訳も発表。
【2008年の単身世帯の年齢層別内訳】
・35〜64歳以下 67.6%
・65歳以上 31.7%
【2018年の単身世帯の年齢層別内訳】
・35〜64歳以下:51.2%
・65歳以上:47.5%
2018年は2008年と比べて、65歳以上の単身入居者のパーセンテージが上がっています。これらのデータは、単身者が退去することなく継続的にHDBに住んでいることを示しています。
HDB居住者の減少
さらに調査では、HDBフラットの居住者が徐々に減っているという結果が出ています。
2013年には、国民や永住権保持者(PR)を含むおよそ306万人がHDBに住んでいましたが、2018年には2万人減っておよそ304万人となりました。
HDBから民間住宅に移り住む人の増加が理由だと考えられています。
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SingaLife編集部
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